二人のピアニストに思う

gooニュース、注目のトピックスで「フジ子ヘミングがNHK斬り」を見て自分でもブログを作り、発言したくなった。

エジプト特集に思う

2012-06-28 14:49:35 | 旅行
古代エジプトを扱ったテレビ番組が、各TV局で
  相次いで放送されることが伝えられている。
6/24日に「知られざる大英博物館、第一集」(NHK)が
  古代エジプトの庶民の歴史を紹介した。
  大英博物館は所蔵する800万点の収蔵品のうち、展示室で
  公開されているいるのは1%だけで、残りの99%がは
  収蔵庫に納められている。 この番組ではその収蔵庫の
  取材も許されて、主題の古代エジプトに関る驚くような
  遺物が紹介された。
例えば、BC3000年の数学パピルスを、Y君が1968年に
  展示室で見たというので、その後訪英した友人たちが
  行っても展示されていなかったが、今回のテレビで
  詳細に見ることが出来た。
またあの時代のラブレターや学習ノートなどにも驚いた。

以上はNHKだが、TBS系は7月16日に
  「謎の古代文字と“太陽の船”・・」を放送するという。
  また、CSのヒストリーチャンネルや、BSフジも
  以前に放送したモノの再放送を7月中に企画している
  という。
また、テレビ放送の話題ではないが、日本が資金援助をして
  カイロからギザのピラミッドまでの地下鉄をつくって
  30分で行けるようにする計画が進行中だという。

古代エジプト人の残した”遺産”に対する関心を高める、
  これらの諸活動は、非常に結構なことで嬉しく思う。

     ★ ★ ★ ★ ★

ところが、此処でまた、ひねくれた話題を
      発言しなければならないのが残念である。
要旨は、“人類の遺産”を思う気持ちが俗悪旅行業者
の餌にならぬよう、気をつけよう
、との忠告である。

10年ほども前のことだが、世界一周クルーズの
  客船でエジプトに立寄った時のことである。
船が用意したツアーバスで、ピラミッドに向かった乗客は、
  ピラミッドに近い駐車場でバスを降ろされて、
  10分以内にバスに戻るように云われた
、のだ。

いくら目の前に見える近距離だと言っても、
  ピラミッド本体にたどりつくのには3~4分は掛かる。
  私ら乗客は、ピラミッドの石の一つに昇って見る
  くらいの事も出来ないで、バスに引き返さざるを
  得なかった。
そのバスはそれから、 少し離れた土産物店に向かい、
  2時間くらいも、店内で買い物や飲食をする時間
  与えられた。
明かにツアーの担当者が、土産物業者に買収されていて
  その様にしたのだ、と腹が立つ。

そして、土産物屋を出たバスは“太陽の船”を収納して
  いる建物の脇を通り過ぎ、「この中に“太陽の船”が
  納められています」、のアナウンスが有っただけで
  内部は全く見ないまま、帰船したのだった。

この船の乗客たちの大部分は、生涯のうち恐らく二度と
     エジプトなどには来ない人たちであろう。
  土産物屋に使う時間を30分~1時間抑えて、
     ピラミッド本体の周辺にいる時間に回したら、
  どれだけ良い思い出を、残すことが出来ただろう。

これは、乗った船(「パシフィック・ビーナス」)
  の客室担当船員の、程度の悪さのため、だと思う。

日本には大型クルーズ船が3隻ある。 僅かな差はあるものの
  大体同程度の乗船料金であり、船の大きさも略同程度
  である。 どの船を選ぶかは乗客の趣味の問題である。
しかし、実はそれら3隻は文化的には極端な相違がある
  航空会社の体質の差は比較的周知されているが、
  クルーズは日本では未だあまり一般的でないので、
  客は船の寄港地だとか、日程などで、乗る船を選ぶ人
  が多いように思うが、(特に海外旅行の場合に)
  どの船を選ぶかは非常に大きな意味を持つ。
  旅行会社などではその辺の情報を得ることは難しいので、
  ご参考までに、独断と偏見に充ちた私見を披露すると
  次のようになる。

極めて大雑把な感じで、 「飛鳥」は最もエレガントである
  が、乗客にそれが鼻に付いている人が多く、
  レピーターが多くて、相互に親しいのは良いが、
  新参者が不愉快な思いをすることが多い。
「日本丸」は飾らずに人間関係を愉しく旅をしようと考えて
  いる乗客・船員が多いのが良い。 私自身の経験は
     ▲ 船旅のご報告:[A-41] 
にある。

「パシフィック・ビーナス」は、船体の明るさと
  運行関係の船員のレベルの良さ、は評価できるが、
  客室関係者が、(上記の私の経験のように)、
    乗客の血を吸うことしか考えていない、 のに、
        驚きあきれることが多い。
     ▲  マジョルカ島:[A-3] :
  に書いた通りである。


以上、クルーズ船の話をしたが、旅行業者にも同様なことがある。
また、▲旅は計画をチャンと:[A-74]、も参考にされたい。
これからエジプトの話題などで旅行を考えている方に、
  現地の事情以外のことで不愉快な思いを残さない
  ように、 ご忠告申し上げる。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。