今日は「くぼちゃん」にブレーキキャリパーの組み立て方を教えてもらったんだな。
「くぼちゃん」とは20年くらいの付き合いになります、
僕のような素人ではありません、「プロ」の人です。
前準備で再塗装に出しておいたキャリパーの部品を洗浄します。
部品は洗浄してから、再塗装に出しますが塗装が上がった来た部品はもう1度洗います。
お湯と洗剤で洗うと・・ほらこのとおり、結構なダストが出てきます。
最近は塗装剥離にサンドブラストが多く使われます、見た目にはわかりませんが
洗っておいて損はないと思います。
タオルで拭いてからエアーガンで水気を飛ばします。
ネジ山も同様にエアーブロー。
準備完了。(「くぼちゃん」待ち)
キャリパーのO/Hキットです。
13時半頃「くぼちゃん」が登場~
いきなりですが、古いピストンシールを外し忘れていました。
(「くぼちゃん」に指摘されるまでわからんかった・・・)
このシールを外す時は「金属製の物はあかんよ~」との事です。
竹串がベストだそうですが、探してる間に「くぼちゃん」が指の爪で外してくれました。
マイナスドライバーとかは絶対にあかんよ~
ピストンの修道面が荒れているのがよくわかります、
指でさわって「ザラザラ」しているようであれば600番程度のペーパーで磨いてあげます。
同様にピストンシールの入る溝も軽くペーパーで磨きます。
指で触って「ザラザラ」が無くなったらOKです。
確認のため、ピストンシールを入れる前にピストンだけをを入れてみます。
真っすぐに
スッ!と入ればOK~
ちょっとでも「ひっかかり」があったら磨き直しをします。
(指でグッと押して入ったらOKはあかんそうです。)
「最近はここまでチェックするとこ(店)少ないけどねぇ・・・」
「組んだ後のタッチが全然違うんやけど」とボソッと「くぼちゃん」
新しいピストンシールにはシリコングリスを少し塗って。
新しいピストンシールが入りました。
次はダストシールの取り付けです。
ピストンの溝にシールのリップをはめます。
こんな感じ。
出来上がり~
「くぼちゃん」がパーツリストを見ながら・・・
「う~ん、おかしい・・・」
「何が?」
「このダストシール、どうやって固定するの・・・」
「そやけど、パーツリストにはそんな部品載ってへんやん??」
「う~ん・・・そうやけどこのままやったらピストン動いたらシールも一緒に出てきよる・・」
「このまま組んだら、いけるて!」
「いやぁ、おかしい。他に何か部品なかった?」
「無かったと思うけどなぁ、それにパーツリストに無いで・・そんな部品」
「くぼちゃん~、こんなん出てきた!!」
「ほら~!!あったやんか、これでわかった!!」
ここにはまって、この隙間にダストシールのリップをいれるんやね。
これでダストシールは固定できる!!
ピストンの摺動面とピストンシールのリップに薄くシリコングリスを塗ります。
真っすぐにピストンを入れて。
シールのリップを入れます。
出来た!!
つづく