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203系、キハ350、新色に変更中

2015年07月10日 23時51分26秒 | フィリピン
前回、PNRに到着しましたキハ350のことについて、ある程度詳細に説明しましたが、今回はコーポレートカラーの濃紺色とラインカラーのオレンジ帯の新色について簡単に述べていきたいと思います。

私がPNRの本社のあるTutuban駅を訪問したのは5月28日でしたが、先日も説明しましたように4月29日に発生した脱線事故により、5月5日より全線にわたり運行中止となり、私が訪問した時点でも運行中止中でした。マニラ首都圏全線において、軌道のリハビリと点検などが実施されると同時に車両に対しては下の写真のとおり新色に塗り替えが実施されており、6年前ぐらいに登場したジャカルタの青系の103系のようななんとも奇抜な姿に変身しております。


正面から見た感じはご覧のとおりですが、どうでしょうかこの姿?
アルミ地の上に直接塗られているようで、現時点で綺麗な姿となっていますが、しばらくするとこの艶のある色も褪せてしまい、かつ、塗装が剥がれてしまうのではないかと危惧しております。
また、203系では上の写真の4編成が新色で、この時点で他の編成でも塗装変更が実施されていましたので、最終的にはCaloocan工場に留置中の01編成以外の7編成(02~08)はこの新色に変更されるのではないかと推測されます。


最後尾の妻面の姿は下の写真のとおりで、うしろ姿はまったく撮影する気にもなりませんが、模型をやっている方にとってはこのような細部も見逃せないところですね。ちなみに車両と車両の間の妻面はどのようであったのか覚えておらず、撮影することも忘れてしまいました。
次回は忘れずに細部についても撮影しておきたいと思いますが、車内もわかりやすい路線図が貼られていたりしていましたので、車内も撮影しておきたいと思います。


従来どおり車体にも車両番号が付されていますが、ジャカルタのKCJと同様に「クハ」や「モハ」といったところまでは表示されていません。もちろんカタカナを読めるフィリピン人はほとんどおりませんので、当然と言えば当然なのかもしれませんが、遊び心の多い方が社内にいるのであれば、ジャカルタのように103系の東海色の復活や方向幕上にカタカナによる表示など、日本時代を偲ばせるような粋なことをやっていただけるとマニア的には感動するのかもしれません。


続いて、203系以外の形式でもこの新色に変更中で、マニラに到着したばかりのキハ350に対しても4両ほど新色に変更されているようです。残りの2両も新色に変更されるものと思われますが、なぜ1編成が2両になっているのか気になるところです。
(写真はMark Chua氏提供)


また、RotemのDMUに対しても同様に新色に変更されており、今後も使用可能な編成に対してはこの新色に変更されるものと推測されます。
(写真はMon de Leon氏提供)


以上、PNRの新色について簡単に述べましたが、現在のところ運休が続いており、一時、7月6日に運行再開のダイヤも発表されていたものの、運行再開の予定について詳細は不明で、いつ運行が再開するのかわかりません。

最後に次回の予告ですが、Caloocan工場に留置されている車両について簡単に報告したいと思います。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2016-07-02 12:55:51
JRの203系と関鉄キハ350、かつては地元取手駅で毎日顔を会わせた両車が、遠い異国で同じ塗装になって同じ会社で活躍しているなんて不思議な縁を感じますね。
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コメントについて (井上)
2016-07-02 18:51:53
Unknown様、どうも初めまして。
まずは申し上げたいことがございますが、ここは私の家であり、まずはお名前とご挨拶を述べてからコメントを述べることが、基本的な礼儀かと思いますので、今後、訪問される場合は、その点ご理解の上、よろしくお願いいたします。
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