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桜井よし子「後期高齢者医療」論

2008-07-08 17:13:46 | Weblog
桜井よし子「後期高齢者医療」論
{昭和の青春(4) 安楽死問題(補足)}

昭和の青春(3) 安楽死問題、の記事を[2008/5/30]に公開した時に、些か気懸かりであったのは、国家財政の説明不足であった。
しかし、認知症末期患者の問題の論述以外に経済問題の記述を始めると、記述が散漫になり、論点がボケるので、敢えて深入りをしなかった。

ところで、週間新潮に桜井よし子が「後期高齢者医療制度」に付いての、連載記事を掲載を始めて、その第一回の、2008/7/3、号に、かなり要領よく国家財政の説明を行なっている。
つまり、この問題の考察には、前提として国家財政の理解が不可欠だということである。

桜井よし子氏は言う:
後期高齢者医療制度も巡る議論は、堕ち行く日本の品格と、失われ行く日本人の誇りを象徴するかのようだ」と。

その週刊新潮の文章から、政策的、歴史的な経緯を省いて、せめて経済指標の数字だけでも孫引きして私の前回の記事の補足として提示しておくことにする。
内容的には、『昭和の青春(4) 安楽死問題(補足)』、と表題名を付けたいエントリーである。

★ ★ ★ ★ ★ ★

▲「10年間に59兆円を道路整備に充てる一方で、医療福祉などの社会保障費を、毎年2200億円削りたいとする政府への怒りは、当然だ」、

▲「後期高齢者医療制度は小泉内閣が通した。
 国民大衆は高い支持率を小泉内閣に与え、事実上同制度を支持した
 のだが、 その具体的内容については、全く考えなかった
」、

▲「先進諸国に較べて、低い自己負担で医療を受けられるのが日本である」、

▲「しかし、私たちが享受する福祉は前の諸世代が築き上げた恩恵を蒙っている。 将来の世代に責任を持ち、大きな借金を残さないようにしなければならない」、

▲「現在の利益を否定して将来に備える事は、いつの時代でも難しい。」、

▲「同制度は既に赤字国債で賄われている財政を、
  さらなる赤字と借金の深みに落さぬことを主目的にするもの」、

▲「医療費総額は、一般会計予算82兆円の中で30兆円を越えた。
 内、65歳以上の高齢者の医療費は12兆円、36%強を占める
」、


▲「日本の医療費が増加の一途を辿った理由と歴史を見る必要がある」、
▲「日本人の病院受診回数は年間13.8回。 ドイツは7回、フランスが、6.5回、英国は5.1回」、
▲「平均入院日数も日本は35.7日。 フランスが13.4日、ドイツは10.2日、英国は7.0日、米国は6.5日である」、
▲「人口1000人当りのベッド数は、日本が14.1床、ドイツ8.5、フランス7.5、英国3.9、米国3.2床である。」


日本の病院が長年、高齢者用の福祉施設のように利用されてきた事実があり、一概に比較できないが、医療と福祉が一体となり医療費を押し上げて来たのは事実。


▲「CTやMRIなどの高額医療機器の整備でも日本は群を抜く。」、

▲「人工100万人当りのCTスキャナー数は日本は92台で、米国の約倍、英国の約12倍である」、

▲「では他国は日本と較べて医療がお粗末なのか、
    というと、その様なことはない。
   (ここの説明は、長くなるので省略)」、

▲「老人医療費に増加原因の一つは終末期医療の集中的な治療で、一人平均112万円が死亡直前の一ヶ月に費やされる」、

▲「亡くなる直前に救急車で運ばれてきた老人に
 病院は何でも出来、それが医療機関の収入源になっている」、

▲「延命治療をすれば三日はもつ。手を打たなければ直ぐに亡くなる、
  という状況で、費用は驚くほど増えていく」、

▲「人生の最終段階で、数日間の命を長らえるために、
 苦しい治療を受けることの是非

 さえ、考えずじまいに、なりがちだ」

★ ★ ★ ★ ★ ★

以上は全て、桜井氏の文章の丸写し、孫引き、である。

この一番最後の文章では、Y3君の「安楽死論」
  安楽死論集
の中の一節
、を思い出す。
が、その紹介を始めると長くなるうえに、論旨が外れるので省略する。

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