子育て女将

子育てしながら、料理屋の女将として過ごした日々 そして現在も子育に奮闘中のシングルマザー

芋焼酎 純黒

2007-11-30 09:05:32 | 焼酎
昨日の焼酎と同じ 田村合名(鹿児島県揖宿市山川町)の商品で、黒麹仕込み・甕壺仕込みの 純黒を飲みました。
本来の焼酎らしい焼酎で、ただ飲みやすくしているだけの焼酎とは違うと感じました。
そのままの生(き)で始めに飲んでみて、その後ロックで、そしてお湯割りにしました。お湯だと 特有の香りが立ち、含んで、多少の辛口に思うが 後味がよくて この蔵の代表銘柄になる訳が分かります。
ロックは、勿論いいのですが、昨夜は寒かったので、お湯割が美味しく感じられました。
他には、
この蔵は、女性の社長さんで、焼酎の造りにも、味にも、細かい配慮があるように感じます。保育園の経営をしていた頃があるようですが、ご主人をなくされてから本格的に蔵に入ったようです。
そういうのって、応援したくなりませんか。
そうでなくても人気が有り、今までは殆どが県内で消費されていたようです。
蔵の有る山川は、日本で始めてさつま芋が生産された場所とされています。(私の実家の方も、栗源町も、さつま芋が有名です。)
作物は土が大切なんです。
開聞岳が噴火した時代があり、その時の砂礫(されき)層は、水はけが良く、デンプン質のさつま芋を栽培するのに適しているようです。そんな土地の契約農家からのさつま芋(コガネセンガン)で、黒麹を使い 丁寧に醸されている【純黒】です。
このラベルのタイプは甕壺仕込みです。(めでたい柄の鶴や帆掛け舟・竹などが描かれています。)一次仕込みも二次仕込みも甕壺です。
違うラベルの、二次仕込みにホロータンクのによる製品が有ります。ラベルが違います。
この甕壺仕込みの方を私だったら選ぶでしょう。甕壺の利点である まろやかさが勝っていると想像できます。

芋焼酎・於一の夢

2007-11-29 10:27:51 | 焼酎
来年の大河ドラマの『天樟院篤姫』(てんしょういんあつひめ)の幼少の名前の 於一・(おかつ)の名前をつけた焼酎【於一の夢】です。
鹿児島県の田村酒造さんの商品です。
他には、薩摩の薫や、純黒、鷲尾 等の蔵です。
一年程の熟成させた黒麹と白麹のブレンドとで大変飲み易く仕上がっています。
お湯割りが美味しかったです。

※天璋院篤姫
 鹿児島県指宿、当時の薩摩藩今和泉家に生を受けた彼女は、薩摩藩主の島津斉彬の養女から右大臣近衛家養女になり、安政3年12月18日、時の将軍家定と結婚し、ペリー来航以来の危急の日本国を憂慮する斉彬の氏名を胸に将軍家に。結婚僅か1年半の家定の死後、大奥のまとめ役に。戊辰戦争の際、官軍として江戸城に攻めてきた西郷隆盛が薩摩藩へ導こうとした際、一度嫁いだ将軍家が終の住み処であると断り、後の江戸城無血開城や15代将軍慶喜の生命を救う役目を担い、その人柄と明晰な頭脳で日本の動乱期を強く生き抜いた女性です。


魔王

2007-11-28 09:17:08 | 焼酎
言わずと知れた 幻の焼酎 魔王です。
この焼酎を知ってしまった為に 焼酎好きになった人が多いんじゃないかと 思います。
うちのお店にも、この【魔王】が飲みたくて来ました。と言うお客様が大変多いです。
先日、焼酎半額日を設けて、営業したところ「じゃー いつもは飲めない魔王を、」と言う人ばかりでした。人気はNO1です。
だだ、情報量が少なくて、どういう造りの焼酎かの紹介が出来ないのが残念ですが、飲んでみると
芋焼酎という感じがせずに、フルーティで、透明感があり、素敵なドレスを着て上品に飲みたい感じのする焼酎です。
レギュラー酒の【白玉の露】は比較的入手しやすいので、お店でも時々置いてあるときが有りますが、こちらもなかなかいいと思うのですが・・・・
「やっぱり魔王がいいなぁ」と言います。
今回、何本か入荷しました。
飲みたい方は、早めにご来店してくださいね。

捨てないでー

2007-11-27 20:23:47 | Weblog
それ程 遅くない時間でも、もう暗い最近は暗くなって来ているんですねぇ。季節の移り変わりが早いです。子供をお迎えに自転車で行こうと、交差点で 信号待ちしていました。
そしたら…
だれかが捨てたであろう 煙草の吸い殻が、バスにひかれそうになりながら、コロコロコロ…危ない

足でふんで消さなきゃぁと 思っていると…
道路わきの排水溝に ポトリと落ちて行きました。
アァ よかった。それにしても火の点いたままで ポイ捨てするなんてひどいじゃない!!
マナー以前の問題です・
煙草を吸う人 気をつけて下さいねぇ。

芋焼酎 誉蔵

2007-11-26 09:53:10 | 焼酎
関東ではあまり見かけない焼酎だと思います。が 富の宝山の蔵の芋焼酎でした。
名前は:ほまれくら
蔵は:鹿児島の西酒造
麹は:黄麹
蒸留は:常圧蒸留
アルコール度数は:25度
一番の違いは:一次仕込みは普通ですが、二次仕込みの時に、仕込み水の替わりに、アルコール分3%の乙類焼酎を用い、一次モロミと蒸し芋を加え再び発酵させた 芋焼酎なんです。
この方法は あまり熟成期間が長くなくても それに似た効果が見込まれるそうなんです。専門的なことは良く解らないとしても焼酎を造るのに焼酎を使うなんて”凄いです。
生産量が少なく 殆どが、鹿児島県内で消費されているようです。
が、やはり仲間から、「おもしろい焼酎だぞー」と教えられたので、絶対に飲んでみたくて手に入れました。
西酒造の焼酎というのも興味の沸く条件です。
社長は:焼酎会の 革命児とうたわれた人です。
どんな味がするんだろう”一度飲んでみたい”女将の焼酎リストに入れたい”
今まで、全量芋麹・天使の誘惑・情熱焼酎3種・他全種類に近い程 集めてきているだけに、どうしても手に入れたかったのです。
飲まない人にはわからない気持ちでしょう。しかし、マスターはそんな事は言いませんよ。「それって美味しいのか?」
勿論だよ。飲んでみたら!
以前も飲みました 昨日は2度目
ボトルを入れてくださったのは、エリート?サラリーマンの同級生仲間。
昨日「私ブログをやっているの よかったら読んでくださいね。」
と、言ったところ、一人は その筋の専門な人だったので、たぶんそのうちのぞかれるでしょう。あえてエリートと呼ばせてもらいまーす。

ロックで飲みました。
ほのかに芋の香りがしますが、アルコールの刺激がなくスッキリしか感じです。甘すぎずスッキリですかね。軽くて飲みやすくて、900mlのボトルは ほろ酔いのうちに空いてしまいました。乙焼酎を用いた効果は見つけられなかったけど、隠し味でしょうね。

芋焼酎・紫尾の露

2007-11-25 13:10:33 | 焼酎
軸屋酒造さんの焼酎で 芋焼酎 【紫尾の露(しびのつゆ)】を飲みました。

軸屋酒造は薩摩郡宮之城町で、明治43年創業です。
漫画「おいしんぼ95巻」で紹介されたことがあるようですよ。
昨日紹介の【鶴見】は明治32年と言うから どちらもかなりの歴史があります。ラベルがその歴史を感じさせてくれると思います。
実は、この焼酎 瓶はありません。
仲間が購入したのを、4号瓶で分けてくれたもので、女将の向学のための焼酎です。昨日の【鶴見】もそうです。昨日は写真がありませんでしたが、今日は雑誌をカメラで撮りました。色が多少薄いのはその為です。まあまあ良く取れているでしょ。
芋焼酎 25度
情報によると、ろ過を控えめにしてあるようですが、昨日は、分けてくれた焼酎仲間のタッキーが、どうしても40度くらいのお湯割で飲んで欲しいと言うものですから、お湯割で飲みました。ポットにお湯を先に、湯飲みに注ぎ、適当に焼酎を入れただけの簡単に作ったので、さて 何度だったかは定かではありませんが、(量も測らずは自分の時だけですよ。いつもはお客様に美味しく飲んでいただけるようにちゃんと量っています。)
一口飲んだだけで甘味と重みが、バランスよくて奥行きのある味わいでした。たぶんロックではまた違う表情であろうと、察せられます。
女将自身 数多くの焼酎を飲んできましたが、こんなに美味しい焼酎も久しぶりです。名も知らぬ焼酎だった【紫尾の露】に降参しました。
何処かの酒店で売られていたら、絶対に購入する事を宣言します。

芋焼酎【鶴見】

2007-11-24 08:30:08 | 焼酎
女将の焼酎仲間が届けてくれた 焼酎は、【鶴見】と言う名の芋焼酎です。

明治32年の創業以来の伝統銘柄で、
酒名「鶴見」の由来は、初代がかつて、蔵近くにシベリアから飛来した鶴を見ながら焼酎を飲んでいたことから名付けられた。
地元で飲まれているレギュラー酒らしいです。

女将が時々読んでいるブログ 焼酎を書いている人のブログに 良く出てくる焼酎の名前だったので、大変気になっていました。

女将の焼酎仲間は、魔王や森伊蔵よりも、それほどの幻でなくてもいいから、自分に合う焼酎を 探し当て、定価で買って来たいという信念の持ち主。
その方に私達は、大変おせわになっているんですが・・・
自分の飲み分として買ってきた【鶴見】を分けてくれました。

早速飲みました。朝から気になっていたので、すぐ飲みたかったのに、祝日とあって、本日は盛況なり” とお店が忙しく、お料理は作るは、お皿は洗うは、お愛想の声がかかれば、出て行きご挨拶。日頃よりお店のムード創りに情熱をかけています。
ありがたいことですが、昨日は なかなか飲むチャンスが無くて、やっと手が空いた頃、ロックで飲んでみました。
「ハーッ」 戻りがいいです。
コクや旨みが濃いと感じ 軽くは無いのですが、飲みやすく グワッと来る戻り香が非常にいいと感じました。
実は、分けてくれた仲間からの、「村尾の蔵の村尾さんが 晩酌で時々飲んでいる焼酎らしいぞ」との情報もあり、じっくり味わいながら飲んでみたのですが、評判どうりでしたよ。
ちょっと香ばしい感じがしたのですが、そう感じたのは私だけでしょうか、?
雑誌によると、
≪第一印象は穏やかだが、飲んでいくうちに腰のすわった旨みがジワッと現れる≫≪すっきりとした味わいながら芋の優しい甘味がほんのり広がります。≫と表現されていました。
自分とは違う”と 感じました。
まぁ いいか。
ロックでも、おいしく感じましたが、次回は絶対に お湯割で飲んでみよーう。  
原料に:白豊
麹は白麹。やっぱり女将の好きな白麹でした。
お店には出していません。女将の飲む焼酎の紹介でした。

麦焼酎 田苑

2007-11-23 09:19:44 | 焼酎
昨日はめずらしく 麦焼酎を飲みました。田苑です。
近代的な蔵のようです。だって 業界初の『無菌開放発酵』・・・・と言う事は・・・
また、クラッシック音楽を聴かせて 熟成させているなんて  近代的と、私は思いました。
味だって おいしく、飲みやすい焼酎でした。
一緒に飲んだお客様は、工務店の社長さん。
畑を借りて、野菜を作ることが趣味の 気のいいおじさんと言う感じが ピッタリです。
お湯割で飲んでいました。
昨日は私も寒くて お湯割が体を温めてくれました。

米焼酎 七田

2007-11-22 09:55:03 | 焼酎
フルーティな香りの焼酎でした。
瓶は透明で和紙に商品名が書かれているだけの、いたってシンプルです。
名前は【七田(しちだ)】と言います。
佐賀県小城市小城町岩倉  天山酒造株式会社
原材料は大吟醸酒粕
アルコール度 25度
____________________________________
厳選した酒米を黄麹・吟醸酵母で醸し、そのモロミを純米の風味を損なわないように、減圧蒸留にて蒸留しました。
グラスに注ぐと、日本酒の吟醸香の様なフルーティな香りが漂い、まるで日本酒なのでは?と思ってしまうほどです。
原料である米の旨みと甘味が感じられ、喉越しも良く、今まで飲んだ純米焼酎の中でも一番の味わいです。
_________________________以上 ネットより____

なじみのお客様が、「美味しいから 仕入れておいて!」と教えられた焼酎でした。
タイプが色々あるようですが、今回は、純米焼酎で、一升瓶で、2415円くらいのランクでした。喜んで飲んでいただいていますが・・・・・
私も飲ませていただき、先日の【大石】とは、まったく違う顔をしているので、紹介したいと思いました。
何度も言うけど、香りが強いです。
飲み飽きない焼酎とは違うかも知れないが、なぜか、また飲みたくなる焼酎のようです。
私は、あんまり香りの強いのは得意じゃないのですが、昨日は2杯も、飲んでしまいました。お客様はご夫婦で来てくださり「今日は色々あり疲れたからこいつとデードだよ」と言っていたのに、 楽しく会話しているうち、ついついいつもより飲みすぎてしまい 楽しくしていただいているのは私のほう と言う感じです。そのお客さんのストレス解消になってくれればいいのですが・・・私は色んな焼酎を飲ませていただけるので、ストレスの発散は、飲んで解消 なんです・・・


また 昨日は、久しぶりのお客様が「ブログよんだぞ~」と来店され、「ママの好きな焼酎 お勧めでいいので セレクトして^>^と言われたので、【さつま寿】【多楽喜】【池の鶴】【全量芋麹】等、美味しく飲んでいただきました。
一人は飲んだ銘柄を書き留めていかれましたが、この辺の酒屋では絶対に手に入らないでしょう。一休で飲まなければ 飲めない焼酎ばかりですよー。
趣味の事、仕事の事、あとは秘密の事 あっという間に時間は過ぎ、その方達との話も、かなり盛り上がりました。私がお客さんと飲みながら接待している事もまんざら無駄ではないと、自己満足していると、娘に「ママ!! 早く帰ろうよー!もう寝る準備する時間だよー!!!」と。娘は怒って帰ってしまう始末。子供達よごめんね。
今日はママ お店に出ないで早く寝ようね。

芋焼酎【一どん】

2007-11-21 09:00:30 | 焼酎
知り合いの方の善意で 手に入れる事が出来た芋焼酎の 【一どん】 は、端麗辛口なスマートな焼酎でした。
なかなか手に入らない様で 私達の店でも 初めて見る焼酎でした。
アルコール臭は無く
生 でも 飲み易く
ロックでは 飲みやすすぎ
お湯割りなら ふんわり かおり、穏やかな風味を感じられ、後味が良く いい焼酎でした。
以上は私の飲んだ感想なんですが、
このボトルをボトルキープしてくれたお客様は、「他の焼酎は水やお湯で割ってしまうと 味が水っぽくなってしまうでしょ。ところがこれは、ほら いつまで経っても変わらないところがいいんだよなぁ」と言っていました。その方は、珍しい焼酎を手に入れやすい環境にある方なんですが、自信を持ってこの【一どん】を嬉しそうに飲んでくれていました。
この方、以前にこの焼酎を2本 知り合いからいただいた時は、「こんな安っぽい焼酎」と思っていたのが、飲んだら好みの美味しい焼酎で、その後、入手方法を色々聞き、10回ほど挑戦したのだが、抽選にもれ、諦めていたそうです。

「【一どん】があるんですよ」と、言ったら、「今体調を良くするために、酒の量を調整しているんだ」けど、と言いながらも、すぐに来てくれて、私と、その方と2人で、約半分は飲んでしまいました。昨日の私は 多分陽気なおばさんになっていた事でしょう。
飲みすぎを心配しちゃうけど、飲みすぎても、今日も元気になれる美味しかった焼酎でした。お店売りは出来ませんが、
ボトルはカウンターに置いてあります。

一どん
杜氏の里笠沙 鹿児島県川辺郡笠沙町
この蔵は、焼酎を造る杜氏の皆さんを集めた集団で、杜氏の里が出来たのは【笠沙杜氏】【薩摩すんくじら】(どちらもお店で扱っていた事があります。その時はあまり焼酎を知らなかったものですから、価値を感じなかったのですが、今だったら・・・もったいない話です)を生産販売していたそうです。が、【一どん】を 平成8年 (つい最近ですね)に販売したら、大変人気で、大ブレークしたようで、限定生産の為、予約制で、抽選になってしまったようでした。
瓶が、変わっています。1.8L 一升瓶です。注ぎやすくていい感じです。
名前も面白く、いちどんか、いっどんか どっちでしょうね。
笠沙町杜氏第一号の(たぶん片平一さん)杜氏さんのニックネームから、採っているそうです。納得。
黄麹仕込で、しかも
瓶仕込みと書かれていました。(始めて聞きました。漢字を間違えたのかなぁ)
珍しいですよね。
木桶蒸留機で蒸留しているので、風味が柔らかいんです。
徹底的に昔の焼酎にこだわった製品らしいです。
飲むことが出来て嬉しいです。
送ってくださった原さん ありがとうございます。
一緒に飲ませてくれた小川さん 美味しかったね。