まぜごはん

ミーハーなマチルダが気まぐれに
なんでもかんでも書いちゃうブログです。
映画の話題が中心です。

悲しい誘惑

2009-03-03 23:13:46 | チュ・ジンモ


「チュ・ジンモ 悲しい誘惑」 観ました。1999年のテレビドラマだそうです。

カナ~リネタばれですのでそこんとこひとつよろしく



会社創立からのメンバーですが、自分のミスで会社に損害を与え
窮地に立たされているチョン室長。待っているのは左遷?
チョン室長(キム・ガプス)のよれっぷりがなんともいえません。


アメリカ帰りでやり手の部下シン・ジュニョン(チュ・ジンモ)はそんな室長を
冷ややかな目で見ていて、端的で辛辣な言葉が室長の心に刺さります~
”あいつを殺してやりたい”と室長に思われています。



モデルのようなスーツの着こなし:ジュニョン vs たそがれチョン室長

 ジュニョンは同性愛者で、でもそれもひっくるめてすべてを受け入れてくれる
兄を何よりも大切に思っていますが、その兄は事業に失敗して1ヶ月ほど
行方不明。ジュニョンは兄からの連絡を待っています。
 久しぶりに会った恋人からは女性と結婚するから別れようと言われてしまい
一人屋台でやけ酒を飲みながらジュニョンは、なぜかチョン室長に
「一緒に飲みませんか」
と電話します(当然「ふざけんな」と断られたけど)

毎日のように社長に罵声を浴びせられる室長に哀れをもよおしたのかジュニョンは
自分が作った「社長好みの企画書」を室長に渡し、そのプレゼンは大成功。

 そのお礼にと2人で飲みに行き、うち解けるふたり。
 チョン室長は酔っぱらったジュニョンをマンションへ送っていき、
介抱して、脱ぎ散らかした服を片づけて、と次々と世話を焼きます。
そして寝つぶれてしまったジュニョンに布団を掛けてやった時、不思議な
感情が沸いてきて、それを打ち消すように、逃げるように帰って行きます。

 呆然と家路につく室長の背中を、マンションの窓から寂しそうな目で
じっとみつめているジュニョン。
(寝つぶれていたんじゃなかったんです。)
 ここのシーンが、せつないというか、なんていうんでしょう、きゅんきゅん
来ました。




 この後、気になって仕方なくなったり気まずくなったり・・・自分でも
分からない感情にとまどう室長、そしてジュニョン。

はじめは”生意気な若造に対する怒り”と”哀れなおやぢに対する同情”から
始まったんだと思うのですが、この2人の気持ちの揺れに
ジュニョンの兄のこと、室長の進退問題と家族(妻)のことが絡んで
とっても丁寧に、じっくりと話が進んでいきます。



 派手な話ではないのですが、しっとりとした心に染みる話でした。
 いいドラマに会えました。

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4 コメント

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Unknown ()
2009-03-04 20:40:40
チュ・ジンモ、「霜花店」といい、この手の話に縁がありますね(笑)
キム・ガプス、よれよれしてていいですね!キム・ガプスは以前
「犬とオオカミの時間」というドラマでやはりひとくせある部長役で
出演していたのを見たことがあります。
返信する
愛さん、こんばんは。 (マチルダ)
2009-03-04 21:58:56
このドラマが「霜花店」効果?で発売された
だろうというのは想像に難くないのですが、
ひょっとしてつまんない話かも・・・と
思いつつ観たけど(←ナニサマ~?)
すごいいい話でした。たぶんずっと心に残る
ドラマになると思います。
チュ・ジンモキレイだったな~。
よろめきました・・・
キム・ガプスは「トンケ」くらいしか知らなかったのですが、「犬とオオカミの時間」が
有名なんですね。

返信する
Unknown (Unknown)
2009-03-10 20:51:00
チュ・ジンモのさびしげな表情がなんとも切なかったです。
TBよろしくおねがいします。
返信する
こんばんは。 (マチルダ)
2009-03-10 21:59:47
アンソニーさん(funyafunya7さん?)
TBありがとうございました。

10年も前にこんなドラマがあったんですね。
これはなんだかずっと忘れられないドラマに
なりそうです。
返信する

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