寓風記聞

令和世間話 自然災害 ミサイル 【記事不許複製】

「師走」の語源 除夜の鐘を遠くに落語で年越し

2016-11-26 19:23:33 | Weblog
あと、数日で12月。師走だ。

今は昔の話だ。
高校性の頃、勉強を怠けてばかりいたのだが、皆が居眠りしている古文の時間ばかりは好きだった。
東大美学科を出たというやる気のなさそうなオヤジの授業は、文法を教えないので好きだったのだ。
たとえ文法がテストに出ても、適当に書けば、まずは当たっていたから、ポイントは教えてくれていたらしい。

その古文のオヤジがある日の授業で、「師走」と板書して、不機嫌そうに「なんだか判るか」と誰に、とはなしに尋ねた。
嫌々ながら誰かが「しわす」と言う。
オヤジは不機嫌に「だから、何でこう書くんだ?」「師が走るのか。忙しくて。本当か。」
生徒はしんとして誰も答えない。大体、判るはずもない。起きている生徒の方が少ないし。
オヤジはぶっきらぼうに「これは当て字だ。」と言った。

ウトウトしていた数人の生徒は目が覚めたようだった。
どうやら東大美学科が、いつになく教えたい気分になっているらしい。
オヤジは「師走」の横に「年果つ」と板書すると、「師走、は、年果つ、の当て字だ。年が果てるのだ。今年は終わりなんだ。」と言った。
その時、起きていて良かった、とつくづく思った。何だか少し賢くなったと、得をした気分になったのだった。
いつも不機嫌なオヤジが、珍しく満足げにほほ笑んでいるような気がした。


横浜にぎわい座では、年越しは『新年カウントダウン寄席』を演るらしいが、横浜で年越しをするわけにもゆかない。
新宿末廣亭とか上野鈴本演芸場、浅草演芸ホールあたりは正月初席はやるが、流石に年越しは休むらしい。

今年は昔買ったカセットテープやCDを出してきて、古典落語のを聴くのもいいなと思っている。
五代目古今亭志ん生の『芝浜』なども良いだろう。
志ん生は語り口がお茶目な感じで好きだ。もしかすると少し酒が入っていたのかもしれない。観客の笑い声を聞くのもいい。
志ん生の生家は大身の直参旗本らしいが、気取ったところは少しもなく、「あたい」とか「まっつぐ」とか庶民の自然な江戸弁が耳に心地良い。
志ん生の噺を聞いていると、昔、筆者が東京に住まっていた頃の大家のことを思い出す。
世田谷で下駄やを営んでいた大家一家は、その言葉を聞くと明らかに江戸っ子で、周囲の住民とは異なる江戸弁を使っていた。
地方出身の自分は、下町の江戸弁というか東京弁は、標準語とか共通語とか言われる東京弁とは発音が似て非なるものなのだ、と心底驚いた。
何で正真正銘の江戸っ子がここに住んでいるのか、若かった筆者には理由が思い当たらなかったのだが、おそらく戦災で下町を焼け出され、世田谷に住み着いたものだろう。

ところで、ホントかウソか、江戸時代は年を越せば借金は棒引きになったとか。
少額の借金は取り立てる手間暇のほうが高くつくかもしれないから、驕りにして貸しを作っておいた方が得かも知れない。
『掛取万歳』という演目も良いそうだが、聞いたことがないので、これから探そう。

北国の年越しはしんしんと雪が降る予感。
雪が降り続く気配は、室内にいても判る。なぜなら、除夜の鐘の音や自動車の音が雪に吸い込まれてゆくし、深夜でも、心なしかほんのりと雪明りが感じられるのだ。

昔、蒸気機関車が走っていた時代には、ボーッという汽笛が空気の乾燥した雪の舞う冬空に吸い込まれてゆくのが雪国の風物詩の一つだったが、今では経験することもほとんどない。

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『アマテル朴槿恵vsスサノオ金正恩』と日本の行く末

2016-11-26 14:02:22 | Weblog
『古事記』の天岩戸説話は古代日本における政変を伝える話なのだろうかと想像してきたが、現代朝鮮半島における姉朴槿恵、弟金正恩の構図が、天照大神と須佐之男命にすっきり当てはまるので、天岩戸伝説がいかにも史実らしく思えてくる。

どうやら国が二つに分かれてしまい、引き籠り系の姉と乱暴者の弟が政権の正統性を争っているものの、結局はどちらも退場を余儀なくされ、ニニギノミコトを首班に指名した形で、新秩序の下に争いは収拾に向かうあらすじだ。

現代朝鮮半島も、世界秩序が揺らいでいる中で、混乱を経て統一に向かうであろうことが予想されるが、混乱がどれほど大きなものになるのだろう。
古来より続いてきたように、朝鮮半島で動乱があると、多くの半島の人々が日本に渡来することになるだろう。

われわれが住んでいる日本はいまやアジアの、いや世界の孤児になる危険に曝されている。島国日本は地政学的にいつでも孤児といってよい。

筆者は世界情勢や政治には疎いが、それでも、日本が他国から攻撃を受けた際、同盟国である米国が無条件に日本の国土を防衛するとは思ってこなかった。
もはや日本を防衛してもそれに見合うだけのメリットが米国に齎されるとは思えないし、ISIS等との戦いを抱えて、今の米国にそれだけの余力があるだろうか。

東日本大震災に続いた東電福島第一原発事故の際、米軍は、当然、自国民の安全を考慮し、いち早く退避措置をとった。
米国人に限らず、多くの外国人が日本を離れた。東京から大阪に大使館を移転した国も少なくなかったことなどからも、何の義理があって、自らの危険をかえりみずに、日本に残り、日本を守る必要が彼らにあろうか。
反対の立場であれば、われわれ日本人も、そうするだろう。
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『青瓦台版天岩戸』の朴槿恵大統領に気をとられていたら―中国軍機沖縄付近で特異飛行

2016-11-26 12:50:43 | Weblog
韓国の朴槿恵大統領は青瓦台に籠ってしまった。
まるで、弟スサノオノミコトの乱暴と陰謀に手心を加えていたばかりに自分の立場がなくなり、すっかり嫌気がさしてしまって、天の岩戸に籠ってしまったアマテラスオオミカミ天照大神のように。
毎週末、岩戸(否、大統領府)の前で大勢の人々が騒いでも出てこない。

そこで、今日11月26日(土)にはヤオヨロズ八百万ならぬフタオヨロズ(二百万)の神々が岩戸の前に集結するのだそうだ。

岩戸の前で、アメノウズメノミコトが裾をたくし上げて踊ったところ、ヤンヤの喝采。
(自分が岩戸に籠っていて、民は困っているはずなのに、何を楽し気に歌ったり踊ったりしているのだ?)と、不快に、否、訝しく思った大統領、否、天照大神が岩戸から外をのぞき見し、尋ねたところ、「貴方より貴い神が現れたのでこうして喜んでいるのです」とアメノコヤネノミコトとフトダマノミコトに言われ、大統領、否、大神が「なにぃ!」と切れたところを、アメノタジカラオに引きずりだされてしまい、高天原に光が戻ったという神話だ。

歴史は繰り返す感が満載だ。

何しろ、古代史に多少なりとも興味がある人間だったら、大和朝廷は半島からの移民が国つ神を征服して打ち立てた移民政権だということは否定できない話で、『古事記』はいわば建国記

米国然り。インディオの土地に、レコンキスタでスペイン半島を追い出されたユダヤ人をはじめ、スペイン人ポルトガル人、そののちヨーロッパ各地から移民が大挙して上陸、簒奪の挙句、新大陸(元からあったので新ではないのだけれど)にアメリカ合衆国(だから合衆、United Statesなわけで)を建国したわけではないか。トランプ次期米国大統領がカリフォルニアあたりの先住民のメキシコに対して、入って来るな、とは厚かましい限りだ。

話があちこち飛び過ぎたので、一休みするとしよう。

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NHK紅白歌合戦の最中に何があっても大丈夫!―総合司会は冷静な武田真一アナ(熊本出身)

2016-11-26 10:44:16 | Weblog
意外にも、ニュースでおなじみの武田真一アナ(ネット上では「真ちゃん」と呼ばれているらしい。)が紅白歌合戦総合司会。

何かあっても即対応可能の人選。
本領発揮の事態が発生しないことを祈るわ。

熊本応援の意味もあったのか~。
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失敗を繰り返さない:警鐘―東日本大震災3.11前々日の3.09マグニチュード7.3地震津波を忘れるな

2016-11-22 22:24:30 | 津波
油断は禁物だ。
本日2016年11月22日午前5時59分マグニチュード7.3福島県沖地震、これが最大の地震だと思わないことにしよう。
東電福島第一原発は壊れたままなのだ。
少しずつ少しずつ崩れていっていると考えよう。

2011年3月9日マグニチュード7.3の三陸沖地震に引き続き、津波は来た。
しかし、それ以上の地震津波が二日後にこようとは誰も考えなかった。
これが本震で、あとに続くものは余震と考え、3月9日より規模は小さいだろうと誰もが油断し、3月11日、多くの住民が初め緩々と避難している様子をTV報道で見た人も多かろう。

しかし、この失敗を繰り返さないよう声を大にするどころか、大方はこの事実に触れまいとし、忘れられ去られている。

被災地、被災者、関係者にとって東日本大震災の傷跡は現在進行形であることを忘れないようにしたい。

正直なところ、東京オリンピック?それがどうした? ○○もやすみやすみにして欲しいと言いたい。

【Wikipedia】
三陸沖地震(さんりくおきじしん)は、2011年(平成23年)3月9日11時45分頃(JST)に三陸沖を震源として発生したM7.3の地震。
青森県から福島県の太平洋沿岸に津波注意報が発表され、大船渡で 55cmの津波を観測した。2日後の3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の前震と考えられている。


【参考】気象庁発表
平成23年3月9日11時45分頃の三陸沖の地震について
報道発表日 平成23年3月9日

本文

地震の概要と津波警報等の発表状況
発生日時 3月9日11時45分
マグニチュード 7.3(暫定値)
場所および深さ 三陸沖(牡鹿半島の東、約160km付近)、深さ8km(暫定値)
発震機構等 西北西-東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型 (速報値)
震度 【最大震度5弱】宮城県栗原市(くりはらし)、登米市(とめし)、美里町(みさとまち)で震度5弱を観測したほか、東北地方を中心に、北海道から近畿地方の一部にかけて震度4~1を観測しました。
津波注意報 青森県太平洋沿岸、岩手県、宮城県、福島県(09日11時48分発表)
○ 津波の観測状況
 9日12時28分現在、検潮所での観測値は次のとおりです。
  気仙沼広田湾沖* (第一波:9日12時00分 押し 0.2m 最大波:9日12時07分 0.2m)
  大船渡 (第一波:9日12時08分 引き 0.1m 最大波:9日12時16分 0.6m)
  釜石 (第一波:9日12時09分 引き 微弱 最大波:9日12時18分 0.4m)
  石巻市鮎川 (第一波:9日12時13分 引き 微弱 最大波:9日12時25分 0.5m)
  *印は沖合いのGPS波浪計観測点

○ 余震活動の状況
 9日12時40分現在、震度1以上を観測する余震が4回発生しています。
 最大は、11時57分に発生したM6.3(最大震度3)です。

○ 防災上の留意事項
  津波注意報を発表している沿岸については、十分注意してください。
  揺れの強かった地域では、余震による揺れに引き続き注意してください。

○ 緊急地震速報の発表
 この地震に対し、地震検知から6秒後に緊急地震速報(予報)を発表しました。
 なお、緊急地震速報(警報)については、発表基準(最大予測震度が5弱以上)に達しなかったことから発表しておりません。


図表等を含めた資料全文につきましては、下記の「資料全文」をご参照下さい。

平成23年3月9日11時45分頃の三陸沖の地震について[PDF形式: 862KB]
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たかが1mの津波?―バカも休みやすみ!…津波と高波は大違い

2016-11-22 21:46:20 | 津波
「たかが1m」とか「たかが膝下までの津波」とかいう言葉がネット上に躍っていることに驚いている。

1mの津波に流されれば命はないだろうに。

今から7,8年前、太平洋沿岸で、海底地震後の、他人の言うたかだか10~20cmの潮位変化を経験したときのことだ。
カッターレースに関わり、毎日、埠頭に出掛けていたので、ちょっとした潮位変化の前後の差を体験した。

港は、流木やゴミ、千切れた海藻や流入物だらけ、海水はすっかり濁り、前日までの美しい海が嘘のようだった。
しかも、港は胸の悪くなるような生臭い空気に満ちていた。

地震による津波や潮位変化は、通常の高波など海面近くの海水の移動とは異なり、海底を掘り起こして根こそぎ浚ってしまうものだと実感した。
数十cmの潮位変化といえども、海底ごと浚っていくエネルギーの大きさといったら、バカにならないのである。

大津波を体験した人たちは口々に「津波は真っ黒だった」と言う。

消防訓練で放水ホースを握ってみれば、放水とともに反動で体が飛ばされそうになるのはよく経験されるところだ。
地震による潮位変化や津波は、そんなものの比ではない。
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始まった―小名浜で引き波

2016-11-22 06:57:01 | 津波
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福島沖―津波警報発報―海外でもトップニュース

2016-11-22 06:50:37 | Weblog
fukushima ということで、CNN BBC、ZDFなど海外メディアも注目。
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東京の饐えた匂い

2016-11-21 22:05:11 | Weblog
その国にはその国の匂いがあると、その国の玄関口である空港に降り立った時、独特の匂いを感じることは確かにある。

東京駅に降りたとき、あるいはこぎれいな銀座の表通りにしろ、上野、新宿あたりの雑踏を歩いているときにしろ、漂う饐えた匂いに眉をひそめてしまうのは自分だけだろうか。

TVでしか見たことがなかった都会の巨大ネズミの現物を、数年前、早朝の銀座で見かけたときは、さすがにいやな気分に陥った。

淀んだ神田川などの水路から漂う饐えた匂いは、数十年来感じていたものではあったが、嗅覚が衰えるはずの年齢に達してなお、匂いが強くなってきたと感じているのは筆者だけだろうか。

また、一時は見かけなくなったホームレスが、ここ数年で、地下街や街角に再び現れ始めたような気がする。

2020年オリンピックの東京立候補は、東日本大震災・福島第一原発事故直後の東北地方住民にとっては、唐突かつ「どこにそんな財源があるのだ」と違和感を禁じ得なかったものだが、ここに至って、やはり無理があったのではないかと思う。

地方の人口減少、衰退が叫ばれるなか、その地方在住の者からみて、東京こそスラム化しはじめてはいないか、と感じる昨今だ。



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11月14日68年ぶりのウルトラスーパームーン―地震との関係は?

2016-11-12 08:43:32 | Weblog
11月14日は68年ぶりに大きな満月になり、地震との関係を心配している人も多そうだ。

「スーパームーン」とは一体なんなのか、国立天文台のHPを開いてみた。

なんとはなしに使っている「スーパームーン」なる言葉は天文学的用語ではなく、定義がないこと。さしづめ「大きな満月」といったところであると。
確かにスーパームーンなる言葉をちょくちょく目にするようになったのはここ数年のような気がする。
『地心距離(地球の中心から月の中心までの距離)』が短いことが月が近いということであるが、観察するわれわれが地球の中心にいるわけではないので厳密ではないこと、地平線上に見える月は目の錯覚で大きく見える。小さな満月と大きな満月は面積にして14%、明るさにして30%差があるのだそうだ。因みに68年前の大きな満月と今回の満月では、地球までの距離の差は30㎞しかないこと等々。

このHPをみてゆくと、筆者は月はおろか天文学について何も知らなかったことが明らかになるだけで、早くも読了を断念。

今朝、宮城県沖を震源とするマグニチュード5.8のやや大きめの地震があった。長い地震であった。
11月14日にスーパームーンとなる日なので、引力が大きくなるだろうということで、地震の発生を心配する向きもある。果たしてそうなのか、筆者にはわからない。

最近の日本と周辺の地震発生に特徴的なのは、日本海側(北海道から北東北、能登半島沖から北陸沖、鳥取県、奈良県から滋賀県)や北東北の奥羽山脈沿い、朝鮮半島南部に地震の発生が増えていること。
山形県は地震空白域であったが、その特徴が際立っていることが挙げられるだろうか。


国立研究開発法人 防災科学技術研究所 高感度地震観測網・Hi-netより




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ヒラリー・クリントンの悲劇

2016-11-11 22:29:08 | Weblog
残念なことに、やはりヒラリー・クリントンは大統領に就任できなかった。
他の国のこととはいえ、トランプ大統領誕生は喜ぶ気になれない。

日本国内では、9.11の追悼式典後、身体が動かず、ワゴン車に乗り込めないクリントン氏の姿しか映されていなかったが、ネット上では頭部が揺れる様子、顔面や手に現れる不随意運動やけいれんらしき動画が公開され、世界中の多くの人間がこれらの動画や静止画を目にしていた。
Wikileaksは氏がかなり重度のパーキンソン病を患っていると情報を流した。

程度はどうあれ、ヒラリー氏が病気をおして、大統領予備戦・本戦に臨んでいたのは確かだろう。
サンダース氏が予備選でなかなか撤退をしなかった理由の一つは、病状によってはクリントン氏の撤退もあり得ると考えていたからではないだろうか。

たとえ、eメール問題やクリントン財団問題を抱えても、患っていたとしても、進行の程度と年齢によっては十分大統領になれたのだと思う。
巡り合わせというか、さだめとしか言いようがない。

もし、ヒラリー・クリントン氏が大統領選で勝利していたら、1年もしないうちに副大統領に職務を交代しなければならない状態に陥っていたかも知れない。大統領選の勝利はクリントン氏の寿命を縮めただろう。今はゆっくり休養をとり、米国大統領とは別な立場で世界の安定に貢献してもらいたいものだ。

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選挙に勝った途端、自由と生気を失ったように見えるトランプ氏

2016-11-10 10:46:20 | Weblog
歴代米国大統領は就任後、みるみるうちに眉間に縦皺、厳しい顔つきに変わってゆく。カーター大統領は最たるものだった。
それほど、心労と体力の消耗が大きいのだろう。

あまり変わらなかったのは楽天的な性格と思われるレーガンやジョージWブッシュ(息子)あたりだろう。

トランプ氏は自由のない大統領職に就いてメンタルヘルス上問題が生じないだろうか。
そのうち世界中が、トランプ氏の不機嫌で生気のない様子を目にするような予感がする。
ホワイトハウスの生活は修行みたいに思える。

ペンス次期副大統領が大統領代行を務める日が来るかもしれない。


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ヒラリー・クリントンが打ち砕けなかったガラスの天井―イヴァンカ・トランプにチャンス

2016-11-10 10:04:04 | Weblog
ドナルド・トランプが第45代米国大統領に選出され、勝利宣言に臨んだ彼の困惑顔に思わず苦笑し、ああ、本人も本気ではなかったのか、と思ってしまった。

就任まであと2ヶ月、超大国米国の政府要職に丸ごとシフトする政策チームが勝利直後から始動しなければならないだろうに、人事が固まっていないのではと他国のことながら心配になる。
今回の大統領選、ペンス副大統領候補という思慮深い人材に恵まれなければ、トランプ氏の勝利はなかったのではないだろうか。

そして、もう一人、才色兼備の呼び声の高いドナルド・トランプ氏の娘、イヴァンカ氏の存在だ。

Wikipediaによると、
イヴァンカ・マリー・トランプ(Ivanka Marie Trump、1981年10月30日 - )は、アメリカ合衆国の女性実業家、ソーシャライト、女性相続人、ファッションモデル。不動産王ドナルド・トランプと実業家イヴァナ・トランプの娘であり、トランプ・オーガナイゼイションの副社長を務める。
ジョージタウン大学に2年間在学した後、2004年にペンシルベニア大学のウォートン・スクール(学士課程)に転入し最優等(summa cum laude)で卒業。経済学の学士号(bachelor of science in economics)を取得。

アメリカ大統領選挙に関して、2007年には親友のチェルシー・クリントンの母親ヒラリー・クリントンへ1000ドルを寄付、2012年にはミット・ロムニーへの支持を表明。2013年のニュージャージー州上院補欠選挙では民主党のコーリー・ブッカーを支援し、夫とともに4万ドルの寄付を集めた。2016年アメリカ合衆国大統領選挙で立候補した父ドナルドの選挙活動でも出馬会見や集会で前座を務め、副大統領候補や選対本部長の人選に介入するなどドナルドの顧問となった夫とともに積極的に活躍しており、「才色兼備」として注目を集めていることからドナルドの「秘密兵器」とも呼ばれている。

2009年『ニューヨーク・オブザーバー』のオーナージャレッド・クシュナーと結婚。2011年に第一子となる女児アラベラ・ローズを出産。2013年に男児ジョセフ・フレドリックを出産。2016年に男児セオドア・ジェームスを出産した。
長老派のキリスト教徒として育てられ、結婚に先立つ2009年7月、ユダヤ教に改宗し、ヤエルというユダヤ名を選んだ。

ユダヤ社会の一員となり、既に米国大統領就任への普通乗車切符は手にしている。あとは上院議員1期か大使級の公職を経れば、選挙に打って出る下地は出来る。

もしかすると、今回のドナルド・トランプの大統領選挙立候補は、自身というよりは娘イヴァンカの女性大統領就任への布石だったのではないだろうかとさえ考えられる。
ドナルド・トランプの大統領職は1期4年で終わり、その後、1期か2期後には40代のイヴァンカ・トランプ大統領が誕生してもおかしくない。
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閣僚任命(認証)式の日西比較と年2回の園遊会と叙勲について

2016-11-05 11:53:01 | Weblog
スペイン ラホイ新内閣が11月4日発足した。
失業率20%の同国で、財政再建が求められる厳しい船出となったと報じられている。

スペインtveのニュース番組telediarioでは国王フェリペ6世の前で閣僚が宣誓している様子が報じられており、いずれも平服である。次に掲げる写真中央はフェリペ国王。(telediario online より借用転載)
かたや、恥ずかしや、鹿鳴館だか結婚式だか。






宮内庁は各国を見習い、新閣僚の業務を煩わせることは早く止めた方がよい。
わが国の認証式の服装はまるで19世紀末の鹿鳴館時代のようだ。
因みに『鹿鳴』の元々の意味は、雌鹿を求めて雄鹿がなく有様を指していることだとか…。
『鹿鳴館』は明治日本の外国の賓客の迎賓館で外交の場と考えていた自分が馬鹿だった。

園遊会も叙勲も年1回で十分だ。

園遊会では山本太郎議員のように天皇陛下に手紙を手渡す人間まで表われる始末だし、皇太子ご夫妻の出席を巡って週刊誌ネタを増やしているだけだ。
また、ドレスや和服の調達がままならなかったアスリートが世間の笑いものにされたりで本当に気の毒だ。

叙勲については日本全国地方自治体の末端まで年2回有り難い業務に時間を費やしているのだ。公務員を削減する以上は業務のスリム化を行わなければ、住民サービスの低下を招くし、叙勲はその対象が高齢者がほとんどであるから、この業務は年1回に減らして、若い世代へのサービスの充実に努めるべきだろう。






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空自ジャケット着こなしがルーズ、部下の任務の基本姿勢を理解していないのではと疑われる稲田防衛大臣

2016-11-03 22:02:21 | Weblog
稲田防衛大臣の何だか場違いなファッションについてはしばしば口の端に上るところだが…。

11月2日、稲田大臣は青森県三沢市の航空自衛隊三沢基地で行われた英空軍との共同訓練「ガーディアン・ノース16」の記念式典に出席した。スピーチの際は航空自衛隊のボマージャケットをソツなく着用、やっと改善したな、と胸を撫で下ろした。

が、記者会見の際の写真を見たところ、ジャケットのジッパーが10㎝ほど下げられ、胸元の素肌にネックレスが覗いていた。

記者会見も業務の一環だし、多くの自衛官はじめ国民、他国民が大臣の一挙手一投足に注目している。
ジッパーはきっちり全部閉めるのが基本。
胸元が見えてしまう場合を考えて、グレイなどのTシャツを着用するのが普通のミリタリールックではないのか。(ピンクは着ないで欲しい。)

稲田大臣が制服着用に慣れていないのはやむをえないかもしれないが、どうしてこの方が着ると、こんな風にルーズになってしまうのだろう。

若者は一度は自衛隊に体験入隊した方がいいと思う、というような、反発をくらうのは分かり切った無防備発言をして叩かれた稲田大臣だが、ご本人は入隊の経験はおありなのだろうか。

自衛官に限らず、制服や作業服の着用には作業・任務を安全かつ効率的に遂行するという目的がある。
この辺りを理解していないと、ドラマの中で、白衣を翻して病院内を闊歩し、微生物をまき散らす天才フリーター外科医と同じになってしまうではないか。

福島第一原発事故時には、立ち襟の意味も知らずに、だらしない作業服姿を曝して、民主党政権の面々が叩かれたことを想い出す。

政治家には部下を統率する立場に就いたことがない、リーダーシップを身に着けていない人が多いことに原因があるかも知れない。

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