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『惨劇の週末』惨劇のオチ

2009-08-16 08:00:17 | ホラー
惨劇の週末
THE ART OF DYING(2000年スペイン)
 監督 アルファロ・フェルナンデ・アルメロ
 脚本 ファン・ビセンテ・ポスエロ
     フランシスコ・ハビエ・ロヨ
 出演 フェレ・マルティネス、マリア・エステヴァ、ルシア・チネメ

 ■ストーリー■
 7人の若者が週末を利用して湖畔に出かけるのだった。酔っ払った勢いで、軽い気持ちでメンバーの1人ナチョを寝袋に入れてまま湖に投げ込み殺してしまうのだった。4人はこのことを秘密にして、ナチョは行方不明ということになる。
 4年後、ナチョを見たという浮浪者風の男が警察に捕らえられたことから、残りのメンバーたちは、ナチョが生きているのでは??という疑惑が生まれるのだった。6人のメンバーはナチョを埋めた山小屋に向かうのだった。
 
 □■□ネタバレあり!!□■□
 ■感想■
 『殺しのセレナーデ』(01年)、『ユートピア』(03年)のフェレ・マルティネス出演のホラー映画。
 本国、スペインでは大ヒットしたらしいです。
 若者たちが主人公のアメリカ製の低予算のスラッシャームービーだと思って観逃がしてました!!
 「DVDのこういうパッケージ、止めて!!」
 スペイン映画だなんて気がつかないですよ~!!

 別にアメリカ製の作品が嫌いってワケじゃ無いんですけど、観る順番の優先度が余り高くないってって感じで、スペイン製のホラー映画とアメリカ製のホラー映画があったら、スペイン製のホラー映画を先に観ちゃうんですよね。

 本国スペインで大ヒットって本当??
 
 まぁ、日本映画のヒットしてる作品だって、外国の映画ファンが観たら
 「WHY??」
 って思うような作品ばかりでしょうしね。
 でも。スペインの映画ファンて目が肥えていそうなのに!!なぜ??なぜ??大ヒット??競合する作品が無かったの??

 最初はミステリー映画かスラッシャー映画と思って観始めたので、中盤でメンバーのうち3人くらい死んだあたりから、スゴ~くイヤな予感が!!
 ホラー映画の殺人シーンの定石で、なぜか殺される人間と犯人以外の通行人がいないっていうのが、ありますけど、今作の殺人シーンは余りにもオカシイ!!と思っていたら、本当に被害者しか出てこなくて、登場人物たちが、周りに誰もいないことを不思議に思うシーンがッ!!

 これは、ホラー映画だ!!オカルト映画!!しかも、例のオチの!!
 「もう止めて!!このオチ!!」
 エンターテイメント作品のホラー系の作品でこのオチ、禁止!!
 もちろん、文学的な作品でも禁止!!

 でも、このオチ考えついた脚本家は「良し!これだ!!」って思ってないですよね。「恥ずかしいなぁ…。ありがちなオチで」って思ってますよね。
 
 とにかく禁止のオチは

 ①実は、夢でした!!
 ②実は、主人公たちは死んでました!!
 ③実は、死ぬ間際に観たシーンでした!!
 ④実は、驚かすためのビックリパーティでした!!
 ⑤実は、犯人は全然関係無いと思われた登場人物でした!!
 ⑥実は、犯人は全員でした!!
 ⑦実は、犯人は実行不可能な状態にある(と思われた)人でした。
 ⑧実は、…。

 もう止めて!!このオチ!!
 あれ??あれ??⑤~⑦は全然OKです!!⑤~⑦は、オチ禁止どころか逆にこういう作品を作って下さい!!
 でも⑥は気をつけないと、有名なミステリ作品のネタの盗作になっちゃうので注意!!
 ④は微妙な感じです!フレッド・ウォルトン監督の有名なスラッシャー映画しか使えないネタかも??
 ①のネタを使っていいのは“ブライアン・デ・パルマ監督”だけ!!
 すいません!好きなんです!ブライアン・デ・パルマ監督!!

 すいません!今回、本当にネタバレしちゃって!!
 でも、実は、今作、ナチョを見たという浮浪者風の男は何だったの??そこが説明ないのはアンフェアでしょ!! 30点
 
惨劇の週末 [DVD]

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