おひとりさまの介護

母が認知症になった。なにもわからなかった介護の世界との格闘記

更新の季節

2011年06月27日 | 介護施設
要介護度認定更新のための調査があった。
母の認定が最初2月だったため、その6ヵ月後、その後は1年毎の更新となり毎年7月が更新月。
そのためいつも忙しい6月下旬とバッティングする。

今年の外部業者さんは去年とは違う会社だった。
調査は前年同様、最初は母の部屋で私の立会いのもとに本人が答える。
そのあとは母なしで、管理室にてホームの責任者さんと私が相手をする。

自分が母の日常生活について知りうることは断片的なものとなったので、こういう機会に職員さんから母の毎日の状況を聞くのはたいへん興味深い。
症状が進んでいることや、母がやはりひとりに慣れておらず、誰かに依存傾向が強いことなど。


人間関係

2011年06月10日 | 介護施設
エネルギーレベルの高い母親をもつと何かと大変だが、宗教をやっていたときの母はいつも人の相談相手として重宝されていた。
その本領はホームでも発揮されていて、母をホームに送っていったときに、他の入居者さんに

「(おかあさまに)いつもお世話になっています」と言われた。
母はさっさとリビングに行ってしまったが、おとなしそうなその人がいうには、別の入居者さんにいつも「声が小さい」などといわれて傷ついていたらしいのである。
それを止めたか相談相手になったのが母のようで

ホームの人間関係もたいへんそうである。

如才なさ

2011年06月09日 | 通院
午前中が眼科の定期健診、昼食と買い物をはさんで午後が物忘れ外来。
母をホームに送っていき、あいかわらずぐちゃぐちゃになったタンスの中を整理し、何が不足しているのかを確認したあと、
処方箋薬局に薬を取りに行き終わったのが、宅配が来る予定時間ぎりぎり。

今日は「おとうさんは?」以外の質問攻勢はなく比較的静かだったものの、こらえしょうがないというか、自分が今どのような流れの中のどの段階にいるのかを記憶障害のせいで前後不明になってしまうため、「まだなの?」「遅いわね~」の攻撃は相変わらずである。

「あと支払いだけだから」と言っているうちに呼ばれた物忘れ外来のカウンターに行くと、母がひょこひょこついてきて、何を言い出すかとおもったら、

「○○の母でございます。○○がいつもお世話になっております」

お世話になっているのはおかーさんのほうです。