ごんぎつねの独り言 ~技術士試験(建設部門:道路、総合技術監理部門)の受験記録・ブログ~

不器用で、愚直で、貧乏くじを引くのが大得意な "ごんぎつね" が本音で綴るブログ。 恐縮です(^^ゞ

H19年度口頭試験の成績通知書

2008年03月08日 | 技術士(二次)
買い物から戻ると、H19年度口頭試験成績通知書が届いていた。
口頭試験の不合格通知はレア物だろう。

成績は以下のとおりだった。

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成績:
 (1) 経歴及び応用能力 ・・・・・・・・・・ *
 (2) 体系的専門知識 ・・・・・・・・・・・・ ○
 (3) 技術に対する見識 ・・・・・・・・・・ ○
 (4) 技術者倫理 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ ○
 (5) 技術士制度の認識その他 ・・・ ○

結果: 不合格

注) ○: 合格基準(60%)に達している
    *: 合格基準に達していない
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合格のためには評価項目(1)~(5)の5つ全てにおいて合格基準をクリアする(○をとる)必要がある。
私の場合は、(1)がNG(×)で、(2)~(5)はクリア(○)という結果だ。

全てがNG(×)でなくてホッとした反面、私にとって一番やっかいな評価項目である「(1) 経歴及び応用能力」でNG(×)をくらったので、先が思いやられる。
逆に、技術士としての必要な能力の根幹と考えている 「(2) 体系的専門知識」、「(3) 技術に対する見識」 は合格基準に達していた。

実は、生意気ながら、他の評価項目ならば今回NGであっても、一定の努力でクリアできるとも考えていた。

「(1) 経歴及び応用能力」は、「技術士受験を応援するページ」において以下のとおり解説されている。

[引用開始]
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概要:
受験願書に付けた経歴票や技術的体験論文に関して、説明を求めるとともに質問がなされ、経歴とこれに伴う応用能力を確認します。

主な質問:
経歴の説明/技術的体験論文の説明と問答/受験動機/合格後の抱負/これまでの不合格理由/合格時の組織内待遇

ポイント:
技術的体験論文についておそらく説明を求められ、相応の時間が与えられます。
よいプレゼンができるか(内容を理解してもらい、問題解決内容について評価してもらえるか)が勝負です。
(そのためには、プレゼンを意識した技術的体験論文が書けているかどうかが重要です)
この技術的体験論文評価が口頭試験の最大のヤマになります。
経歴説明と経歴票の間、経歴票と技術的体験論文の間に矛盾がないことが最低限必要です。
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[引用終了]

口頭試験で、試験官が技術的体験論文について微妙な様子を示されたことを思い出す。
「選択科目」や「専門とする事項」に沿ったベタな(従来型の縦割りに即した?)経歴・経験を要求されたが、それとは微妙にマッチしていない感覚だ。
例えるならば、設定したストライクゾーンにズバーンと直球を投げ入れてくることを求めたが、微妙なコースにしょんべんカーブを投げたような感じ。

技術的体験論文の準備不足やプレゼンでの反省点は改善できるが、結局は微妙なコースにしか投げられないので、本質的な部分では変わりがない。
建設部門(道路)において、従来型の建設を主体とした公共土木工事にかかわる建設コンサルタントを保守本流とすると、
私の専門領域は保守本流ではないし、「専門とする事項」にはピッタリと合うものがない。
加えて、その道一筋という訳ではない。

工夫により、並のカーブぐらいまでにはできるかも知れないが、コースは相変わらず微妙なまま。
そのコースでストライクをとれるかどうかは、審判(試験官)がストライクゾーンをどう設定するかに依存する。
そのため、残念ながら、運に左右される要素を内在したまま受験しなければならない。

仮に、試験官の立場だとすると、御自身が定義している分野において、直接役立つ受験者を残すという判断が働きやすい。
また、合格者の数を絞らなければいけないという制約があるとするならば、その定義でストライクゾーンを更に絞るだろう。
不条理な部分もあるように思うが、これは仕方ないと理解しておくしかない。

上記以外の反省点。
技術士になった場合の抱負を具体的に、現実性を持たせて伝えるべきだったと思う。
加えて、他の受験生と比べて、技術士になりたいという意欲も弱かったのかも知てない。
試験官が受験生に与えることができる技術士の切符の枚数が限られているならば、最終選択時には願望や志が強い方を優先するだろう。

また、内容は伏せるが、試験官がやたらビックリされていたことがある。
本来は全く問題はないはずだが、あることをあえて曲解するには、いい材料になる。
フォローはしてみたが、負う必要がないリスクを自ら負ってしまった。
ただ、前述の本質的な課題とは違い、これらは排除可能だ。

最後に、良かったこと。
技術者としてのポテンシャルや適格性に関係が深い評価項目である「(2)体系的専門知識」「(3)技術に対する見識」等について合格点をつけてくれたこと。

以上をもって、私自身のH19年度試験のまとめとしたい。

今後の取り組み。
H20年度試験までには本質的な課題は解消できないが、もう一回チャレンジしてみることにしよう。
技術士二次試験の特徴は、口頭試問があること、そして口頭試験で不合格となるとふりだしに戻ること。
筆記試験からの再チャレンジだ。

まずは、年度末までの仕事を仕上げることにしよう。

お詫び:
以前の私なら公開しない内容です。
また、本人以外には興味がない内容だとは思いますが、なるべく隠さずに、素直に記しています。
不快な表現を含んでいるかも知れませんが、ご容赦いただけると幸いです。

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