マルタには狭い国土に365もの教会があります。
紀元60年に聖パウロが漂着したのが発端だそうです。
16世紀、聖ヨハネ騎士団がマルタに本拠地をおいたことで、ローマカトリックは
この国にさらに深く根をはることになりました。
信者ではありませんが、教会を訪れるのも旅の楽しみのひとつです。
マルタの古都イムディーナでは、聖パウロ教会、カテドラル(大聖堂)を訪れました。
聖パウロ教会は聖パウロが漂着してしばらく隠れ住んだ洞窟の上に建築されました。
カテドラルはイムディーナのほぼ中央、聖パウロ広場に立つ壮大な大聖堂です。
マルタの教会の中で最も権威ある教会です。
ゴゾ島に渡り訪れたのが、タピーヌ教会、ゴゾ大聖堂です。
今回訪れた教会の中で、特に気にいったのがタピーヌ教会です。
ゴゾ島西部の田園の中に立つ荘厳な教会です。
周りに何もなく訪れる人々も多くはありませんが、ネオロマネスク様式の美しい教会です。
マルタ島では、古都イムディーナの教会の他、ゼイトゥーンのパリッシュ教会と
ヴァレッタの大聖堂を訪れました。
パリッシュ教会はHop-on-hop-offという観光バスに乗るために立ち寄った教会です。
開館時間ではありませんでしたが、親切にも参観させていただけました。
ヴァレッタの大聖堂は1577年にジェロラモ・カサールにより騎士団の修道教会として
立てられました。町の中に溶け込んで立っている教会なので、少し迷いましたが、
中に入るとびっくり。
とにかく派手きらびやか
床は一面、大理石の墓標があり、左右には騎士団の出身地ごとの礼拝所が置かれています。
そして大聖堂美術館にはカラヴァッジオのすばらしい絵画をみることができます。
この教会では音声ガイドがあり、天井画、各礼拝所などについて詳しく説明してくれる
のですが、私は十分な時間がなく3分の1ぐらいの説明を断念しました。
たっぷり観光時間をとることをお勧めします。
教会を巡る旅もいいものですヨ。