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「ふしぎトーボくん」3

2005年04月02日 | 読書
<芸術の本質というものがあるとすれば、
 それはマイナーポエットなものに宿っている>
というような発言を、
吉行淳之介がしていたと記憶しています。

99人に嫌われたとしても、
残り1人に強烈に愛されるもの、
そういうものこそが本物なのではないか、
そういう意味でもあるでしょう。

また、
好き・嫌いの感情が画一的であろうはずがないのに、
99人に好かれるようなものというのは、
どこか味気ないものだ、という意味でもあると思います。

「ふしぎトーボくん」はまさにマイナーポエットな作品です。
万人受けする作品ではありません。
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