はぶて虫のささやき

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(旧:はぶて日記)

「無抵抗」≠「相手はそれ以上攻めてこない」

2015-10-30 | 日記
安保法案が改正されて、わけもわからずに、ただただ「反対!」と言っていた連中は、何だかおとなしくなった感じはする。

でも、相変わらず「反対」と叫んでいるヤツはいるわけで、そんな中「攻められたら、降伏すればいい」と言う連中も相変わらずいる。

どちらかと言うと、森永卓郎のようなひ弱なヤツで「お前ら貧乏人は、黙って降伏してりゃいいんだ。オレは、金持ってるし、アメリカに逃げるもんね」みたいな卑怯者が多いと思っていた。

でも、いかにもケンカっ早そうなくせに、同じように「他国が攻めてきたら国民は無抵抗で降伏すればいい」と言っているヤツがいた。

最近おとなしくて、すっかり忘れてしまっていた男・井筒和幸だ。

中日新聞のインタビューで、次のように答えている。


『個別的自衛権だって必要ない。万が一他国が攻めてきたら国民は無抵抗で降伏し、すぐに首相や政治家が和平交渉に出るんです。九条が為政者にそう命じているんです。その方が被害は少ない。ケンカなら一発急所を蹴って逃げてもいいが、国同士なら歯向かえば歯向かうほど血を見ます。権利どころか命がなくなる。
東アジアで戦争が起こるとしたら、相手が血迷った時。抑止力は意味が無い。集団的自衛権を使おうなんてことこそ平和ボケの迷いごと。北朝鮮といつまでもなじりあっててもナンセンス。うまくしぶとく交際を重ねるしかない。
今回若者のデモが盛り上がったのは、戦争に行くなんて愚かでばかげてると思ったからでしょ。選挙がダメなら占拠ですよ。民衆が声を上げる。民主主義らしくていいじゃないですか』

http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1858532.html



この前後ももちろんあるのだけど、何度読み返しても、まったく意味がわからない。

まず「万が一他国が攻めてきたら国民は無抵抗で降伏し、すぐに首相や政治家が和平交渉に出るんです」って、どういう意味?

「国民」は無抵抗で降伏する、というのは、「自衛隊は国民じゃないので、戦ってもいい」ということなのかな?

もちろん、そういう意味ではないだろうけど、無抵抗で降伏した後で、いったいどうやってこの侵略国と交渉するもりなんだろう。

「私たちは一切抵抗しません、降伏いたします。ところで、今後のことですが・・・」とか何とか政治家が言ったところで、「お前らバカなの?降伏するんだったら、黙ってオレらの言うことを聞け!」で終わりでしょうに。

それとも何か?

「なるほど、よしよし。無抵抗とはいい心がけだ。じゃあ、お前たちの言い分を聞いてやろう」なんて言ってくれると本気で思っているのだろうか。

そんなアホな相手だったら、そもそも戦争になんかならないだろう。


それと「その方が被害は少ない」って、どうしてそう言い切れるの?

だいたい、攻めてくる相手は「血迷ったやつ」って、自分でも言ってるじゃん。

そんな血迷った相手が、冷静に交渉に応じるとでも思っているのかね。

「抑止力は意味がない」とは、相手は攻めてくる気マンマンだから、「反撃するぞ」と言ってもムダだよ、って言いたいのだろうか。


とにかく、この短い文章の中の大半が、意味不明だ。

この手の発言をするヤツって、どうも「無抵抗」=「相手はそれ以上攻めてこない」と考えているようで、頭がクラクラする。

しかも、「自分だけは大丈夫と思っている」わけではなく、「お前らはそうしろ、でもオレは逃げる」と思っていそうな連中ばかりで、ホント虫唾が走る。


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2 コメント

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Unknown (和食健康)
2015-11-02 13:12:32
>「無抵抗」=「相手はそれ以上攻めてこない」

日本独自の左翼の典型的な思考なんですよね。
こういった人にこそ海外の歴史を直視してもらいたいものです。
Unknown (はぶて虫)
2015-11-03 03:43:52
>和食健康さん

本気でそう思っているとしたら、相当イタいのですが、こういう連中に限って、シナの行動には何も言わないのですから、頭ん中に何か湧いているとしか思えませんね。

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