枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

一夜明けて・・・

2017年12月17日 | Weblog

 昨日、約束通りに迎えに行き、連れ帰ったすばる。籠から出して抱き上げ、獣医さんが予測無く注射を打つ。2本目が巧くいかずでぎゃあ!と叫んだ。持って行った袋に入れられ獣医から出て、車に乗り込むまでは、寒さと怖さで何も言わずに震えていた。

 そこから可なり距離が離れた途端、鳴きながらの訴え。小さな児が、他所に預けられて酷い目に遇ったという、涙ながらの声で鳴くのだ。抱っこしてよぉ、と暫く訴えていた。猫の鳴き声ではない。人間の言葉に聴こえた。考えてみれば未だ、10ケ月である。

 鳴きながら、しゃくりあげ、抱っこと言うすばるに、愛おしさが増す。何も分らないまま、手術の場所に連れて行かれ、そのまま帰られた。麻酔が効いているとはいえ、目覚めれば見知らぬ所。鳴き声さえも出せずで、どんなに心細かったか。恐怖に慄いて。

 家に帰っても、薬の準備や、荷物を先に下ろしていたら、ふてていた。袋の中におしっこをして怒っている。枇杷ローションで綺麗に拭いて遣る。獣医の臭いに、逃げ回っている。傷口を嘗めないようにもらった備品は、今朝上手に外していた。お利口さん。

 すばるの毛並みの美しさに、枇杷葉茶を飲んでいる効果を想う。おしっこも臭わない。毛も抜けない。枇杷葉茶に限り、猫は飲むので、試してみてはいかがでしょう。人間に好いものですから、猫にだっていい筈ですよ。傷口にスプレーすると、痕が消えます。

 先週から、今週に掛けて体調不良が長引く。風邪を引いているのではないが、用事が多くあって、あちこちしたからだ。休日をじっと家に居て、読書だけに過ごせれば、それに越したことはない。然し、そうも言うてはおれず、庭の片付けと枇杷葉の成長に。

 体調不良であるから、と言っても、食事の用意はしなければならない。三度の献立もだが、腹に入れておかなければ、倒れてしまう。更なる身体の調子が整わない。タイガースも聴きたくない。読書だって大儀になる。それでは本末転倒なので摂取をする。

 明日は、霜月となる。神さんも、長い出張やら、休暇に欠伸をかみ殺しての社にお帰りだろう。年の瀬の慌ただしさに、庶民の願いを聞届けてくれはしないか。最近は、一円玉さえ落ちていない。一葉さんも、大つもごりでさえ薄情な顔だ。貧乏神さん気の毒。

 白のクリスマスローズ。この色ばっかりでは淋しいので、淡い薄桃が多い。黒や緋もあって、庭を彩る。

 

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