伝統的大工道具に親しむ会

大工の棟梁が遺した道具一式に親しみ木工を楽しむ会

例会10月23日

2015-10-23 20:24:08 | 日記
気候も良いし、作業に集中するせいか?世間話も少なく、休憩も忘れて木工を楽しみました。


何時もは、我が会の長幼の序に従って? Yさんから例会模様を記すのですが、今日は話の都合上順番を変えます。

一番初めは僭越ながらNです
秘密のベールに包まれていた(なんと大層なもの言いでしょう!)製作中のNの秘密の作品が明らかになりました。
 
左は、前回の写真の部品を仮組立したところです。
そうなのです、これは木馬なのです!
昨年の夏ごろに、Yさんが木馬のミニチュアを作って見せてくれました。その時のミニチュアは、揺れると前進する木馬でサイズアップすると子供が乗れるものだったのですが、いずれはその歩行木馬にチャレンジするとして、今回は子供が乗ることは出来るが前進はしない揺れるだけの普通の木馬を作ってみたいから作り方を教えてと、Yさんに頼みました。
Yさんは作り方が書かれている本を貸してくれました。
それに従って進めたのが今回の工作です。
大きさは高さ約50cmで、3歳ぐらいの幼児用です。ですが、しっかりした造りですので大人が乗っても大丈夫です。
まだ仮組立ですが、Nが乗っても壊れませんでした。
今日は、幼児がぶつかってもケガをしないように、角を落としたり面取りをしたりしました。又Hさんの助言で揺れ過ぎて転倒しないようにストッパーも付けました。
その後もう一度仮組立をしたところが右の写真です。
この後、ビス穴に埋め木の化粧をして、接合部にボンドをつけて本締めしたら出来上がりです。
メンバーの意見では、このまま塗装はしないで木目と木肌の風合いを生かした方が良いのではということですので、そうするつもりです。
ボルト締めのための穴や、ハンドルにする角棒にボルトを通す穴をあけたり、ボルトの切断をしてくれたYさんを始め、何かと励ましたりアイデアをくれたり手伝ったりしてくれた皆さんに感謝感謝!です。


Hさんは、学習机の引出しの製作に取り掛かりました。
今日はまた新兵器が出てきました。Hさんが以前から所有していたという電動ノコです。
 
それに自作のスライドする工作台を取付けたところが右の写真です。
早速引き出しの材料を伐りましたが、さすがに作業が早いといっていました。
いよいよ我が会も「伝統的大工道具に親しむ会」から「電動的大工道具に・・・」ですね!



Yさんは、Nが手掛けた木馬(本によれば板で作るので板木馬というそうですが)に今日から取り掛かりました。
糸鋸名人Yさんが追いかけてくるというのは怖いですねぇ・・・
Yさんの材料の切断は、Hさんの工作台付電動ノコが活躍しました。あっという間に伐り終わりました。
名人が近代兵器の助けを借りたりしたら、Nの作品はどうなるのだぁぁぁ~
  

この木馬、Fさんも次の作品に予定しているし、Hさんもその気みたいです。作り方のコピーを今日差し上げました。
名人、家具製作士、アイデアマンの新たな参入で、Nはますます苦しくなりそうやなぁ~


Fさんの屋外物置はいよいよ最終段階です。
まず骨格を組み立てて、防水と化粧のためにニスを塗りました。完成間近!乞うご期待!!
  
Fさんの車はこんな大きなものが運べるのですねぇ


Aさんは
、今日も講習会帰りです。
ジェットローラに車輪を取付ける穴をノミ加工しました。

近々、市のボランティアのグループの会に完成したジェットローラーを持って行くとのことでした。


それでは今日はこの辺りで!
次回も見て下さいね。








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例会10月9日

2015-10-09 21:24:29 | 日記
良い気候になりました。
秋晴れの午後いっぱいを大工仕事で楽しみました。


Yさんは早くも来年の干支の試作品を見せてくれました。

この中でどれが良いと思うかと皆に聞きます。
それぞれが良いと思うものを頂けるそうです。申し訳ないとは思いつつも、選びました。楽しみですねぇ。

実はYさん今日の仕事は殆んどがNのためのものでした。詳しくは後ほど・・・


Aさんは今日もカローリング講習会の帰りに寄りました。
自然木を利用した自作ジェットローラーの続きです。カンナで仕上げをしていました。




Hさんの学習机が着々と進んでいます。
今日はまず、天袋部分の背板の取り付けです。
接着剤をつけて、背板を当てて、締め具で固定して、固着するのを待ちます。
この後に、はみ出した部分を鋸で切り取って出来上がりです。
  

これで今日は終了かと思っていたら、骨格の組み立て前の全部品を持ってきて組み立てて見せてくれました。
もう大きくなってトラックでなくては運べないだろうから見ることは出来ないと思っていましたので、思いがけなく嬉しかったです。

左は組み立てをするHさんと手伝うYさん。    右は組み立てた全体です。
 


大きさが判るように、未だ組み付けていない扉を支えている人を入れて見ました。
 
大きいですねぇ・・・こんな大きなものがぴったりと組むことが出来るHさんに感心するばかりです。さすが家具製作士ですねぇ。
この後は引き出しなどが出来て収まると完成です。
今年五月から半年弱でここまで来ました。Hさんはこのスピードではプロにはなれないといいますが、楽しみつつ作るのが醍醐味ですもんね。



Fさんはカンナ掛けがうまくなりました。カンナの削り屑が美しくなったとは、Aさんの言です。
屋外用物置も完成間近ですね。
 


さて、Yさんに手伝ってもらっているNですが、前回切断した部品にボルトとナットで組み立てる為のボルト通しの穴開けを手伝ってもらうというより全部Yさんがやってくれました。Yさんは自宅で糸鋸細工の時に活躍するボール盤を持参してくれました。分厚い板をボルトナットで止めるには真っすぐに穴を開けることが何よりも大切ですが、その作業がボール盤でスイスイと・・・いいなぁこんな機械が欲しいぁ・・・なんて思わず呟いてしまいました。
 


その結果、見事に穴が開いた部品です。    それだけではなくYさんは市販の長いボルトを、必要な長さにサンダーで切断してくれました。
木材の穴あけはNでも何とか曲りなりにやれるでしょうが、金工は全く手が出ません。助かりました。
 
おかげでNは大助かりでしたが、Yさんは自分の作業が全くできず、例会の時間もいつもよりも長くなってしまいました。
Yさんありがとう!!!皆さん遅くなってすみません。
次回にはNの秘密の作品の姿も明かされることでしょう。


それではまた次回に・・・










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