思い出をあける鍵

ダブルディスクのエンピツマフラー再生記

ブレーキキャリパーの組み立て

2012年11月02日 | GT750 再生

今日は「くぼちゃん」にブレーキキャリパーの組み立て方を教えてもらったんだな。
「くぼちゃん」とは20年くらいの付き合いになります、
僕のような素人ではありません、「プロ」の人です。
前準備で再塗装に出しておいたキャリパーの部品を洗浄します。


部品は洗浄してから、再塗装に出しますが塗装が上がった来た部品はもう1度洗います。
お湯と洗剤で洗うと・・ほらこのとおり、結構なダストが出てきます。


最近は塗装剥離にサンドブラストが多く使われます、見た目にはわかりませんが
洗っておいて損はないと思います。


タオルで拭いてからエアーガンで水気を飛ばします。


ネジ山も同様にエアーブロー。


準備完了。(「くぼちゃん」待ち)


キャリパーのO/Hキットです。


13時半頃「くぼちゃん」が登場~
いきなりですが、古いピストンシールを外し忘れていました。
(「くぼちゃん」に指摘されるまでわからんかった・・・)
このシールを外す時は「金属製の物はあかんよ~」との事です。
竹串がベストだそうですが、探してる間に「くぼちゃん」が指の爪で外してくれました。
マイナスドライバーとかは絶対にあかんよ~


ピストンの修道面が荒れているのがよくわかります、
指でさわって「ザラザラ」しているようであれば600番程度のペーパーで磨いてあげます。
同様にピストンシールの入る溝も軽くペーパーで磨きます。


指で触って「ザラザラ」が無くなったらOKです。
確認のため、ピストンシールを入れる前にピストンだけをを入れてみます。


真っすぐに


スッ!と入ればOK~
ちょっとでも「ひっかかり」があったら磨き直しをします。
(指でグッと押して入ったらOKはあかんそうです。)
「最近はここまでチェックするとこ(店)少ないけどねぇ・・・」
「組んだ後のタッチが全然違うんやけど」とボソッと「くぼちゃん」


新しいピストンシールにはシリコングリスを少し塗って。


新しいピストンシールが入りました。


次はダストシールの取り付けです。


ピストンの溝にシールのリップをはめます。


こんな感じ。


出来上がり~
「くぼちゃん」がパーツリストを見ながら・・・
「う~ん、おかしい・・・」
「何が?」
「このダストシール、どうやって固定するの・・・」
「そやけど、パーツリストにはそんな部品載ってへんやん??」
「う~ん・・・そうやけどこのままやったらピストン動いたらシールも一緒に出てきよる・・」
「このまま組んだら、いけるて!」
「いやぁ、おかしい。他に何か部品なかった?」
「無かったと思うけどなぁ、それにパーツリストに無いで・・そんな部品」



「くぼちゃん~、こんなん出てきた!!」
「ほら~!!あったやんか、これでわかった!!」


ここにはまって、この隙間にダストシールのリップをいれるんやね。
これでダストシールは固定できる!!


ピストンの摺動面とピストンシールのリップに薄くシリコングリスを塗ります。


真っすぐにピストンを入れて。


シールのリップを入れます。


出来た!!

                               つづく














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