病院の18時の夕食後、ウトウトと寝入ってしまいます。私の睡眠時間五時間はまたたく過ぎてしまいます。
真夜中の2時くらいから寝れずにいます。消灯時間を過ぎているので一階の病院の受付付近で本を読んでいます。
ほとんど毎日真夜中の訪問者がやってきます。
正面入り口横に夜間入口守衛室があり、隣がER救命救急センター初療室です。
夜間入口を数人の人がバタバタと通り初療室に入ってゆきます。
きっと交通事故で救急車で搬送された人がいるのです。
60歳くらいのお母さんと、20代の娘さと、3歳くらいのお孫さんと椅子に座っています。
娘さんはぐったりと椅子にもたれかかってます。
お母さんが立ち上がって行きます。守衛さんと当直医と話しているのが聞こえます。
治療してもらえたのかいつも間にかいなくなりました。
若い男女が椅子に座ってヒソヒソはなしています。ずーと話しています。
5時を過ぎて運動の階段のぼりを始めてもずーと話しています。
6時階段のぼりが終わるころにはいなくなっていました。
救命救急センター初療室から女性の大声が聞こえます。
「わたしと弟は関係ない、早く帰して」
酔っ払って頭を打ち道路に倒れていたのを弟さんが警察に保護を頼んだようです。
男女の警察官が付き添うって治療に来たようですが、なかなか治療を受けようとしません。
「治療が終わったら連絡ください」
「終わったら帰していいですか」
「引き取って収監します」
警察官は引き上げていきました。
寝てしまったのか、治療を受けたのか、2時間ほどで静かになりました。
本を読んでいると周りが急に明るくなって、お薬窓口の扉が開きました。
若い女性が来て薬をもらって帰ってゆくと窓口も閉まりました。
4時を過ぎるころから早出の人たちの出勤が始まります。
6時が近づくと車椅子や松葉杖での散歩(運動)の人たちが下りてきます。
わたしの病室のフロアの看護師さんは40人で5人一組で夜勤をします。
夜の放浪者のわたしは悩みの種かもしれません。
今日も外は30度を超えて熱くなりそうです。
ここは最高の避暑地です。(鎖骨骨折の負け惜しみかな)