くぬぎのたろぐ

くぬぎ太郎の日常的視点

今年のベスト

2010-12-31 09:54:17 | Weblog
今日は大晦日です。
一年間お疲れ様でしたことですよ。

先週のクリスマスイヴっていうか、
私の31回目の誕生日に引き続き、
この年末は何やら節目の日にブログの更新日が重なります。

せっかくの大晦日ですから
今週は「今年のベスト」ということで
基本的に家に引きこもっている私が
見て聞いて体験したモノやコトのベストを
振り返ってみましょう。

【2010年マイベスト】映画:「なし」
「なし」というタイトルの映画ではありません。
え~、今年一年を振り返ってみて気が付いたのですが
一度も映画を見ていません…!!
なんということでしょう。

【2010年マイベスト】ドラマ:大河ドラマ「太平記」
いつのドラマだよ!っていう
ツッコミが方々から聞こえてきそうですが
家にテレビを置いていないので今年のドラマは何も知りません。
「太平記」はDVDを借りて見たのですが
これには釘付けでしたね。

【2010年マイベスト】漫画:「テルマエ・ロマエ」
友人から借りました。
ようやく現在進行形の話題ですね。
内容と画風のミスマッチ、
ちゃんと史実に則ったストーリー展開がツボでした。
水回りメーカーの元社員としては外せません。

【2010年マイベスト】本:「ガウディの伝言」外尾悦郎・光文社
誰のものか不明ですがなぜか家の本棚にあった一冊。
ガウディ亡き後、詳細な図面も模型も戦火で焼けてしまったのに、
なぜサグラダ・ファミリアを作り続けられるのか。
一見有機的な形に見える造形に隠された規則性や
随所にある装飾の意味と機能が解説されてます。

【2010年マイベスト】イラスト:全部
常にベストです。
かっこいい!

さて、こんなところでしょうか。
全体的にもっと外へ打って出なくてはいけんませんね。

ちなみに今年一番嬉しかったことは
以前勤めていた会社の上司が異動になり、
その送別会に呼んでいただけたことでしょうかね。

え、今週のイラストの意味が知りたい?
これは「黒鹿」です。

まだきちんと集計してませんが、
今年の事業の収支はちょっぴり黒字、
もしくはドス黒い赤といったところで、
大赤字だった初年度からは大分良くなりました。

お金が全てではありませんが、
一つのわかりやすい目安にはなるので
素直に喜んでおきましょう。

それでは皆さん
本年もくだらない話題にお付き合いいただき
ありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いします。

良いお年を!

31になりました

2010-12-24 09:42:40 | Weblog
今日は12月24日です。
「わーい、クリスマス・イヴだ~!」とか何とか言って、
皆さん浮かれているのではないでしょうか。

ですが、ちょっと待ってください。
今日という日はクリスマス・イヴである前に、
実は私の31回目の誕生日なのです。

「おめでとうございます!」
「ありがとうございます!」

ブログの更新日である金曜日と誕生日が重なるなんて、
一生のうちにいったい何回あるでしょうか。
それはマヤ文明の暦を解明しなければわからないことですが
まぁ、とにかくおめでたいことには違いありません。

ふと去年30歳になったブログを読み返してみましたけれど、
まだ1年しか経っていなかったんですね、当たり前ですが。

フリーランスになってからというものの、
実際の1年間が4年間くらいに感じられて、
ちょっと前のことがだいぶ昔のことのようにに思われます。
良いことなのか、悪いことなのか…。

1年前の自分と今の自分、比べてみてどうでしょう?
実感としては何も変わっていない、かな。
そこには相変わらず何だかイマイチな自分がいます。

でも今年手がけてきた仕事を振り返ってみると、
去年よりもだいぶ成果が増えてきており、
この一年間の収支など客観的な数字を見ても
少しは前に進んでいるようです。

30歳になった去年よりも31歳になった今日の方が、
自分が30代である自覚をより強く感じています。

達成感、焦燥感、向上心、反骨心、希望や不安。
いろいろな思いが交錯するお年頃。
来年の誕生日にはどんなブログを書いているのでしょう。

先のことは誰にもわかりませんが
まずは今日まで無事に生きて来られたことに感謝!
いつもありがとうございます!

色鉛筆画の感想をいただきました!

2010-12-18 21:00:31 | Weblog
「楽しいリンゴ」

こちらの絵は東京都にお住まいのOさんからの依頼で
友人の出産祝いに贈る絵として描かせていただきました。

絵を贈る相手はリンゴが大好きとのことで、
リンゴをモチーフにした絵を描いてほしいというご依頼でしたので、
赤ちゃんがリンゴの乗り物に乗って登場する絵にしてみました。

以下、いただいた感想です。


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くぬぎ様

先日は絵を描いて頂きありがとうございました。

りんごが乗り物になっている所がかわいらしくて
とても気に入りました。
赤ちゃんがハンドルを握っていながらも、
後ろから押してもらっている様子が、
「生まれてきたよ」ということを語っているように感じました。
出産も一つの出会いなんですよね。

先週の土曜日、友人宅へ行き無事に渡してきました。
友人も「絵本みたいなかわいい絵だね!」と、
気に入ってくれた様子。
早速部屋に飾ってもらえました。

友人も話していましたが、
くぬぎさんの絵は絵本みたいな絵なので、
贈る相手も場所も選らばなそうなので、
プレゼントする時に安心感もありますね。

赤ちゃんグッズを贈ることも考えましたけど、
今回は、ずっと形に残るものの方を選びました。

お願いして良かったです!
本当にありがとうございました!

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O様、こちらこそありがとうございました。
ご友人にも気に入っていただけたようで私も一安心です。

仰る通り、出産も一つの出会いですよね。
そんなめでたい出会いを祝福する贈り物として
私の絵を選んでくださり、とても嬉しく思います。

ありがとうございました!
ご友人にもよろしくお伝えください。

ブリ大根の最期

2010-12-17 11:42:56 | Weblog
「え、毎日自炊してるんですか?」
「えぇ、まぁ、ずっと家にいますので。」
「すご~い、えらいですねぇ。得意料理は何ですか?」
「得意料理ですか…、ん~煮物とかかなぁ。」

私が自炊していることを知る度に
幾度となく繰り返されてきたこの会話。

まぁ、確かに煮物はよく作るんですけど、
手持ちのレパートリーが少ないだけのことで、
正確に言えば得意料理ってわけでもないのです。

煮物は保存が効くし、
炒め物や揚げ物ののようにコンロ回りが汚れないし、
何となくヘルシーな感じではありませんか。
それに料理が出来る男臭もプンプンするものですから
ついつい言ってしまうのですよね。

そんな私が生まれて初めて作った煮物はブリ大根でした。
ブリ大根を選んだ理由は忘れてしまいました。
多分たまたまクックパッドか何かを見て気になったのでしょう。

当時はまだ会社の集合寮に住んでいて、
個室には台所はもちろん、風呂もトイレもない環境でしたが
勝手に個室に調理スペースを設けて
半ば実験感覚で料理を練習し始めたものでした。

初めて作った割には思いの外美味しくできたので
ブリ大根は輝かしい成功体験として私の料理史に残り、
毎年冬になると必ず作ることになっているわけです。

相も変わらず長い前置きで恐縮ですが、
先日今年初めてのブリ大根を作りました。
出来はまずまずといった所でしょうか。

昆布とカツオで取った出汁に酒と味醂を加え、
湯通ししたブリと大根とショウガを煮込んで、
塩で味を付けて醤油で香り付けをします。

失敗しないコツは手を抜かないこと、
良い調味料を使うこと、
時間に余裕を持って作ること、でしょうかね。
あとはル・クルーゼなど厚手の鍋を使うとか。

さらに大事なこだわりがあります。
それはあまり煮詰めないこと。

なぜかって?

残り汁を使って雑炊を作るからです。
手を抜かずに作った煮物は汁まで美味しくいただけるのです。

ちょっとショウガの香りが漂うブリ大根を食べると、
冬がきたなぁという感じがします。

ネックウォーマー

2010-12-10 11:22:53 | Weblog
いまやすっかり寒い日が多くなってきましたが、
日々寒いような寒くないような
なんとも微妙な晩秋の季節に思いの外活躍してくれるのが
ネックウォーマーというアイテムです。

何故私の家のクローゼットに
買った覚えのないネックウォーマーが入っていたのかは
目下アメリカ中央情報局が総力を挙げて操作中ですが、
とにかく私の家のクローゼットにあるからには
私の所有物であることは疑いようもありません。

私は30年間の人生において
ネックウォーマーという防寒具を装備した経験がないので、
見つけた瞬間に「何だこりゃ?」と思いましたが、
昔友達が似たようなアイテムを首に付けていた姿を思い出し、
この筒状のフリーズが寒さから首筋を守るものだと分かりました。

早速試しにスッポリとかぶってみましたけれど、
当然ながら私の細っこい首には大分ブカブカで
どうしたものかと思案しておりましたところ、
聡明な私は瞬時に筒の一方に付いている
ヒモの効用に気付いたのです。

そうです、このヒモが付いてる側の口を上にしてかぶり、
キュッと閉めてやれば首元からの熱の放出を
防ぐことができる道理なのです。

その状態はまぁそれなりに暖かいと言えば暖かいのですが
時間が経つと段々と下にずり落ちてきて
首のほとんどが外気に露出してしまい、
防寒具としての用を成しているのかどうか妖しくなってきます。

そんな危機的な状況で私が考案したのが
唇の下でヒモを閉めるという方法です。

ある程度アゴが出た骨格じゃないと難しいかもしれませんが、
この技を使うとアゴから首元までスッポリと隠せるので、
かなり満足のいく暖かさを得られます。

ただ欠点としては
長時間この状態でいるとアゴの付け根がだんだん痛くなってきて
終いには首や肩が凝るということが挙げられます。
まさに諸刃の剣、とっておきのリーサルウェポンです。

さらに今回は特別サービスとして
ネックウォーマーを使ったとっておきの奥義をご紹介。

何と、ネックウォーマーを鼻までスッポリとかぶってしまうのですねぇ。
センデロ・ルミノソかよっ!、て風貌になりますが、
こうすることで電車で隣りにいる人の不快な臭いを
ばっちりガードすることができるのです。

嗚呼、奥深きネックウォーマーの世界。

ただ臭いに関しては自分では気が付かないことが多いので、
電車で隣りの人がこの奥義を使っていたら、
あなたの臭い「要注意」です。

地獄の食卓

2010-12-03 07:26:11 | Weblog
先日、中学&高校と同級生だった友人と会ってきました。
場所は新宿のとある中華料理屋。
別に取り立てて有名な店ではなく、
かといって閑古鳥が鳴いているわけでもなく、
インターネットのグルメサイトでたまたま見つけただけの店です。

会うのは数ヶ月ぶりだったので
あれやこれやと近況を話しつつ、
メニューを見ながら料理をオーダーしていきました。

しばらくして料理が運ばれてきたのですが、
その中のある一品によって私は地獄を見たのです…!

その料理とは豚ヒレ肉の唐揚げ。
豚ヒレ肉は別にいいんです、とても美味しかったです。
問題は一緒に添えられていた数本の鷹の爪です。

鷹の爪は通常そのまま食べる物ではありませんが
丸ごと油でカラッと揚げられており、
いかにも食べてくださいというオーラを放っていたので、
不意に友人が立て続けにそのうちの2本を口に入れ、
ムシャムシャと食べてしまいました。

「この男は一体何を考えているんだ?!」と思いましたが
「全然辛くないからお前も食えよ」と言うので、
人を疑うことを知らない純粋無垢な私は
小さな鷹の爪を一本食べてみました。

しかし長年の友人の言葉を簡単に信じた私が馬鹿でした。

あまりの辛さに舌が焼けるように熱くなり、
喉から胃にかけて軽い痙攣を起こし、
ついには手足の末端まで痺れてくる始末。
以後は食事どころではなく、かなりグロッキーでした。

そんな私の様子を見て友人は「大袈裟な奴だな」と、
さらに鷹の爪を一本口に入れました。
するとどうでしょう、今度は友人の顔も苦痛に歪み始め、
ちょっとかじっただけで鷹の爪をお皿に出し、
慌てて頼んだ水をカパカパと飲み始めたのでした。

どうやら鷹の爪には当たり外れがあったようです。

一本目から当たりの鷹の爪を引いてしまい、
そのダメージに打ちのめされながら私は、
会社勤めをしていた頃に出張で行った上海で
同じように鷹の爪を食べて地獄を見たことを思い出しました。

人間という生き物はどうしてこう同じ過ちを繰り返すのでしょう。
そして翌日、出口で再び地獄を見たことは言うまでもありません…