孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

雷雲、雷、雷雨で豊作

2017年04月04日 | 社会観察
注連縄(しめなわ)、その由来を知ってからずっと疑問に感じていたことが、スーッと解決したようなニュースだった。

  この意匠の見事さ

昨日の昼休みに何となく見たネットのニュースは、午後になっても何だか心をウキウキさせてくれているようで、こういうのを朗報っていうのだと感じた。

以下、産経ニュースから抜粋・・・・・・・・・


「雷の多い年は豊作」伝承は本当だった!島根の高校生が実験で突き止める

産経新聞 4/1(土) 14:38配信

「雷の多い年は豊作」伝承は本当だった!島根の高校生が実験で突き止める
「雷の多い年は豊作」伝承は本当だった!島根の高校生が実験で突き止める

 ■松江 カイワレで、学会誌掲載

 「雷の多い年は豊作になる」という言い伝えは本当か-。この疑問の解明に松江市の池田圭佑さん(18)が開星高校(同市)に在学中、カイワレダイコンと放電装置を使って取り組み、「雷を受けると植物は成長する」との実験結果をまとめた。この研究成果は学会誌に掲載され、専門家からも評価を受けた。

  古代人は知っていた

 池田さんは、校内にある実験用の放電装置で落雷と同様の状態を作り、カイワレダイコンの成長の様子を調べた。この結果、種子に50秒間放電してから育てると、放電しなかった種子に比べて成長が約2倍速かった。

また、放電を5分間続けた水道水と、通常の水道水を使って栽培したカイワレダイコンの成長の違いをみたところ、放電した水で育てた方が通常の水に比べて芽の伸びが約2倍になった。

 使った水を分析すると、放電した水は通常の水に比べ、窒素量が約1・5倍だった。窒素は肥料の3要素の一つとされることから、「放電で空気中の窒素が水に溶け込み、成長の違いに影響した」と結論づけた。

(中略)

 京都大大学院エネルギー科学研究科の岸本泰明教授(プラズマ・核融合科学)は、種に直接放電することで成長が促進される原因は不明としながらも、「放電によって空気中の窒素が水に溶け込み、カイワレダイコンの成長が促進されたことを実験で突き止めた点は素晴らしい」と話している。

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  出雲大社の注連縄

注連縄が、雷雲と雷雨、紙垂(しで)が稲妻を表わしていると知ったのは、つい最近だったが、それ以来注連縄を見るたびに、古代人は経験則から雷と豊作の因果関係を知っていたのだろうか、と言う疑問が鬱積していた。

松江市の池田君は、この私のなんとなく鬱々とした心のわだかまりのようなものを、科学の力で吹き飛ばしてくれた。

そして、短絡的かもしれないが、日本人の古代からの自然との係わり合いの密接さが、これまで以上にグッと強いものに感じられるのだった。

科学を超越するような神秘性には、感服させられる。