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『キリング・ミー・ソフトリー』キリング・ムービー・ソフトリー

2007-02-26 00:06:14 | サスペンス
キリング・ミー・ソフトリー
KILLING ME SOFTLY(2001年アメリカ)
 監督 チャン・カイコー
 原作 ニッキ・フレンチ
 出演 ヘザー・グレアム、ジョセフ・ファインズ、ナターシャ・マケルホーン

 ■ストーリー■
 ロンドンに住むアメリカ人アリスは、ある日、通勤途中で魅力的な男性に出会う。男性は著名な登山家のアダムだった。アリスは、アダムが忘れられなくなり、ある日、セックスをする。互いに惹かれあう2人は、付き合い始めるのだが。 
 
 ■感想■
 ニッキ・フレンチ「優しく殺して」(角川文庫)の映画化作品。監督は『PROMISE』(05年)のチャン・カイコー。『PROMISE』ほどぶっ飛んでなくてごくごく普通のサスペンス映画になってます。普通どころか、日本の2時間サスペンスなみの、どうしようもないサスペンス映画です。

 TVムービーだったらOKですけど、劇場映画で、このオチや、サスペンスはダメダメ!原作とも違う展開なんですけど、今作のテーマが映画っぽくないのかも。ニッキ・フレンチの作品って読んだことないんですけど、こういう恋愛系ミステリーって、けっこう独特ですもんね。自分がミステリーとして好きなのは、舞台劇系の、ドンデン返し系のミステリーが好きなんですよね!
 実は、今作も、観よう、観ようって思ってるうちに、あっという間に、ソフトが発売されてから4年間くらい経っちゃいました。TV東京の「バリシネ」(土曜深夜)で2月17日の深夜に放送されたんで観ました。でも、TV情報誌によると今作って、TV放映が初めてじゃなかったらしいですね。その放送も見逃してました。
 まぁ、エロチックなシーンが話題になったR-18の作品だから、深夜に放送したんでしょうけど、昼間に放送しても全然大丈夫です。最近、女性のハダカの規制が厳しくないですか??(自主規制なのかわかりませんけど)
 ハダカがメインの作品なんて観たくもないですけど、ハダカ以外でも、スプラッターシーンやゴアシーンとかに対するわけのわからない規制は止めて欲しいですよ!だって、ゴールデンタイムに放送される2時間サスペンスだって、昔は、意味の無いHなシーンが絶対入っていたのに、いまや、中学生向きドラマみたいな健全な作品ばっかりでしょ(観てないから想像ですけど)

 ところで、「バリシネ」で放送してくれてうれしかったんですけど、どうせ、放送してくれるんなら『殺人ブルドーザー』(74年)や『愛欲の魔神島 謎の全裸美女虐死体』(72年)や『影なき恐怖』(a.k.a.『殺人ドッグ姿なき連続襲撃の謎』この別タイトル止めて~!ネタバレです)(74年)の方が、500000000倍ウレシイのに!!!!!
 

 で、話題を今作に戻すと、観て思ったのは、アダムが犯人でも、犯人じゃなくてもどっちでも良いってコトです。全然盛り上がらないんですもんね。ミステリー映画で、そう思わせることができるんだから、ある意味スゴイかも!
 
 「犯人が誰??」

 ってことよりも、とにかくエロチックなシーンが描きたかったのね!まぁ、中国映画時代じゃ、エロチックなシーンはムリですもんね。
 でも、もし自分がプロデューサーだったら、サスペンス映画を撮ることが出来ない監督に、エンターテイメント映画を監督させないだろうな。もうエンターテイメントじゃなくて、これからも、芸術的な文化的な作品を監督してください。20点

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