今日は、とーちゃんが書きます。
この冬は、とても寒い日が続いています。関東地方の冬は、晴れて乾燥した日が多いですね。
チャコ家は関東平野のほぼ真ん中にあるので、冬の空気の澄んだ日は、関東平野の周辺の山々がよく見えます。
今朝7時過ぎ、近くの利根川の堤防の土手で、これらの山々を撮影してきました。
今朝は、-5℃の厳しい冷え込みでした。
まずは、南西に見える富士山です。標高3776m。初夢の縁起の一番に挙げられる、朝日を浴びた富士山です。
手前を流れる川は、「坂東太郎」の異名を持つ利根川です。
富士山から徐々に右(北東)方向に見ていくと、群馬・長野県境に位置する浅間山が見えます。
ちょっと靄がかかっていてクッキリとは写っていませんが、標高2568mの活火山です。
北斜面の群馬県側が、大量の雪に覆われているのがわかります。
そのすぐ北側に見えるのは、榛名連山です。鋸の刃のような山の形をしています。
最高峰は掃部ヶ岳(かもんがたけ)で、標高1449m。
山頂付近にある榛名湖は凍結するので、氷上のワカサギ釣りの名所です。
榛名山から右(北)に目を移すと、遠くに、雪を頂いた谷川連峰や武尊(ほたか)山などが見えます。
こんな遠くの山々まで見える日は、そう多くはありません。
谷川岳の最高峰は標高1977m。日本海側と太平洋側の気候を隔てる、屏風のような雪山の壁です。
そして、そこからさらに右を見ると、赤城連山がくっきりと見えます。最高峰の黒檜山は、標高1828m。
冬に北関東に吹き降ろす風は「赤城おろし」と呼ばれて、向かい風では前に進めないほどの強い北風です。
赤城連山の山頂付近にある大沼も、凍結した湖でのワカサギ釣りの名所です。
その右側(北)には、一番左の男体山や女峰山などの日光連山が連なります。
標高は、男体山が2486m、女峰山は2463mです。
男体山の裏側が、チャコがいつも雪遊びに行っている場所です。もう雪が相当積もってるはず・・・。
今朝は、かなり冷え込んだことでしょう。
最後に、関東平野の東に位置する筑波山。「ガマの油売り」でも知られる、信仰の山です。
撮影したのが早朝だったので、「シルエット・筑波山」になりました。
筑波山は男体山が標高871m、女体山が標高877mで、見る方角によって、見え方がかなり変わります。
「紫峰」という別名があります。
チャコ地方から見える、関東平野を取り巻く冬の山々をご紹介しました。
一度にこれだけの名山を見ることができるというのは、なんとも贅沢な気分です!
♪西に富士山 東を見れば 夫婦(めおと)姿の筑波の峰よ
北に日光 南を見れば 花のお江戸が栄えてござる♪
チャコ地方に古くから伝わる、甚句の一節です。