還暦男の徒然日記

還暦過ぎの余生を楽しもうとの魂胆?が覆えさせられそうな日々の奮闘記

桜の枝の束?

2013-03-25 19:25:23 | 日記

帰りの地下鉄の中で、「今度の週末は桜を観に何処へいこうかなあ?」とボーッとしていると・・・

向かいの席に桜の枝の束を持った中年のおばさんが座った。「桜の枝の束」という表現がイマイチだけれど、要するに生け花用の枝桜だ。

その時、思わず「桜の枝をこんなにしてもいいのか?」という考え?がよぎった。

「日本の花」といえば桜か菊だろう。でも、菊の切り花は何の抵抗もないのに、桜は何故か「枝を切ったらあかんやろ」と思ってしまう。

小学生の頃、近くの護国神社で遊んでいると、大きな桜の枝が折られていた。で、それを持っていると中年のおじさんが「こら。桜の木を折ったらあかんやろ。社務所に連れていくから謝れ」と・・・

「僕は折ってません」と必死に言っても聞き入れてもらえず、思わず逃げて帰った記憶がある。

その時以来、僕にとっては「桜の枝を折る」という行為は人の物を盗むに等しい行為になった。

7,8年前に銀閣寺の家の建て替え工事中に業者のトラックが哲学の道の桜の大きな枝を折ってしまった。

で、それを僕に報告に来た運転手が笑いながら「いやあ。桜を引っかけたら折れてしまいました」と・・・

思わず「○○さんに謝って来い」と怒鳴ってしまった。○○さんは桜の世話をしている方だ。運転手もぼくが怒鳴ったものでびっくりしていた。

アメリカ初代大統領のジョージ・ワシントンが少年の頃に父親が大事にしていた桜の枝を切ってしまったのを、正直に父親に告白したという話を思い出した。

ワシントンの父はジョージを「正直な告白は千本の桜よりも値打ちがある」と褒めたようだが・・・

僕が父親なら「そもそも桜はなあ、日本の国花で大切にする気持ちを持って・・・」と講釈しそうだ。

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