本日、新型インフルエンザ等草加保健所管内地域別対策研修として、
「西アフリカにおけるエボラ出血熱流行の背景と教訓」と題して
東京都保健医療公社豊島病院 感染症内科 足立拓也先生から
お話しがありました。
今回の内容はこの講演で内容から抜粋です。
エボラ出血熱は1976年に発生を確認、今から40年前のことです。
自然宿主はオオコオモリ。抗体を持っているから、というのが根拠で、
このコオモリからウイルスが検出されたわけではありません。
発生、流行の要因としては、
貧困のため、食を求めてコオモリなどに接触。
入院先がないため、病人を家庭で看病するため、家庭内で感染してしまう。
医療施設で手袋、注射針などが不足し、院内感染する。
特に注目すべきこととしては、
隔離(隔離措置への配慮不足)
葬儀の習慣:死体を浄めて埋葬(死体を素手で触れることによる感染)
などがあったようです。
基本の対策はエボラでも新型
インフルエンザでも同じです。
地域性などに配慮して対策を
こうじることが大切だそうです。