漢方~徒然なるままに~

漢方のこと、お店のこと、最近気になること、
趣味のことなど幅広く語りたいと思います。

エボラ出血熱の講演

2017年02月03日 15時47分55秒 | 薬剤師

本日、新型インフルエンザ等草加保健所管内地域別対策研修として、

「西アフリカにおけるエボラ出血熱流行の背景と教訓」と題して

東京都保健医療公社豊島病院 感染症内科 足立拓也先生から

お話しがありました。

今回の内容はこの講演で内容から抜粋です。

 

エボラ出血熱は1976年に発生を確認、今から40年前のことです。

自然宿主はオオコオモリ。抗体を持っているから、というのが根拠で、

このコオモリからウイルスが検出されたわけではありません。

 

発生、流行の要因としては、

貧困のため、食を求めてコオモリなどに接触。

入院先がないため、病人を家庭で看病するため、家庭内で感染してしまう。

医療施設で手袋、注射針などが不足し、院内感染する。

特に注目すべきこととしては、

隔離(隔離措置への配慮不足)

葬儀の習慣:死体を浄めて埋葬(死体を素手で触れることによる感染)

 などがあったようです。

 

基本の対策はエボラでも新型

インフルエンザでも同じです。

地域性などに配慮して対策を

こうじることが大切だそうです。     


みさと健和病院地域医療連携懇談会

2017年02月01日 22時22分52秒 | 薬剤師

今回で第14回になるそうです。

今年は例年になく多くの方が参加していました。

三郷市内のほか、草加 八潮 松戸 流山 など周辺の病院、クリニックの

方も出席されています。

今回は~各診療科の紹介~という内容です。

救急総合診療科:前回の懇談会でも救急診療科のお話しがありましたが、

今回は症例についていくつか報告してくださいました。

健康な方の緑膿菌市中肺炎や、発熱精査で側頭動脈炎がわかった例など

興味深い話を聞くことができました。

 

緩和ケア:個人的にはとても興味のある分野です。

緩和ケア病棟医長の久保先生、外科の先生ですが、

緩和ケアを担当するようになり

”がんの苦痛を緩和するためには、薬だけでなく、

それ以外のことがとても大事だ”

ということがわかったそうです。

医療者からみる最高の治療でも患者にとっては最高

とは限らず、患者の思いを中心にした”治療+癒し”が

重要だとか。

個人的には緩和ケアについてもっと勉強したいと思っています。

糖尿病・内分泌科:健和病院は糖尿病治療に力を入れていて、

現在3000人の通院者がいるそうです!

また、内分泌疾患についても原発性アルドステロン症などの

治療も力を入れているそうです。

 

消化器内科:今話題のC型肝炎の治療、SVRは95%。

抗癌剤治療も頑張っているみたいです。癌センターで治療後の通院など

にも対応。

 

末梢血管外科:導入順序としては三愛会→中央病院→最後が健和でしょうか。

昨年12月からなので実績についてはこれからのようです。

 

ものわすれ外来:2年間で62名の受診。火曜午後だけのようです。

もう少し診療枠を増やして頂くと紹介しやすいのですが。