伝統的大工道具に親しむ会

大工の棟梁が遺した道具一式に親しみ木工を楽しむ会

例会9月22日

2017-09-22 20:58:44 | 日記
週初めの天気予報では、今週末のはずだった雨が一日早くなって、今日金曜の午後から雨になりました。
雨の中の例会は久しぶりです。

今日も全員集合でした。

何時も何か新しい作品を見せてくれるHさんですが、今日は申し訳ないことにNが前回から始めた”小机”製作の応援です。

Nは殊勝にも、宿題をやってきました。

前回に線引きした材料を伐ってきました。

今日はHさんの協力で、天板と側板になる板それぞれ二枚の接続です。
先ずは、Hさんのトリマーで、天板になるべき板二枚のコバにトリマーで溝を掘ります。Hさんが手本を見せてくれます。


溝を掘ったコバにボンドを塗り付け、その溝に”ビスケット”と称する厚さ5mmほどの合板を15mm幅程度に切ったものを埋め込みます。
ついで固定用のクランプ(これもHさんのものです)で固定して、固着するまで待ちます。今日は雨模様の上、気温もやや低くて固着に時間がかかります。


その間に、側板部分を同様に加工します。
Hさんは、端材でNに練習をさせた後に、本番をやらせてくれました。Hさんがやていると何気なくスイスイと進むのですが、はじめてのNは緊張で腕が震えそうです。

この写真はFさんが撮ってくれました。それにしてもこの写真のNの腕は干からびて筋張って全くジジイの腕ですねぇ・・・Nは眺めて愕然としました。

で、こちらも同様に、二枚を接着します。クランプを締める時に作業台を利用するという素晴らしいアイデアをFさんがくれました。

こうして、今日は天板と側板それぞれの接合が終わりました。

そんな訳で、今日のHさんは自分の仕事は全くナシ!Hさんスミマセン!!

Yさんの新しい糸鋸作品です。

約20cm四方の、大き目の作品で、写真では判り難いですが、迫力がありますよ。

それからYさんは、10cm四方位の板をたくさん作っていました。Nは、さては!と気が付きました。それは来年の干支飾り用ですか?って聞くと、大当たり!!!

そう言えば、9月も間もなく終わり、今年の残り3カ月あまりなのですねぇ・・・



Fさんは、先の連休に”香里ふれあいプラザ”で糸鋸を使った工作教室を開きました。Nは見に行って写真で報告するつもりだったのですが、あいにく台風が近づいてNは見に行けませんでした。
それでもちゃんと見に行ったYさんの写真とFさんの写真で報告します。
 
台風にもかかわらず3家族も来てくれたそうですヨ。
今日は、これも”香里ふれあいプラザ”の仕事で、本棚の棚板の増設の材料調整です。ずいぶんたくさんの数が要るようで、次回には応援が来るそうです。


今日も遅れてやてきたAさんが前回手掛けていた、保育園よりの頼まれものは、こんなものです。

何かのゲームの様ですが、Aさんは、ここまでを頼まれただけで、この先は全く判らないと言います。何だか納得できない感じやなぁ・・・・


といったところで、今日はここまで・・・


例会9月8日

2017-09-07 13:21:40 | 日記
今週は、寝屋川ではもう秋になったのかと思うほどに、気温も湿度も低く爽やかな日が続きました。
今日もそんな一日でしたが、それでも一心不乱に鋸を引いていたFさんの顔からは汗が滴っていました。

会場へゆくと何時もHさんの車が止まっている場所に黒い大きな車が・・・おやっ!Hさんは車を変えたのかな?って思うと車窓から顔を出したのは、”富さん”!
先に来ていたHさんは、会場の準備を済ませた後に、忘れ物!といって家にとりに帰ったとか・・・

やがてやって来たFさんYさんにNは、富さんの差し入れのアイスクリームを「今日は一番初めに休憩だ!」なんて言いながら頂きました。
何時も四時ごろにやってくるAさんはともかく、Hさん!早く来ないとアイスが溶けてしまうよ~~

Hさんは前回にNが溝切を頼んだ”富さん用のAF微調整用ピントテストチャート”の台座を忘れてきたのですね。
やがてHさんが到着、早速組み立ててみました。


富さんは、早速に準備してきたまるでバズーカ砲のような望遠レンズを付けた一眼レフで、そのピント調整テストチャートの”テスト”です。
 
結果はなかなか役に立ちそうだとのこと、良かった!良かった!。
富さんアイスありがとう!!!


さて、Yさんは今日も糸鋸細工の次の作品のための材料調整です。
手頃の板の厚い塗装を剥がすために、サンダーを掛けました。

応援はHさんです。

今日も遅れてやって来たAさんは、前回の保育園に頼まれた”タオル掛”は納品してきましたよって言っていました。
タオル掛の上部に埋め込んだ突起用の小さな棒が余ったと言ったら、たちまちそれを使った次の仕事を頼まれてしまったとか・・・
  
何でも、子どもたちがこの穴にスティックをはめて遊ぶんだそうですヨ。


Hさんが、マタマタ面白いものを作ってきました。

台座はカイズカイブキ、文字盤は桜材の置時計です。文字盤はきっと奥さまの手ですね。
今日はこの時計の増産のための輪切りにした桜材の磨きでした。



Fさんは、二週間後に迫った香里ふれあいプラザの”親子工作教室”用の材料の調整でした。
ハガキ大で4mm厚のシナ合板を量産!

実は昨年の同じ教室で使った残りが、冒頭の富さんのカメラ用の道具の材料だったのです。
教室は、Nも覗いて見ようかナ・・・


さてNは、かつてFさん制作の脇息にもなるというサイドテーブルを見て羨ましくなり、真似をすることにしました。
先ず、もう一度実物を持ってきてもらって、そのサイズを測らせてもらいました。
実用に供しようとするものを作る時、どの程度の大きさにすべきかというところが一番難しい!Fさんの作品があって大いに助かりました。
Fさんはさらに、参考になりそうな写真が載っている通販の雑誌も見せてくれました。
それぞれを参考にして、ホームセンターで廉くて使えそうな板も見に行って、このような見取り図を描きました。
Fさんの作品の様な工夫は凝らしていませんが、Nの腕前に合わせてごく単純な小さな机です。
先ずは、ホームセンターで見つけた板を買ってきました。
売り場には”杉 AD プレーナー”と表示がありました。杉は判るとしても AD プレーナーって何のことだと買って帰ってから気になって調べてみると、ADってのは air dry つまり空気乾燥すなわち自然乾燥した材木のことだそうです。それに対してKD(kil dry)という乾燥機で強制的に乾燥させた材木もあるそうです。プレーナーは電気鉋でざっと表面をきれいにしたものという意味だそうですヨ。これにも何段階かの種類があるそうですが、忘れました。

で今日は、取りあえず線引き!
 
チンタラやっていたらHさんが何を作るのかと聞きます。見取り図を見せたら、まさかビス止めでは?と耳に痛いことを言います。
Nはその通りの積りでした。
Hさんがいうには、この立派な杉材でそれではもったいない、天板の接合にはビスケットを使う方法で、側板との接合はちゃんと組んで・・・長く使えるものを作らなくては・・・と。
Nは、Hさんに弟子入りすることになりました。
Hさんどうか不詳の弟子をよろしくお願いします。


さあ、これからNは心を入れ替えなければね

大いに不安を抱えつつ、今日はこれまで!!!!




大体の大きさに切り分けて次回は鉋をかけて・・・などという予定です。さあ、どうなりますやら・・・