EMクラブ「GX湘南」のホームブログ

EMによる健康管理、有機栽培、住環境改善や河川浄化、等の体験を共有化しています。

EM Q&A(21):河川浄化で、きれいになったとの判断について(比嘉先生直伝)

2012年01月10日 | EM

EMに関する比嘉先生直伝のお話を紹介しています。EMへの理解度を上げ、各用途で効果的な成果を上げれる様ご活用下さい。


(Q)ヘドロが堆積した浅いせせらぎをEMで浄化していますが、きれいになったとの判断はどのようになった段階ですか。

(A)最初はヘドロが分解され臭いが無くなった段階です。そして最終的には生態系が復活したことが確認できた段階です。EM を川に投入すると、川底に溜まったヘドロは炭酸ガスとメタンに分解され、メタンは更にアミノ酸と糖分に変わります。これで川からの臭いは消えています。アミノ酸と糖分はプランクトンのエサになりますので、生態系の基盤が確立されます。プランクトンはゴカイなど底質生物のエサとなり、プランクトンや底質生物は小魚のエサとなります。小魚は大きな魚のエサとなり、魚のフンは水草や芦など川辺の草を育てます。草は水も浄化します。川辺に昆虫が生息し魚や昆虫を食べる水鳥も飛来するようになり本来の自然が戻って生態系が復活します。この段階が目標であり生態系の一部である人間にも快適な環境、きれいになった環境といえます。