晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

安倍晋三の危うさ

2006-09-03 15:16:12 | Weblog
 安倍晋三の政権公約に、教育基本法、憲法の改正が謳われた。
 あのコイズミでさえ、憲法改正は正面から取り組まず、財政構造
改革という、富の分配の調整がメインの公約だった。(結果は、
格差社会だが)

 この国の保守派のアイデンティティの矛盾は、国の伝統とか、
「美しい国」の実現とかを掲げれば掲げるほど、現実の政策選択が
アメリカの意向に沿わなければならないという制約とぶつかって
しまうことにある。

 歴代の政権担当者は、経済政策を中心に、豊かになることで矛盾を
表面化しないように舵取りをしてきた。

 安倍の実現したい方向は、アメリカの意向と齟齬をきたす可能性が
あるのではないか。安倍の取り巻きの中には、アメリカべったりの
姿勢を、「国を売る」と受け取る者も多いようだ。

 靖国問題だけでなく、アメリカからのメッセージを注視して
いかなければならない。




 

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3 コメント

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Unknown (通りすがり)
2006-09-03 17:43:15
安倍氏が総理になれば、一般国民がアメリカの先方衆として戦地に行かされるのも時間の問題になるだろう
Unknown (へんじん)
2006-09-03 21:34:04
『美しい国』とは…



問題は山積みです。

この方が総理になられても、我々国民はさらなる痛みを背負わされるのでは…と不安です。

(あの中のどなたが総理になられても、あまり大差ないとは思いますが…)



昨日、母が子供の頃に見ていたという子供向けの人形劇番組『チロリン村とくるみの木』をみました。世の中にテレビが普及していく…まさにその過渡期にあった番組だそうです。この頃の日本は決して裕福な国ではなかったと思いますが…今よりもいい時代だったのではないかと思う私です。







感謝 (晴走雨読)
2006-09-04 19:28:49
通りすがりさん、コメントありがとうございます。

ご指摘の通り、新たな戦前の情況が近いと感じます。



少子化で、自衛隊の隊員の確保が難しくなれば、徴兵制が、逆にこんな世の中だから子どもが可愛そうで産まなくなり益々少子化の悪循環へ。



へんじんさんへ、チロリン村の後が、井上ひさしの「ひょっこりひょうたん島」でした。娯楽の選択肢も少なかったけれど、社会に勢いがあったような気がします。





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