EMクラブ「GX湘南」のホームブログ

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会員との質疑応答(9):乳酸菌の役割について

2012年03月19日 | EM

EM1の乳酸菌の役割について教えて下さい。 

 EM1型の主要菌種として酵母菌、乳酸菌、光合成細菌があります。この中の乳酸菌ですが、糖分を分解し乳酸を作る菌のことです。乳酸が十分になると強い酸性(ペーハー3.5以下)を示すようになり、他の細菌繁殖が起こらない状態、とても穏やかな”安定したが世界”が現出します。消臭軽減効果は乳酸菌の生成した有機酸の中和作用によります。つまり、悪臭を放つ物質はアルカリ性で、強い酸性の乳酸菌が瞬時に中和して消臭効果を発揮するのです。先の”安定した世界”では、EM1内の酵母菌や光合成細菌等は他の菌種の影響を受けずに、本来の活動が持続的に出来るようになるのです。こう考えると、乳酸菌は消臭効果と共に、糖分の分解、酵母菌と光合成細菌との共生関係で、土壌改良を進め、理想的な「発酵合成型土壌」を作り出す「有用菌」の一つと言えます。