進め!Gucchan号!

房総半島をメインフィールドに、マイボートで大物を追いかけています。陸っぱりやワカサギも。釣りがメインのブログです。

それは突然の事だった…

2017年10月11日 | NEO390 釣行記

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キャスティングプラグをアクションさせるとき、

ロッドで手前側に引っ張りリールを巻く、を繰り返します。

アクションとアクションの間に、ほんの0コンマ数秒ほどの静止時間があります。

ロッドはMCワークスセブンマイルズ777CR、

リールはステラSW14000XG、

メインラインがPE6号、リーダーはナイロン製130ポンド。

まさにマグロでもいける最強タックルです。

 

それは突然起こりました。

ほんの0コンマ数秒の静止時間、

プラグの周りの海の色が黒く変色しました。

「来るっ!」

直感的にそう感じました。

その直後、大きく盛り上がる水面。

海水の山の頂上から飛び出す巨大な魚。

190mmの別注平政が一口で飲み込まれたように見え、

その後、かつて経験のないほどの大きな魚体が反転、黄色のラインがはっきり見えました。

「ブォクオォーーーンッ!」

久しぶりに体験するヒラマサの海面アタックです。

NEOは船底の位置がミニボートとしては高めで、

立ってキャスティングできるため、

ゴムボートでは見えなかった水面の変化や魚の動きがよく見えます。

 

そのサイズが普通でないことは20m以上離れていてもよくわかりました。

一呼吸置いて、ロッドを持つ手にずっしりと重さがかかります。

「うりゅあ、おりゃあ、よっしゃー!」

3回に渡る大アワセ。

がっしりフッキング。

「よしっ!」

 

デカマサとの勝負に負けるときは、

予測のできないタイミングで一気にパワーをかけられ、

反撃に出る前の最初の突っ込みで主導権を握られます。

でも、今回は大丈夫。

一連の流れを全て目視していたぐっちゃん、しっかり準備ができていました。

普通ならこの時点でかなりの勝算があります。

が、

「ジ、ジジジジジジジジーーーーーーッ」

しっかり準備して構えていたはずなのに、

信じられないパワーでステラSWのドラグを鳴らします。

水深は…、

わずか9m

「ま、まずい…!」

NEOの右舷に片足をかけ、ロッドの竿尻をお腹に当て、右腕で耐えながら、

敵のパワーが緩んだすきにドラグを絞めこみます。

しかし、

「ジジジジジジジジーーーーーーッ」

止まりません。

何度も何度も敵のパワーが緩んだタイミングでドラグを締めこみますが、

その度に衰えるどころかどんどん強くなる敵の動き。

「グオン、グオン…」

ヒラマサ特有の首振りです。

しかし、その1回の首振りのサイズが半端じゃありません。

かつて経験したことが無いほどの大きさなんです。

なんだかんだで1分ほど耐えましたが、ほとんどラインを巻くことができず、

逆に少しずつ出されていきます。

放出したラインは30m以上だったと思います。

最初の20数mを加えると50m以上ラインが出ています。

そして水深は9m。

 

それまでボートから離れる方向で、次いで左右に暴れていた敵は、

ついにボート側に泳ぎだし、ボートの真下を通過。

ロッドを立てて止めることができず、ティップは水面下に突っ込みます。

そして…、

「プツンッ」

実際にそんな音がしたわけではありませんが、

体感的には聞こえましたよ。

根擦れでPEラインがブレイクしたんです。

 

この日、ジギング遊漁船で10kgオーバーが数本、

最大20kgのヒラマサが上がったと聞きました。

数は出ていませんがサイズはビッグです。

ぐっちゃんがばらしたヒラマサも、まさにモンスターでした。

今まで数多くのデカマサをばらしていますが、

今回は勝てる条件が揃っていただけに、最も悔しいバラシになりました。

 

以上が本日のハイライトです。

過去の経験から、今まであげたことが無いサイズであったことは間違いありません。

15kgか、20kgか、あるいはそれ以上か…。

またひとつ、外房の海に宿題を残してしまいました。

 

 

ここから先はオマケです。

気が向いたらお読みください(笑)

 

一緒に浮くはずだったO君が前日の登山で名誉の負傷、

久しぶりに単独釣行となりました。

外気温は17℃。

朝は少し涼しいくらいでした。

 

現地では、

NEO-Gucchan号に、

 

ステキチさんのトンボーイ123、

 

約1年ぶりののんべえ丸さんも参戦です。

 

この他、JBB280さんが珍しくタンデムで参戦、

ボートエースさん、パーフェクターさん、トラック運搬のFRPボートさん、

ゴムボートも一艘、その他…。

まあまあの数が揃いました。

 

日の出です。時刻はAM5:45。

風は微風ですが、御覧のように細かい波があります。

 

この日はキャスティングとジギングを半々でやろうと思っていました。

魚探反応は、

ご覧のようにまずまず。

場所によってはカンパチと思われる反応がガンガン出ます。

 

眉唾水温計は23℃でした。

 

海面は前週のように澄み潮ではなく、緑かかったいい感じの適度な濁りがあり、

今日は行けそうな気がする、と勝手に期待します。

しかし釣れません。

投げてしゃくって投げてしゃくってを繰り返しているうちにあっという間にAM7:00を過ぎます。

 

JBB280さんが近づいてきて、

「アジ場にもヒラメ銀座にもベイトが全然いません!」

と情報をくれました。

うーん、前週はヒラメ銀座でショゴ祭りだったと情報があったのですが、

居場所が変わってしまったようです。

 

久しぶりの1人釣行なので、めったに行かない場所まで行ってみようと思いました。

ステキチさんが深海釣りをしているはずの西の深場へ…。

鴨川の街がこんなに近くに見えます。

が、ステキチさんの姿はありません。

後から確認したところ、さらに沖にいたそうで、

仕方ないのでドライブならぬクルージング。

 

いつも陸っぱりでアジングをする漁港です。

はじめて海側からアプローチしてみました。

港内へ…。

過去の画像を探してみると、

撮影の向きは当然逆なんですが、こんな感じです。

 

クルージングを終えて、またいつもの海域に戻ります。

西の実績場から再チャレンジ。

時刻は早くもAM10:00です。

時間とともに東風が強くなってきて、けっこうな波が立ち始めました。

うねりも高くなってきています。

そしてAM10:30ころ、この記事の冒頭のドラマが起こりました。

以下、文頭に戻って確認ください(爆)

 

……………………

  

失意のぐっちゃん。

愛着のあったシルバーの別注平政190Fがなくなってしまったので、

リーダーシステムを組み直し、ピンクの別注平政190Fで再スタート。

でも、ぐっちゃんは知っています。

最初にして最大のチャンスを逃した敗者に、海はめったに微笑まないことを…。

 

不規則な波は潮流と風が相反することを示しています。

そしてこの日唯一の釣り上げた魚は、

まだまだいるよ、デコッパチ(♀)。

 

ふらふらと東のポイントに再移動している途中、ご機嫌な笑顔のステキチさんに会いました。

こんなに笑顔なんですが、水面下の船外機ペラは凄いことになっていたそうです。

このいきさつはステキチさんのブログで確認ください。

 

その後少しだけジギングをやりましたが、ショックから立ち直ることができず、

PM0:30にストップフィッシング。

 

西のかの地まで行ったために航行距離は50kmを超えました。

燃料は、

20リットルくらい使いましたね。

 

この日の行動エリアはいつもの倍くらい行きましたね。

 

ボートをトレーラーに乗せるときに、

ウインチストラップが切れかけていることを発見。

帰宅後にすぐに注文しました。

 

超久しぶりのトップ、しかもモンスタークラスのデカマサ、

先に書いた通り、外房に宿題を残してしまいました。

『逃した魚は大きい』ヒラマサ釣りに関しては真実です。

今回は失意と自己嫌悪でいたたまれない思いをしましたが、

次回の目標ができたと思ってさらに精進します。

「ヒラマサ釣りは奥が深くて難しい」

だからこそ、またチャレンジするんですね。

 

来週はちょっと旅行を予定していまして、

外房釣りはお休みです。

ネタができたら旅行記を書くかもしれません。

 

それではまた おやすみなさい

 

 


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26 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
残念(>_<) (kenken)
2017-10-11 01:40:33
デカマサ残念でした❗️久しぶりにトップで出したんですね。次回獲りましょう☺️
NEOでの10㎏オーバー、いや20㎏いっちゃいましょう✨
来週は外房ジギングトーナメントなので、また後日参戦させて頂きます❗️
想像に難くない (日野)
2017-10-11 07:03:51
間違いない奴にやられましたね。心中お察しします😭その悔しさを持ってれば次回は必ず仕留められますよ!私も前回ブレイクされたので次回頑張ります^_^
Unknown (JBB280)
2017-10-11 07:19:49
マグロタックルでも取れないデカマサ居るんですね。
しかし毎回何かドラマがあって羨ましいです。
今度はいろいろやらずに竿2、3本で粘る必要ありと反省してます。
珍しく息子が行ってくれたのですが、ベイトはいなく沖に行ったら酔っちゃって真っ青になるしさんざんでした。。。
ところでトレーラブル化が加速している理由が漸く分かりました!
荷物沢山あり嫌になりながら片付けているそばに来て「トレーラ楽ですよ!」と囁く人がいたのです。(笑)
ではでは🙋
モンスター (あひ)
2017-10-11 09:11:43
おはようございます!

ついにモンスター出現!
ヘビータックルで、しかもぐっちゃんが揚げられなければ、誰が揚げることができようか。

シャローで出会ってはいけない相手だったんでしょうね~。
Unknown (ステキチ)
2017-10-11 11:24:34
釣行お疲れ様です!
今回の超大物を仕留めるには、上下の口を縫いとめ呼吸をできなくする地獄カカリの状態か、根のないところでやり取りするしか思いつきません。
スプールを手で抑えるのは怪我しそうだし、マグロリングでも使いましょうか(笑)

今シーズン中にぐっちゃんストラテジーで超大物攻略お願いしますよ!
kenken君へ (ぐっちゃん)
2017-10-11 11:28:23
kenken君、コメントありがとうございます。
やらかしてしまいました。ちょっとどのくらいのサイズだったのか経験が無いのでわかりませんが、笑えないデカさでした。
あのパワーを抑え込むシュミレーションをしなければなりません。絶対にリベンジしたいですね。
僕も来週は外房での釣りをお休みします。次回はちゃんと準備をして挑みます。
日野さんへ (ぐっちゃん)
2017-10-11 11:37:18
日野さん、コメントありがとうございます。
この体験を実感として理解していただけるのは日野さんだけだと思います。
これだけのタックルでラインが止まらないなんてあり得るの?って言われたりしますが、現実はここに書いた通りです。
ここまで好条件で勝負に挑めて惨敗ですから、よほど運が良くないと獲れないかもしれません。それでもここで諦めるわけにはいきませんので、再チャレンジあるのみですね。
ただし、このサイズのビッグファイトは年に1回あるかないかだと思いますので、いつ次のチャンスが来るのかと思うと…、今回のバラシはショックが大きいですね。
JBB280さんへ (ぐっちゃん)
2017-10-11 11:50:31
JBB280さん、コメントありがとうございます。
今回のタックルでも水深が50mあって底が岩礁帯でなければ十分時間をかければ獲れたと思います。
問題は超浅い岩礁帯でラインをできるだけ出さずに勝負しなければならない環境なので、一筋縄では行かないという事です。
20mそこそこしかラインが出ていない状態でモンスターサイズがかかると、そのパワーは半端じゃありません。本当に海に引きずり込まれるような感じになりますよ。
今回の外房はけっこううねりがありましたから、息子さんにはかなり厳しい海でしたね。こればっかりは慣れるしかないです。
 
ん?トレーラブル化の元凶?ちゃんと帰ってからのメンテナンスが大変と言ったじゃないですか。とはいえ、店を広げている横をルンルンと帰ったのは事実ですね。失礼しました。
あひさんへ (ぐっちゃん)
2017-10-11 11:54:04
あひさん、コメントありがとうございます。
いやー、久々にすごいのをかけてしまいました。今回は勝てる条件が揃っていたので行けるかなと思ったのですが、相手のサイズが想定以上でした。
もちろんこのサイズが沖でかかれば取れる可能性は上がりますが、シャローでこそのデカマサですから、次回があればさらに準備を万端にして挑みますよ。
かけた瞬間、こんなの持ち帰れないなーって考えていたのは内緒です(爆)
ステキチさんへ (ぐっちゃん)
2017-10-11 11:56:46
ステキチさん、コメントありがとうございます。
失意でボロボロの姿をお見せしてしまいました。失礼しました。
こんなことがあるからチャレンジは止められないんですよね。
次回も投げまくりますよ。
そちらは大物ヒラメをお願いしますね。

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