二人のピアニストに思う

gooニュース、注目のトピックスで「フジ子ヘミングがNHK斬り」を見て自分でもブログを作り、発言したくなった。

「お医者様優遇税制」

2011-10-06 18:15:36 | 独り言
我々の仲間は以前から、開業医が社会で特権階級的に
  優遇されていること
に不満で、いろいろな機会に
  それを訴え、銘々のブログにも書いてきた。
しかし、各種メデイアなどでは一向に取上げなかったのだが、
今週の週刊新潮(10/6号)で珍しく記事になっている。

「大増税の前に一言、言いたいことがある」という標題の記事に、
“国会議員の定数を半分にせよ”とか、“宗教法人にも課税を”
  とかの7項目の問題指摘のなかの一項目として取上げ
  られているもので、独立した記事ではないが、
 珍しいので、紹介する。

     ★ ★ ★ ★ ★

診療報酬の年間売上が5000万円以下の医師、歯科医師は、
  収入に依って、報酬の72~57%もの特例控除
    領収書を必要とせずに認められ、控除出来る。
その他にも優遇措置があり、医療機器の減価償却が
  通常の設備投資よりも優遇されているとか、
  特定医療用建物に幾つかの特別償却の恩恵がある、
  などである。
サラリーマンから見れば羨ましい限りだ。

医師の優遇制度が誕生したのは1954年で、
  その後、二度改正された。
「いずれも、その時々で医療費の値上げをしたい日本医師会
  に対し、自民党が国民の負担を増やしたくないとして、
  取引材料に特例控除を持ちかけてきた歴史がある」
  と、都内の開業医の発言が紹介されている。
が、裏を読めば、政府がその様にでることを見越して
  医師会が揺さぶりを掛けた、とも見ることが出来る。

「民主党政権は、あらゆる租税特別措置法を廃止する
  と宣言していたのだから、全て実額控除に切換える
  べきだ」との、森永哲郎氏の意見を掲載しているが、
政府だけでなく、メデイアも、従来この問題に
  ノータッチで来たのには、矢張りウラ
、が見える。

それでも、今回、(私の知る限りでは洵に珍しく)、
  週刊誌がこれを書いたのは、称賛に値する。
職員の年間給与所得が1041万円もあるNHK、などは、
  今後10年経っても絶対にこの件には触れないだろう。

     ★ ★ ★ ★ ★

我々の仲間たちがこの問題をブログに書くようになった
          きっかけは、私の
▲[A-32]: 昔のダンスホール(2):[2006/8/29]
だったということなので、今回の記事も私が書く
   ことになったが、仲間たちがこれまで書いた
   ブログ記事
には、以下のものがある。:→ → →
▲[A-87]:桜井よし子「後期高齢者医療」論:[2008/7/8]
   ●佐久間氏: → → →
▲[B-102]:医師不足の原点 :[2009/11/2]
▲[B-130]:腹立たしい「自営医師所得」:[2010/8/30]
▲[B-138]:医師不足の原点(続):[2010/10/15]
   キャズ氏:
▲[C-244]:開業医の高収入:[2011/2/23]
   ●晩秋氏: → → →
▲[L-69]:開業医の高収入:[2010/12/25]
▲[L-72]:開業医の高収入(続):[2011/2/10]
▲[L-73]:東北大震災と医師会:[2011/3/19]


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