夏の思い出

今年の夏は例年にない慌ただしさだった。８月に入っても大学は補講を行い、試験・採点・成績付けを一気にやった。実はその間に弘前のねぶた祭りに四年生を連れて調査を実施。帰ると現職教員向けの免許更新講習をやっている。
恒例の伊豆旅行には行かず、なんとイタリアに。帰るとすぐ鹿児島は出水に出かけ博物館実習の視察。さらに学会事務を処理した後、岡崎での中学の同窓会と高校の伊東先生を囲む会に出席。
そして30日日曜日も大学で学会事務の会議。
疲労は取れず、自分の研究ができない事態は続いている。

来週からは三年生の沖縄旧盆行事の調査に出かける。再来週には韓国ソウルにも足を運ぶ予定だ。

今年の夏は一体何なのだろう。充実していることは間違いないが忙しく疲れる。仕事であることは言うまでもないが生産的ではない気がする。達成感が込み上げて来る感じはない。感動はイタリアで目の当たりにした歴史の上に町があることと豊富な文化遺産があること。あらためて日本の観光立国政策の脆さを感じた旅行であった。