しなやかな技術研究会β

 自然エネルギー、気候変動問題に関する情報収集 - 多様化するさまざまなサービスを利用してみるトライアルの場でもあります

原油1バレル100ドル時代の”いき方”

2007-11-02 14:30:32 | エネルギー

 1バレル96ドル越えで、一気に100ドルが現実味をおびてきました。
NY原油価格が急騰、96ドルを突破-----GreenPost -Heuristic Life -,2007/11/2  

 しかし、意外に世界は冷静です。ガソリン、灯油、ガス、電気と値上げ、または次期での値上げがアナウンスされても、生活はなんとかきりつめることで可能ということでしょうか? 確かに、この原油価格の水準がずっと続くと考えている人ばかりではなく、楽観的な人もいます。ただし、ワンアクシデントで楽観もふっとびかねない状況であることも間違いありません。いっそうの原油高は、消費を冷え込ませ、世界経済に悪い影響を与えるということです。

米石油メジャーの焦り-----NBonline(日経ビジネス オンライン)、2007年11月2日  

 一方で、この事態を悪いことばかりではないと考えている人たちもいます。この原油高で、省エネ、再生可能エネルギー、新たなエネルギー確保の道への投資が促進されるという考え方です。

$100 oil prospect fuels clean energy stocks -----Reuters,Nov 1, 2007
" Clean energy stocks worldwide, and especially solar, have roared upwards in the past 10 weeks following the latest spiral in oil prices, but proving a direct link with oil is elusive, analysts say. U.S. crude oil futures have hit a succession of all-time highs, on Thursday hitting $96 a barrel, and the spectre of $100 now looms large. That should be good news for clean energy companies that supply alternatives to fossil fuels such as wind and solar. "

 さて、この原油高がこの水準でのびたとすると、今後どれくらい再生可能エネルギーへの投資が増えるでしょうか? また、世界で急速にのびている投資に見合った投資を国内でも行うことができるでしょうか? できないとすれば、日本という国が次代への展望を政策的に失っているという指摘を裏づけてしまうようにも思えます。

世銀グループ、再生可能エネルギー、省エネ関連融資を67%増加-----Eda Blog:温「断」化ニュース、2007年10月31日

 果たしてすでに2008年の風が市場では吹いています。今後の展開は、生活とこの国の未来にとって重要な時期です。年金、給油だけでなく、エネルギー、食料など重要なこの国の未来への展望を「政治にも」期待したいものですが、、、、

http://timeline.nifty.com/portal/show/3542

-----しなやかな技術研究会TimeLine 2-----

http://timeline.nifty.com/portal/show/969

-----しなやかな技術研究会TimeLine 1-----