小学校1年生の時のことです。
給食のカレーにレバーが入っていました。
公式には、私がレバーを口にしたのはこれが初めてのことでした。
その不味さたるや衝撃的で、「いったいこれはなんだ?!」と、少しかじって口から出したものを見せて周囲の同級生に尋ねたところ、「これは犬のフンではないか」と誰かが言いました。
果たしてその誰かは冗談のつもりで言ったのか、真面目に言ったのか、今となっては確かめようのないことですが、当時の私が大いに納得したのは確かな事実です。
純粋な私は、「給食に犬のフンが入っていました。」と、涙目で担任の先生に報告しに行きました。
先生がどういうリアクションをしたかは覚えてませんが、きっと呆れていたことでしょう。
本当に犬のフンが混入していたら、今よりも緩い昭和の時代だったとはいえ、大問題になったはず。
特に大事にもならず、私も無理してレバーを食べた記憶もないので、その場は先生が上手くなだめてくれたのだと思います。
その後何かの拍子で、レバーをレバーとして分かった上で口にする機会があり、あの犬のフンがレバーだったのだと知りました。
硬く焼かれたレバーは、子供の口にはやはりひどく不味いもので、以来大人になるまでレバーは嫌いな食材の筆頭となったのです。
しかし、今も嫌いかというと決してそんなことはなく、むしろ好きな食材と言っていいでしょう。
成長すると人の味覚って変わるものですね。
きっかけは、社会人になってから焼肉屋さんで食べた、上等なレバ刺しでした。
予想外に美味しくて、私はすっかりレバーを見直したのです。
いま思えば、煮込まれてパサパサになったカレー味ではなくて、レバ刺しという形で出会っていれば、最初からレバー好きになっていたかもしれませんね。
ちなみにその小学校では、私の訴えが聞き届けられたのか知りませんが、カレーにレバーが入ることはその後ありませんでした。
めでたし、めでたし。
給食のカレーにレバーが入っていました。
公式には、私がレバーを口にしたのはこれが初めてのことでした。
その不味さたるや衝撃的で、「いったいこれはなんだ?!」と、少しかじって口から出したものを見せて周囲の同級生に尋ねたところ、「これは犬のフンではないか」と誰かが言いました。
果たしてその誰かは冗談のつもりで言ったのか、真面目に言ったのか、今となっては確かめようのないことですが、当時の私が大いに納得したのは確かな事実です。
純粋な私は、「給食に犬のフンが入っていました。」と、涙目で担任の先生に報告しに行きました。
先生がどういうリアクションをしたかは覚えてませんが、きっと呆れていたことでしょう。
本当に犬のフンが混入していたら、今よりも緩い昭和の時代だったとはいえ、大問題になったはず。
特に大事にもならず、私も無理してレバーを食べた記憶もないので、その場は先生が上手くなだめてくれたのだと思います。
その後何かの拍子で、レバーをレバーとして分かった上で口にする機会があり、あの犬のフンがレバーだったのだと知りました。
硬く焼かれたレバーは、子供の口にはやはりひどく不味いもので、以来大人になるまでレバーは嫌いな食材の筆頭となったのです。
しかし、今も嫌いかというと決してそんなことはなく、むしろ好きな食材と言っていいでしょう。
成長すると人の味覚って変わるものですね。
きっかけは、社会人になってから焼肉屋さんで食べた、上等なレバ刺しでした。
予想外に美味しくて、私はすっかりレバーを見直したのです。
いま思えば、煮込まれてパサパサになったカレー味ではなくて、レバ刺しという形で出会っていれば、最初からレバー好きになっていたかもしれませんね。
ちなみにその小学校では、私の訴えが聞き届けられたのか知りませんが、カレーにレバーが入ることはその後ありませんでした。
めでたし、めでたし。