goo

国際環境NGO FoE Japan 活動レポート

第1回寄付(2007.08~2007.11までの「緑のgoo」収益からの寄付)金額 450,000.- 
国際環境NGO FoE Japan 様から、活動レポートをいただきました。




このたびは「緑のgoo」企画を通じて、FoE Japanの活動をご支援いただき、誠にありがとうございます。いただいたご寄付は、以下の活動資金の一部として、大切に使わせていただきました。


アムールトラの住む森、タイガを守る活動

日本から飛行機で1時間半という近さにあるロシア極東沿海地方。都市部から車で約5時間。舗装されない林道の終着点には、今も開発されずに残る広大な森林地帯が広がり、この土地の命の川であるビキン川が流れています。

ここでは、絶滅の危機に瀕するアムールトラのほか、多くの動植物や先住民族が森の恵をうけて生活をしています。しかし、旧ソ連解体後の市場経済の台頭による無秩序な開発、森林ガバナンスの低下により様々な環境破壊が引き起こされ、この大自然に危機が訪れています。

FoE Japanは、この生物多様性豊かな森林地帯を効果的に保全し、森に生きる先住民族ウデヘ人の伝統的な生活や文化を守るため、現地NGOやウデヘの人々への支援活動をおこなっています。ウデヘ人の暮らしの安定と文化の伝承を支援するため、民芸品のフェアトレードを行い、また、密猟者の侵入を抑制するため、監視活動を行う地元住民の組織に協力しています。2007年には、ビキン川流域に4箇所の休猟区を設定することに成功しました。





日本の市民に向けた普及啓発活動

FoE Japanでは、日本や海外の政府・省庁、一般市民への働きかけを通じて、気候変動や森林破壊、途上国開発などの国際的な環境問題への取組みから、脱使い捨て社会の実現に向けた取組みなど、「社会のしくみを変える」活動を幅広く行っています。根気のいる活動ですが、これより、将来に渡って公正・公平な社会を実現することを目指しています。

日本の市民への働きかけは、FoE Japanが取り組む環境問題について伝え、幅広く支持を得ることで、解決に向けての大きなムーブメントを起こす契機となります。FoE Japanでは、セミナーやシンポジウムなどのイベントを通じて、普及啓発活動を行っています。

●国連バリ気候会合COP13報告会~国際交渉と市民・NGOの働きかけ"Climate Justice"(2008年1月)
2007年12月にバリで行われたCOP13へ参加したスタッフが、会議での議論の様子や温暖化問題における南北格差問題への取組みの必要性について伝えました。

●「アースデイ東京2008」へ出展(2008年4月)
「過去も未来も遠くの国も、どこかで私とつながっている。」をテーマに、私たちの日常生活と温暖化や森林破壊といった環境問題との関わりを紙芝居を使って楽しくわかりやすく伝えました。




◆FoE Japan 公式サイト: http://www.foejapan.org/
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
   WWF Japan 活... »