書くときは中国語、でもそれを読むときは広東語読み。看板に掲げられているのは中国語でも、その名を口にするときは広東語。
完全な口語である広東語。奥が深すぎるー。あーん。暮らし始めたときには「香港を去るときには広東語ベラベラだぜ!」って意気込んでいたのに、超カタコトの域を出られぬままに終わろうとは…(泣)。覚えたのは悪い言葉ばかりだ…。
さてさて。ぐつぐつと煮えたぎる鍋を囲み、好き勝手に具を投入しては食べる「火鍋」。これは書き言葉。もちろんそのままでも通じますが、広東語でいうときは「ダービンロウ」。どういう字を書くのかなぁと調べてみたら「打邊爐」と記すようです。
香港だって冬は寒い。寒いときに囲む鍋、いいですよねぇ。でも、湿度が高くてモワモワしている夏だって、あのグツグツアツアツが食べたくなるもんです。さまざまな店で鍋を囲んだものですが、具が特徴的でおいしいし店も清潔な「有骨氣」は大のお気に入り。
その店構えから高級店というイメージがあったのですが、仕事で訪れてアレコレと見せていただいたらそうでもないことがわかり、以来ひいきにしています。もちろん「○○ドルポぽっきり!」ってやっている店に比べたら、お値段は張りますが、女性同士で行くなら気持ちいい空間の方がいいもんね。
青梗菜、えのき、トマト、にんじんなど、野菜がたっぷり入った「健康素菜鍋」をベースに、具を加えていきます。ランチタイム限定のセット「女士套餐」には、ベースとなる鍋、具6種が付いています。その他、それぞれ希望の具は、通常メニューから追加でオーダーしました。
いきなり魚のスライス、えび雲呑、魚皮餃を全量投入。さらに「私お腹空いたからっ!」としょっぱなにうどんを投入する輩あり、その上に追加でオーダーした春雨を重ねてしまい、麺の二重奏状態にあわてる輩あり。
まぁなにをどうやって食べようと勝手なのが鍋のいいところなので、好きにやってくれたまえ!と傍観しつつも、「炸魚皮は鍋に入れるとおいしい」というオススメをいただいてから、絶対やってみる!と思いつづけていた「しゃぶしゃぶ炸魚皮」にチャレンジする私。あっというまにスープを吸ってふにゃふにゃになる炸魚皮。パリパリが命!って食べ物かとおもっていたら、ふにゃふにゃ、うまいっ! 水分を飛ばされた魚の皮が、再び水分を吸うことで微妙な弾力生まれています。しかも、回りの衣がいい具合にスープを吸ってくれているので、これがおいしい。新たな食感と味にはまってしまいました!
これは通称「魚麺」。魚のすり身がしぼり袋に入っていて、直接鍋に絞り出すことで麺状態のすり身ダンゴをつくるものです。パフォーマンスとしても楽しいので、お隣のテーブルでは、子供達がやらせて!やらせて!って争っていましたよー。
でもこれ、混ざり物のすくない魚のすり身なので、絞り出すのに結構力がいるんです。うににににににーーーーーっっっっっ!!って。
できあがった魚麺は、細長い魚蛋って感じです。ぷりぷりしているので、箸でちぎれません。適度に切りながら絞り出さないと、よそうときにずるずるとつながり続けてしまうので大騒ぎになりまーす。
有骨氣の鍋の具で、私が一番好きなのが、これ!
水晶奶皇包。カスタード団子です。
いくら葛きりに包まれているからといって、甘いクリーム状のものを鍋の具として入れるのってどーよ???と、最初は全否定派だったのですが、「だまされたと思って!」といわれて食べてみて、一気に開眼。これおいしい!!
やや甘めのカスタードクリームが温まってやわらかくなり、プルンとした葛きりのなかからふんわりと出てきます。もちろん、醤油ベースの鍋のたれを付けて食べるのですが、これが不思議と合う! おいしいんです!
最初は「邪道だ!」を連発していた友たちも、おそるおそる食べてみたあとつぶやくのは、「これ、おいしいかも!」。
「ねー。だから言ったでしょー」と、ちょっと得意げな私。
こんな異色の組み合わせを、最初に考えついた人ってすごい勇気がありますよね。そして、それをメニューに取り入れることにGOサインを出した人も、すばらしい!
野菜も肉も魚も、最後にデザートまで食べられる。有骨氣のダービンロウ、お徳感満点です。
ここ有骨氣も、ご多分にもれず「打邊爐専門店」ではなく「火鍋専門店」と記されています。
「女士套餐」4人前 HKD168(約2520円)
有骨氣 跑馬地摩利臣山道84-86號 ℡2312-1212
11:00am~3:00pm 6:00pm~0:00am
あなたはカスタード団子が食べたくなる~。食べたくなる~。
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完全な口語である広東語。奥が深すぎるー。あーん。暮らし始めたときには「香港を去るときには広東語ベラベラだぜ!」って意気込んでいたのに、超カタコトの域を出られぬままに終わろうとは…(泣)。覚えたのは悪い言葉ばかりだ…。
さてさて。ぐつぐつと煮えたぎる鍋を囲み、好き勝手に具を投入しては食べる「火鍋」。これは書き言葉。もちろんそのままでも通じますが、広東語でいうときは「ダービンロウ」。どういう字を書くのかなぁと調べてみたら「打邊爐」と記すようです。
香港だって冬は寒い。寒いときに囲む鍋、いいですよねぇ。でも、湿度が高くてモワモワしている夏だって、あのグツグツアツアツが食べたくなるもんです。さまざまな店で鍋を囲んだものですが、具が特徴的でおいしいし店も清潔な「有骨氣」は大のお気に入り。
その店構えから高級店というイメージがあったのですが、仕事で訪れてアレコレと見せていただいたらそうでもないことがわかり、以来ひいきにしています。もちろん「○○ドルポぽっきり!」ってやっている店に比べたら、お値段は張りますが、女性同士で行くなら気持ちいい空間の方がいいもんね。
青梗菜、えのき、トマト、にんじんなど、野菜がたっぷり入った「健康素菜鍋」をベースに、具を加えていきます。ランチタイム限定のセット「女士套餐」には、ベースとなる鍋、具6種が付いています。その他、それぞれ希望の具は、通常メニューから追加でオーダーしました。
いきなり魚のスライス、えび雲呑、魚皮餃を全量投入。さらに「私お腹空いたからっ!」としょっぱなにうどんを投入する輩あり、その上に追加でオーダーした春雨を重ねてしまい、麺の二重奏状態にあわてる輩あり。
まぁなにをどうやって食べようと勝手なのが鍋のいいところなので、好きにやってくれたまえ!と傍観しつつも、「炸魚皮は鍋に入れるとおいしい」というオススメをいただいてから、絶対やってみる!と思いつづけていた「しゃぶしゃぶ炸魚皮」にチャレンジする私。あっというまにスープを吸ってふにゃふにゃになる炸魚皮。パリパリが命!って食べ物かとおもっていたら、ふにゃふにゃ、うまいっ! 水分を飛ばされた魚の皮が、再び水分を吸うことで微妙な弾力生まれています。しかも、回りの衣がいい具合にスープを吸ってくれているので、これがおいしい。新たな食感と味にはまってしまいました!
これは通称「魚麺」。魚のすり身がしぼり袋に入っていて、直接鍋に絞り出すことで麺状態のすり身ダンゴをつくるものです。パフォーマンスとしても楽しいので、お隣のテーブルでは、子供達がやらせて!やらせて!って争っていましたよー。
でもこれ、混ざり物のすくない魚のすり身なので、絞り出すのに結構力がいるんです。うににににににーーーーーっっっっっ!!って。
できあがった魚麺は、細長い魚蛋って感じです。ぷりぷりしているので、箸でちぎれません。適度に切りながら絞り出さないと、よそうときにずるずるとつながり続けてしまうので大騒ぎになりまーす。
有骨氣の鍋の具で、私が一番好きなのが、これ!
水晶奶皇包。カスタード団子です。
いくら葛きりに包まれているからといって、甘いクリーム状のものを鍋の具として入れるのってどーよ???と、最初は全否定派だったのですが、「だまされたと思って!」といわれて食べてみて、一気に開眼。これおいしい!!
やや甘めのカスタードクリームが温まってやわらかくなり、プルンとした葛きりのなかからふんわりと出てきます。もちろん、醤油ベースの鍋のたれを付けて食べるのですが、これが不思議と合う! おいしいんです!
最初は「邪道だ!」を連発していた友たちも、おそるおそる食べてみたあとつぶやくのは、「これ、おいしいかも!」。
「ねー。だから言ったでしょー」と、ちょっと得意げな私。
こんな異色の組み合わせを、最初に考えついた人ってすごい勇気がありますよね。そして、それをメニューに取り入れることにGOサインを出した人も、すばらしい!
野菜も肉も魚も、最後にデザートまで食べられる。有骨氣のダービンロウ、お徳感満点です。
ここ有骨氣も、ご多分にもれず「打邊爐専門店」ではなく「火鍋専門店」と記されています。
「女士套餐」4人前 HKD168(約2520円)
有骨氣 跑馬地摩利臣山道84-86號 ℡2312-1212
11:00am~3:00pm 6:00pm~0:00am
あなたはカスタード団子が食べたくなる~。食べたくなる~。
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ロケ地だ!ロケ地だ~(^o^)
確かに季節外れの火鍋ですね(笑)
でも香港は冷房ガンガンだから関係ないか?
水晶奶皇包がお勧めですか?
是非食べてみたいです♪
本当に読んだよ!
だけど・・・・本当に水晶奶皇包ってメニューにあるの~???
やっぱり想像つかないわぁ。
って事は確かめろって事か。
数人で行く事あるかなぁ?
ホントに店構えがいい感じー。行ってみたいなー。
ナビ記事も拝見させていただきました。
めちゃめちゃゴージャスなビルなんですね…。
台湾の火鍋の具でも餅の中に甘いクリーム
(カスタードと言えるかどうか…)が入ってるのが
あります。知らずに食べるとショックです。
私、鍋好きですー。
暑い香港で火鍋♪いつか行けるかな~。メモメモッ!
そう!冷房ガンガンの中でアツアツの鍋を食べる、コレ最高です!
「カスタード団子を食べずして有骨氣は語れない!」と、偉そうに
叫んで、友人達に食べさせました。それほどのお味ですのよー!
そうでしょー。なーんでカスタード団子を鍋に入れるのか? そして、な
ぜ醤油ベースのつけダレにつけて食べるのか? 私もどうにも理解
できなかったのですが、食べて納得!全てがクリア!ビンゴさんも食べてみて! ご一緒できるとよかったんだけど、
ちょっと難しくなっちゃったわね…くすん
火鍋で財をなしたんですからー。あ、でも外見は豪華ですけれど、
テーブル周りは結構庶民的で、居心地いいですよ!
台湾もクリーム団子を鍋に入れるんですねー。ほほう!!
たしかに、普通の餅とおもって囓ったらクリームが…ってなったら
ビックリしますよね。でも、そんなサプライズなら楽しいかも。
夏でも冬でもいつでもおいしい火鍋です。ぜひ、お試しくださいー