還暦男の徒然日記

還暦過ぎの余生を楽しもうとの魂胆?が覆えさせられそうな日々の奮闘記

綺麗な紅葉はより綺麗に・・・

2011-11-30 18:21:35 | 日記

写りが悪いけれど、職場の近くの名もない(本当はあると思うけれど)小山の紅葉だ。

山全体を見事な暖色系の紅葉色が覆い尽くしている。自然の凄さというか、人間が思いつきそうにない色合いがにじみ出ている。見ているだけで感動ものだ。

しかし、これも近くまで寄って眺めると、半分くらいは今にも死にそうに喘いでいる瀕死の葉っぱで枝にしがみついているだけだ。見ていて可哀そうになってくる。憐れは感じても決して「綺麗だ」とは思えない。

考えると、何事においても遠くから眺めるのがいいのかもしれない。

室生犀星は故郷を「故郷は遠きに在りて思うもの」とうたったが、「紅葉」も遠くから眺めて感動するものかもしれない。

ところで、最近は永観堂、清水寺や高台寺など、紅葉の時にライトアップをして観光客を楽しませてくれている。

ライトアップはうまく考えたもので、明るくするとカメラのCMにあったように「綺麗な紅葉はより綺麗に・・・枯れかけた紅葉はそれなりに・・・」見える。

瀕死の葉っぱもそれほど「瀕死」には見えない。

女優さんなんかもライトアップしているようだが、「綺麗な女優さんはより綺麗に・・・綺麗でない女優さんはそれなりに・・・」か・・・

瀕死の女優さんも・・・・

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葵祭研修・親睦会

2011-11-29 21:50:59 | 日記

今日は葵祭の秋の研修・親睦会があった。

今日の研修は大倉酒造の相談役をされている先代社長の大蔵敬一さんの「葵祭の戦後復興と当時の京都」をテーマとしたお話だった。

戦後復興の一環として京都の街復興ということで、いち早く祇園祭や時代祭に都をどりなどが復活したのだが、葵祭はなかなか復興しなかったという。

その理由としては葵祭は戦前までは勅祭で、宮内省の管轄だったわけで京都の町衆が手を差し伸べる環境になかったようだ。さらに下鴨神社も上賀茂神社も戦後の食糧難から広い敷地を畑などに提供していたようで、なかなか復活しなかったらしい。

昭和28年にやっと復活をみたのだが、復活したのは京都の観光協会や商工会議所の力添えがあってのことのようだ。

そんなわけで、観光客相手にしなければならないというので、当時は御所から四条にまで行列が伸びて観光客を堪能させていたようだ。

そのうち、東京からの観光客が祭当日の朝7時頃に新幹線で来られるようになり、雨で中止などすると大変な迷惑になるわけで、当時の祭協讃会の会長は天気だけをもっぱら心配されていたようだ。

大倉さんの父上も長く協讃会の会長をされていたようだが、雨が続き会長を退かれたらしい。

話はまだまだ続いたが、雨という自然現象が元で会長が交代するなど、何かほほえましい感じがした。

今日の研修・親睦会も楽しく過ごさせていただいた。帰りに恒例の来年の干支をもらってきた。

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新しい心肺蘇生法

2011-11-28 20:26:22 | 日記

今日は応急手当の新しい方法の説明会が消防署であって、応急手当分団員として参加した。

応急手当といえば、胸骨圧迫(心臓マッサージ)と人工呼吸がメインで、それにAED(自動体外式除細動器)の使い方が入っているのだが、その世界基準が5年に1回見直しが行われる。

昨年見直されたものが日本でさらに修正?されて、1年遅れで国から発表されたということだ。

AEDはともかく、心肺蘇生法(CPR)が今まで意識がなく、呼吸がなければ「人工呼吸2回のあとに胸骨圧迫30回を繰り返し行う」だったのが、「胸骨圧迫30回のあとに人工呼吸2回を繰り返し行う」に変わった。

CPRの趣旨が心臓を押して血液を脳に供給することと、口から息を吹き入れて酸素を供給することに変わりはなく、それをどちらかをやめるというのならともかく、どちらを先にするかとか、回数を決めて繰り返すとか、どれほどの意味があるのだろう。

いかにもプロトコル好き?の医学の世界の話だと思ってしまうが・・・

いや、やっぱりこのくらい詳細に手順を決めておかないと、効果的な救命活動ができないのだろうか。

昔は人工呼吸1:心臓マッサージ5回や2:15だったりした時もあったが・・・

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京都紅葉狩り②

2011-11-27 14:35:56 | 京都ウロウロ

今日も朝から紅葉スポットに・・・

「京都の紅葉」といえば、僕の頭の中には嵐山、永観堂に東福寺が出てくる。で、今日はその東福寺に出かけた。

東福寺は「京都五山」のひとつだ。もともとは鎌倉幕府が鎌倉地方で中国を真似して作った「五山」だが、鎌倉幕府滅亡後に京都で「五山」が復活した。

ちなみに五山は、別格ー南禅寺、1位ー天竜寺、2位ー相国寺、3位ー建仁寺、4位ー東福寺、5位ー万寿寺となっている。万寿寺以外はなじみのお寺だ。

ところで、東福寺界隈に着くと、凄い人出に圧倒された。この時期に東福寺に行ったのは初めてで人から「凄いよ」と聞いていたが、例えはイマイチだが八坂神社の初詣みたいな混雑だ。

人と人の隙間から「紅葉が見えた」という感じで、留まることも出来ず流れ作業のように押し出された。

で、帰りに東福寺塔頭の退耕庵の紅葉をゆっくり観覧した。ここは小野小町ゆかりの寺で小町宛の恋文が納められているという。小野小町といえば山科の随心院もゆかりの寺だが・・・まあ、小町もあちこち動き回ってたわけだから。

退耕庵は幕末に長州藩の宿坊になっていたようで、鳥羽伏見の戦いで亡くなった長州藩士の菩提所になっている。先日は鳥羽伏見の戦いの会津藩の菩提所である金戒光明寺に寄ったが・・・


 ここまできたので、雑踏を抜けて隣の泉踊寺に向かった。泉踊寺も沢山の人だが東福寺にはおよばない。さらに、ついでに泉踊寺のそばにある今熊野神社に向かった。きれいな紅葉が迎えてくれた。

そこから思い立って清水山に入ろうとしたが・・・慣れ親しんだ山なのに迷った末に大谷本廟に出てしまった。ここも紅葉が綺麗に迎えてくれたが、どっと疲れが出てきて「今日の紅葉狩りはこれくらいにしておいてやろう」・・・


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映画「ミケランジェロの暗号」

2011-11-26 14:48:11 | 映画日記

映画「ミケランジェロの暗号」を観てきた。

巷では「三銃士」や「マネーボール」や邦画なら「すてきな金縛り」などなど話題の映画がふんだんにあり、妻にも「マイナーが好きやね。たまにメジャーのも観たらわ」と言われたが・・・

題名にあるミケランジェロ云々はストーリーの展開に出てくる前菜みたいなもので、もともとの題名「我が最良の敵」の方がストーリーにピッタリくる。

同じ題名に近いダ・ビンチコ―ドとはかけ離れたもので、間違いなく日本の題名の付け方がおかしい。それはともかく・・

第二次大戦中、オーストリアで画商を営むユダヤ人夫婦には息子と、そして幼い時から息子と同様に育ててきた家政婦の息子がいた。

戦争の最中、イタリア・ムッソリーニとドイツ・ヒトラーとの団結を確認するための両者の会談が考えられていた。その時のムッソリーニへの手土産としてユダヤ人画商が有しているミケランジェロの絵をプレゼントしょうと考える。

ここから、幼い時から友情を育んできた息子ヴィクトルと家政婦の息子・今はナチス親衛隊に入隊したルデイの二人の絵画をめぐる戦いが始まる。

ヴィクトルを酔わせて絵画の在り処を突き止めるルデイ・・・しかし絵画が狙われていることを事前に察知した画商が贋作を準備する。

贋作をつかまされたルデイはヴィクトルをベルリンに連れて行き・・・・

それからヴィクトルがナチスに扮して急場を凌いだり、ルデイがユダヤ人となって捕虜になったり・・・シリアスものというよりもコメデイ。っぽい映画だ。

エンドで、終戦後、ヴィクトルの全財産を奪ったルデイが画廊を開く。そこには事前に複数作成されていた贋作のミケランジェロの絵がオークションに出されていた。

その画廊にヴィクトルが訪れ、亡くなった画商の父の肖像画を譲ってくれるようルデイに依頼する。

肖像画など見たくもないルデイは無償でヴィクトルに与える。

実はその絵に・・・・父の遺言「私を視界から離すな」

意外?に面白い映画だった。

勝手評価 ☆☆☆☆

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ロンドンからミンス・パイ

2011-11-24 18:52:17 | 日記

ロンドンの友人ーもちろん、妻の友人です。僕には日本人の友人しかいないし、その友人も加齢から亡くなりつつあり減る一方だ。-からミンス・パイなるお菓子が届いた。

まめにいろんなものを送ってくれる友人で、お会いしたことはないが大変奇特?な人だ。

で、ミンス・パイなるものはイギリスでクリスマス近くになると食べるお菓子で、ミンスとは刻んだという意味で日本語ではミンチだーこれもおかしい。ミンチは和製英語で、純粋な?日本語ではひき肉ということになる。

「ミンチ」だからひき肉と思うのだが、お菓子だからひき肉ではなく、ドライフルーツが入っている。それをパイで包んでいる。

が、この語源のミンスーミンチにはおぞましい歴史がある。

18世紀末、ロンドンにスウイニ―・ドットという散髪屋がいた。彼の裏の姿は散髪に来た客の喉を切り裂く殺人鬼だった。

その散髪屋の向かいにはスウイニ―の彼女が営んでいるパイ屋があった。あまりおいしくないとの評判だったが、ある時「ミート・パイ」なるひき肉入りのパイを売り出したところ、おいしいとの評判が立ち急に繁盛し出した。

実はそのミート・パイのひき肉がスウイニ―の殺害した客の肉だったのだ。・・・・

日ごと、彼は殺した客の遺体を地下道を通って彼女のお店に運んでいたという。

まあ、妻から聞いた話なので、ほんとかどうかはわからない・・・・

ところで、送られてきたミンス・パイは大変美味で、こんな味だったら○○でも食べるかも・・・・

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宇宙人の会話

2011-11-23 15:49:27 | 日記

市バスの中で、同じ職場らしき若いカップルの宇宙人のような会話に出会った。

男「うーん。物まねするわ。だれか当てて・・・○○」・女「わからへん。誰?」・男「△△さんや」・女「全然似てへん」・男「そうか。僕的にはそっくりやんやけど」・女「××君の見ている△△さんと私の見ている△△さんは違うのかもしれへんわ」・男「そうかもやねえ」

(そんなわけないやろ。カメレオンやないんやから・・・ころころ変わるわけない。大体バスの中で物まねなんかするなよ)

男「僕なあ。会社でうまいことできるコツが分かった」・女「どんなん?」・男「それはなあ。取扱説明書どおりにしたら間違いないねん」・女「取り説を沢山作るんか?」・男「そうやね。大変そうやけど取り説さえ間違わなかったら大丈夫やね。例えば○○さんやったら、朝一番に挨拶したら、結構ご機嫌になるねん」

(こいつら、上司・先輩との接し方の取扱説明書を作ってるんや。僕も前の職場で「取り説」あったんかもしれん)

男「□□さん知ってるやろ」・女「知ってる」・男「あの人、先輩なんやけど年上なんや。何やおかしいなあ」・女「うん。おかしい」・男「まあええわ。あの人な、ブランド物が好きで沢山持ったはるんやけれど、バッグ買ってもずっと使わんと保管してるんや」・女「もったいないなあ。何でやね?」・男「使った方がもったいないんやって」・女「そうなんや。潔癖症なんと違うか?」・男「そうやね」

(日本語しっかりしゃべれよ。それにブランドバッグを使わないのと潔癖症は関係あるんかいな。そんな結論出すなよ)

まあ、若い人の会話は難しいです。もっと難しいのがあったんですが、内容が理解できないので割愛しました。

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駆け足で紅葉スポットへ

2011-11-23 14:08:14 | 京都ウロウロ

朝から500円の市バス一日乗車券を活用して、紅葉を満喫するためにめぼしい名所へ出かけた。

まずは市バス5番を乗って「真如堂」へ。東山界隈の紅葉の名所というとまず永観堂だが、ここ真如堂も見事な紅葉だ。

5番のバスは平安神宮や永観堂にも行くので、いっぱいの乗客だったが、真如堂まで来ると全員着席できるくらいに空いてきた。

真如堂の紅葉は今週末位が一番の見ごろになるそうだ。それでもきれいな紅葉を見せてくれていた。ついでにここから歩いて2,3分の金戒光明寺にある会津藩士の御墓に寄った。

鳥羽・伏見の戦い(薩摩・長州×幕府ー会津)で戦死した会津藩士のお墓になる。時代にめざとく対応した薩摩・長州と時代にもぶれずに国体を守ろうとした会津藩・・・飯盛山での白虎隊の自刃など個人的には会津に心を惹きつけられる。

次にここから歩いて10分ほどの法然院に向かった。途中、霊鑑寺に・・・ここは後水尾天皇の皇女を開基とする門跡寺院だ。

京都は門跡寺院が沢山あり、その値打ち?がよくわからない。この霊鑑寺の横道を山に入るとこの前紹介した平家を倒そうと企てた「鹿ケ谷の変」の首謀者・俊寛の邸宅を経由して大文字山に至る。

法然院につくと沢山の人で静寂を期待していたのに少しがっかりしたが、それでも山門は絵になる。

銀閣寺バス停まで戻って203号バスに5分ほど乗って出町柳駅から下鴨神社へ行った。

下鴨神社は七五三のこどもたちでいっぱいだった。子供より両親、両親よりも祖母祖父の方が張り切っている。

下鴨神社の紅葉はイマイチだった。で、下鴨神社の横にある糺の森を通って次の所へ。糺の森には地道に積もった落葉が地道の土と落ち葉が同化しかけていた。

もうじき落ち葉が土と同化して腐葉土になり、来年の春に備えた栄養を大地に与えてくれる。

次に出町柳から市バス203号で15分・・・北野天満宮へ向かった。

北野さんは境内の駐車場の紅葉が一番だった。

最後にさらに歩いて10分のところにある千本釈迦堂に・・・

約3時間で6ケ所の紅葉スポットを走りまわった。

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名医とは?

2011-11-22 18:45:58 | 日記

今の職場は前にも紹介したが、介護関係の仕事もやっているが他に子供の保育や病院もやっている。

特に病院は救急病院もある。このところ1週間ほど急に寒くなってきたので救急患者が増えてきているようにも感じる。

過去の経験などから季節の変わり目付近で体調を壊し発病することが多いように思うし、命を落とされるのも多いように思う。

ところで、救急患者が増えてくると、その中にモンスターペイシェントと呼ぶにふさわしい患者も増えてくる。

僕の仕事とは少し離れているので、直接には接しないが聞いていると大変だ。その対応だけでドクターもナースも事務職員も疲弊してしまいそうだ。

ただ、モンスターペイシェントといえども、重い病気になっていることもあるわけで、その見極めが非常に難しそうだ。

「お腹が痛い、痛い」と言うが、本当に痛いのか、仮病なのか。

過去の彼ら・彼女らの行状からして九分九厘は仮病なのだろうが・・・・

その救急病院の親しいドクターが「九分九厘は仮病だと思うけれど、残り一厘で本当に具合が悪いかもしれないでしょ。だから直接、僕の眼で診ないと・・・・」と。何回、何十回と裏切られているのに・・・・

頭が下がる。テレビに出てくる「神の手」を持った達人のようなドクターより、このドクターの方がよっぽど名医だと思う。

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ガレキ処理と村八分

2011-11-21 19:33:41 | 日記

今日、開かれた政府主催の全国知事会議で、野田総理が東日本大震災で出たガレキの広域処理について都道府県知事に協力要請したという。

東京都の石原知事は「大きなところが手を差し伸べなかったらどうなんるんだ」といち早く協力を申し出たが、他のところは腰が重く上手い具合に協力を得られていないのが現状のようだ。

もちろん、京都府もまだ意思表示をしていない。放射性物質汚染や風評被害を懸念してのことのようだが・・・

風評被害問題を行政が懸念してどうするのか。行政は風評被害を無くすのが務めだろう。

それに放射性物質汚染問題も何も汚染されたガレキの処分を要請されているわけでない。

昔、日本の村落には「村八分」というシキタリがあった。反集落的な行動を起こした人に様々な制裁を科すが、葬式と火事の2分だけは協力をしたという。

災害に伴うガレキ処理は2分に入らずに8分のほうだということなのか。

ブータン国王に褒めてもらった日本は何処に行ったのか?

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兄の形見

2011-11-21 18:53:24 | 日記

兄が亡くなったのは東京で仕事をしている時だからもう14年になる。

歳が少し離れていたので、若い時はあまり会話もなく男同士の会話をし出したのは皮肉にも兄が発病してからのように思う。

実は秋が深くなり今日のように寒い日になると、毎年だが兄の形見のスーツを時々来て出勤する。

それこそ20年ほど前のスーツだから時代遅れなのだが・・・

兄が亡くなった時、義姉から形見に何かをもらってほしいと言われて、ネクタイ数本と夏用・秋用のスーツを何着か頂いた。あまり高価なものよりもいつも身につけていたものをと思いスーツにした。

夏のスーツはあまり着なくなったが、この時期になると兄のスーツを着る機会が出てくる。

すると僕の中で兄が蘇って来る。今日も兄の事を思いだして地下鉄に乗っていた。

「もう長くない」という電話が東京に入り、急きょ、日曜日に自宅に見舞いに行った。「明日から再入院する」と義姉から聞き、横になっている兄を見舞うと、「京都へはいつ戻るんや」と呟くように尋ねた兄・・・僕は「再来年の4月やと思う」と答えると、兄「再来年かあ」と呟いた。「もう俺はいないなあ」と思ったのかもしれない。

それが最後の会話だった。次の日、入院してすぐに息を引き取った。

地下鉄の中で目じりが熱くなってきた。毎年、同じことを繰り返している。

形見というものはこういうものなんだろう。

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南禅寺から東山ウオーキング

2011-11-20 16:08:49 | 京都ウロウロ

朝から紅葉を求めて鴨川ウオークへ。

鴨川添いは前にもコメントしているが、その時とあまり変わりなく早々に鴨川を離れて紅葉のメッカ・南禅寺へ向かった。

さすが南禅寺は観光客で繁華街(古い表現で)みたいな盛況だ。隣の永観堂の紅葉には一歩及ばないと思うけれど、あと1週間ほどで一番綺麗な紅葉になりそうな気配だ。

で、何の躊躇もなく南禅寺の横に位置する水路閣から山へ入った。ここから山に入ると、日向神社や大文字へ抜けられるが、今日は途中から横道にそれて池谷地蔵とそばにある薬草園(ただし休園中)に行こう。

この前、大津から登って池谷地蔵・薬草園に行くことができなかったので、今日はぜひとも行かなくては・・・

大文字三角点の手前で、大文字三角点方向と俊寛僧都が平家打倒の陰謀計画をしたという山荘への方向と、もう一つこの前に登ってきた大津市藤尾方向に道が分かれてい。さらに藤尾方向の道は途中から比叡平への方面にも分かれる。

今日はその比叡平への道の途中にあるらしい池谷地蔵・薬草園に行く予定だ。

分かれ道から予定どおり藤尾方面、さらに比叡平方面へ・・・

しかし、比叡平方面に向かったのに池谷地蔵が出てこない。道に迷ったみたいだ。下の方から子供たちの野球練習の声が聞こえている。方向は間違いないと思うが・・・

 

迷った道沿いに動物の檻があって、そばによると急にごぞごぞしたかと思うと、野生の大イノシシが捕らわれていた。

もう心臓が止まる思いがした。

それから山道を地蔵さんを探してアチコチ・・・やっと見つけて池谷地蔵へ

どっと疲れてきた。そのまま比叡平の団地に入り、バスに乗って帰宅・・・

山の中も秋の気配が濃くなってきていた。厚く積み重ねられた落ち葉を踏みしめながら、ふと、あとひと月もしないうちに雪が降り積もってくるだろう。この山中も春までしばらくお別れだ。

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国民総幸福量

2011-11-19 16:51:20 | 日記

国会でのブータン国王のスピーチが話題になっている。

大震災での日本人の行動についてのコメントで、これは「褒め殺し」かと思う位に敬意を持って話された。

国王の来日は単に男前の国王に美人の王妃の来日というイメージでの報道が多かったが、僕自身、このスピーチで随分と国王夫妻の印象が変わった。

なによりもブータンの国が国是としている「国民総幸福量(GNH)」という考え方を初めて知った。

普通は国の豊さはGNP(国民総生産)の尺度で測るが、ブータンではその国民の幸福度を図る尺度を生活水準、教育、環境、文化・・・・など9項目で図ると言う。

ブータンは人口70万人ほどの小さな国だが、幸せと感じている国民が8割に上るという。

ネパールとの民族浄化問題や農業中心の閉鎖国家など建国の恥部や課題もあるが、何事にも経済優先の欧米や中国そしてわが国の流れを見ていて・・・・

「民の幸せ」とは何をいうのだろうかと考えてしまう。

ブータンの施策をそのまま導入するほど単純な事はできないが、国の豊さの尺度に少しは入ってもよさそうだ。特に日本が日本らしくあるためには・・・

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人と未来の防災センター見学

2011-11-19 10:15:11 | 日記

神戸市の「人と未来の防災センター」に行ってきた。

ここへは前の職場の時に数回訪れており、殊更目新しい感じはしないが、東日本大震災の影響なのか平日なのに沢山の団体がやってきていた。

鳥取西部・芸予・新潟中越地震等々・・・「のど元過ぎれば・・・」の言葉があるが、悲しいことだがそのタイミングで東日本大震災が発生したということか・・・

東日本大震災の惨状を伝える3D映画も放映されていたが・・・

前から感じていたことだが、阪神大震災以降、神戸にも復興目的をはじめとした沢山の国費が投入されてきただろう。

しかし、このセンターに来るたびに、投入された費用が末端では使いこなせずに「ムダ」な消費になってしまっているように思ってしまう。

今回の東日本大震災の3D映像も別に3Dにしなくても十分に惨状は伝わるそうに思うのだが・・・

東日本でも一段落したらこのような施設が作られると思うのだが、ぜひとも来た方が「無駄な施設やなあ」と思うようなことのなようにお願いしたい。

決して、この防災センターそのものが無意味ではない。ただところどころに・・・

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清酒の試飲巡り

2011-11-19 09:14:38 | 日記

昨日は今の職場のある地域の企業の仲間たちと親睦?研修があった。

朝から名神に乗って神戸市の「人と未来の防災センター」の後に灘の清酒の酒造工場へ・・・

灘には5郷の地域がそれぞれに灘地域に流れる清水を利用して古くからお酒づくりが始まっていた。京都・伏見の清酒が軟水を使った甘口なのに対し、灘は六甲の硬水を使った辛口の清酒だ。

阪神大震災でその酒造会社も半減したようだが、僕の見た限りでは逞しく復活されている。

その酒造会社のひとつ、浜福鶴の酒造工場に見学に行った。ひととおりお酒の作り方をおしえてもらって、いよいよ試飲コーナーへ・・・

試飲は普通、検尿コップ?よりも一回り小さなコップにちょっと入っているのが一杯だけというのが相場だが、ここは違った。

浜福鶴が出されている全銘柄を試飲させてくれる。次から次へと、もう堪能させてもらった。少しづつの試飲も重なると結構な量になる。おいしい。「やっぱり日本人は日本酒や」と勝手に納得しながら出された試飲コップを次から次へと・・・

調子に乗って、他の酒造会社へ試飲目当ての梯子酒へ・・・白鶴、菊正宗へ・・・

白鶴酒造で少し休憩していると、こういう試飲ラリー(酒造工場めぐり)が企画されているというパンフレットが目に入った。見ると10ほどの場所が記載されていた。

時間もなく、3か所で断念したが、やる気?さえあれば朝から10か所の試飲巡りで日本酒を堪能できそうだ。

大変、有意義な研修でした。


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