開心香港街市

ほいさむほんこんがいしぃ
~気づけば在住6年目。香港のおいしいもの、おもしろいこと、ときどき…。在ホンコン的趣味生活~

本日のGOGO Cafe

2007年04月27日 | 香港食記
あのGOGO Cafeに久しぶりに行って来ました。

大好きな店だけど、秘密にしておきたい店なので(とか言いながらブログに出してどーする!)、一緒に行く人を選ばざるを得ないのです。なので、ひとりで行く以外は、なかなか行けなくって…。
今日ひさびさに訪れたのは、香港人のお友達にご披露したからなのでした。というのも、以前彼女が彼女自身の“秘密のお店”に連れて行ってくれたので、そのお礼も兼ねて、ね。




本日のGOGO Cafe、午後1時。
ちょうどお昼休みスタートの時間にかぶってしまい、早足気味に駆け込んだ店内にはまだ2組のお客さんのみ。「よかったねぇ」なんて席についたとたん、どやどやと連続でお客さんが入ってきて、小さな店内はあっという間に満席です。

今日のランチは、パスタ2種、カレーライスのアレンジ物、ツナのサンドイッチ、サラダプレートの5種。その中から、アンチョビとマッシュルームのパスタをチョイスしました。とうがらしの辛さを加えたパスタだそうなので、楽しみ楽しみ



まずはグリーンサラダ。
4種のリーフレタスとプチトマトに、オリジナルのドレッシングがかかっています。このドレッシング、なにを使っているのでしょう? オイルを使っているのにさっぱりしているし、酸味もほどよくさわやかです。何よりも見た目がグリーンなのに青臭さがない…ということは青菜類を混ぜ込んでいるわけではなさそうで…。緑色の素材はいったいなに? 実に不思議でおいしいドレッシングなのです。




お待ちかねのパスタです。
うーん。パスタそのものは、ちょいと香港風入ってるかなぁ。アルデンテ完全無視のクタクタゆですぎって方じゃなくて、固めに茹でたパスタを一度冷まして、それからパスタソースと和える、って方の香港風です。
でも、すっかりクタクタ茹ですぎパスタに慣れっこな私なので、ソースのおいしさでパスタの扱いなんて吹っ飛んでおります! マッシュルームとピーマンをにんにくで炒めて、アンチョビ、とうがらしを加えています。アンチョビのちょっと強めの塩がパスタ全体に絡みつつ、にんにくの風味も上品に相まって、すごーいおいしいー! 後味にちょっとピリッと来るのがとってもいい感じです。これでパスタがアルデンテだったら、片岡護もびっくりって感じかも! なんて、そこまで言ったらほめすぎというものね。(←アルポルトの片岡さんのファンでして…えへへ)


かなりなボリュームのパスタを全部お腹に納めた後、ココで食べなきゃオンナが廃る、ってことで、やっぱり食べましたオリジナルホームメイドケーキ! 5種のToday's cakesのなかから、オレオ ベイリーズ チーズケーキを選びました。

 

ケーキの土台部分がオレオでできていて、その上にクリームリキュールのベイリーズを混ぜ込んだチーズケーキが乗っかっているという、濃度の高いケーキなので、ひとつを2人で半分こしました。
NYチーズケーキ系のどっかりしっかりのクリームチーズに、ふんわりと香るアルコール。クリームリキュールだから全然きつくなくて、チーズを引き立てるように香ってきます。これもまたまたおいしいよぅ。もう、ここのケーキはどんどん新作ファンになってしまうので、リピートがおいつかないよぅ。


 

さて、毎回気になるコーヒーカップのチョイス。今回の私は外は濃紺、中はダークグリーンのシンプルなものでした。おお! これは以前、妄想を炸裂させたがばっかりに子供扱いされたあのときに、友人に出された大人っぽいカップではありませんか! やったー! 今日は大人のオンナ扱いしてもらえたようです!! 

ルイ・アームストロングが流れちゃったりして、今日も変わらずおしゃれなGOGO Cafe。おしゃれなんだけど気取ってない、やっぱりなーんともいえず居心地がいいのよね。近いウチにまた行かなくちゃ。次回はどんなランチとどんなケーキに出会えるか、とっても楽しみー


アンチョビ&マッシュルームパスタセット HKD50(約750円)
カフェオレ ランチセットにプラスHKD13(約195円)
オレオベイリーズチーズケーキ HKD32(約480円)

今回は住所を載せないでおきます…。

あの北角鶏蛋仔が湾仔にも!

2007年04月26日 | 香港食記
独特の甘い香りが漂ってくると、ついついフラフラ~と買ってしまっていた鶏蛋仔。でも、名店の北角鶏蛋仔の味を知ってから、もうココ以外では食べられなくなってしまいました。行列には並ばなくてはならないけれど、その分間違えのない作りたてだし、外はサクッでなかはモチッ。日本人心をくすぐりまくる食感と、しつこさのない甘みが抜群です!
下手な店で買ってしまうと、変なアレンジが加えられていて妙にココナッツ臭かったり、へにゃへにゃとした食感だったりするんですよぅ。

ただ、ちょっと行きづらいのよね…。エリア的には一応レギュラーの行動範囲内ではあるのだけれど、位置的に日常の生活圏からは微妙にずれているのよ…。

先日、湾仔(ワンチャイ)周辺をウロついていたところ、ふわっと鼻をくすぐる甘い香りが!
ゆういれいのごとく、その香りに導かれてフラフラ~っと発信源をたどってみれば、なんと湾仔なのに「北角」と地名を掲げた看板が!! おおおー。なんとあの名店の支店ができているではありませんか!すごーい!すごーい!

 

早速列に並びます。待ち人3人で待つこと5分。比較的早く買えました。
おまちどー!と渡された鶏蛋仔は焼きたてのアツアツ。若干あら熱を取ってから渡してくれるのですが、それでもかなり熱くて写真を撮るために握っているのがちとつらい。でも、それこそが真の鶏蛋仔なんだもんね。



サクッとして中はモチッ。あー。やっぱりコレよコレ!
鶏蛋仔のポコポコを2つに割ってみると、生地がつまっているところと空気の層とが半分半分になっています。これが、ココの抜群においしい鶏蛋仔の食感を生み出しているんだそうですよー。




北角と湾仔どっちが便利か、といわれたら私的にはどっちもどっちなんだけど、それでも同じ味が買える店が増えたことはうれしー

店の前に立って、ひとり感激に浸っている最中、あっという間に行列は10人越え。店が増えたら増えただけ行列も増えるのかー。すごいなー。どこへ行っても本当に人気者なのねぇ。


鶏蛋仔 ひとつHKD10(約150円)

北角鶏蛋仔 湾仔軒尼詩道150号D3 ℡2832-6665

ちょこっと山歩き

2007年04月22日 | 香港雑記


身内のアテンドですっかり太った。肥大してしまった胃袋もヤバいが、ぽっこりとかわいらしいカーブを描く下っ腹はもっとヤバイ。

契約解除したヨガだけど、金は取られちゃったからこっそりスタジオに潜り込んでひと絞りしようか…なんてことも考えたけど、そんなことで人生に汚点を付けたくないし。(←すでに汚点でドット柄のくせに、今更何を…)

身体を動かさないと大変なことになる~と頭を抱えていたさなか、ふと「気持ちがいいから一緒に行こうよ!」と誘われて以来、何度もトレッキングをしに行ったものの、最近はご無沙汰している山があることを思い出しました。「山」といっても、用具をそろえてガイドを付けて…なんて手順を踏まずとも歩ける標高で、近くには住宅や学校などもあるためそこまでの交通手段も至って便利。同じ目的の人たちもたくさんバスに乗ってくるので、スポーツウエアで乗っても無問題です~!

「よっしゃ!行ってみるか!」と思ったら即行動。スポーツウエアに着替えたら、タオルと携帯と水と小銭をリュックに入れて、水のボトルを握って、れっつGO~!もりたごぉ~!




で、到着しましたのは寶馬山(ブレマーヒル)の大潭郊野公園(タイタムカントリーパーク)。パークという名ですけれど、連なるなだらかな山全域にその範囲は広がり、全面積は香港島の5分の1をしめるんだそうです。
そこを全部歩いたら日が暮れちゃうので、いつも歩くのは超初心者コース。平坦な道の多いのんびり約90分のコースです。

公道から少し入り、公園入り口に到着すると、そこには湧き出た天然水で小川が流れています。この川のもう少し上流に行くと、夏には自然の蛍を見ることができるんですよー!

 


軽く準備体操をして、足首もよく回して、いざトレッキングスタート!

天気はいいけれど湿度はそう高くない、なかなかな運動日和で、緑が気持ちいい! ド近眼な私なので、こういう場ではできるだけ遠くを眺めて視神経に刺激を与えてやらねば。
コースの最初こそ、ガガガーッというエンジン音や、ドドドドッという工事の音などが聞こえてくるけれど、歩き始めて5分もすると人工的な音は消えて、風が木々の葉をなでる音や、鳥のさえずり、虫の羽音、川のせせらぎなど、作り物ではない癒しの音たちに包まれます。

 


大きな石を組み合わせて作られた洞窟は、なにか戦争と関係があるのかな?なんて思ったり、勝手に「トトロの階段」と名付けた藪の中の階段を一段飛ばしで歩いたりしていると、きれいに花を付けた野草が現れたりして飽きることがありません。

脇道にそれて晨運園地(モーニングウォーカーガーデン)という丘に向かってみたら、なぜかそこにはトランプで盛り上がるおじいちゃんの集団が!
ココまでの道のり、おじいちゃんたちはどうやってやって来たのだろうか~? そしてなぜにこんな自然の中でトランプに興じているのだろうか~? でも、とても気さくな人たちで私を見つけるなり、口々に「早晨!」(じょうさん=おはよう!)と声をかけてくれたのでした。

 




遠くの山に気象レーダー観測所を見つけ、気象台見学の時に学んだのはアレか!と実物を見た記念に写真を撮っていたら、ジョギングする方に抜かれました。追い越しざまに「Good morning!」なんて声をかけられて、なんだかとってもいい気分。自然の中には、見知らぬ人にも気軽にあいさつできちゃう雰囲気がありますよねー。もちろん私も「Good morning」って語尾にハートを付けてお返事しました。




再び脇の細い道にそれて、見晴台に上がってみました。すると思わず「わーっ!」と声が出てしまうほどの見事なパノラマ。西はビクトリアピークや中環(セントラル)のTwo ifcビル。紅磡(ホンハム)のマンション郡や旧啓徳空港の滑走路などが一望できちゃいました。かなりガスがかかった写真ですけれど、香港はこれでも見晴らしがいいほうなんです…。なにせ大気汚染指数の高い地域ですので…。
過去に何度もこの山に来ているのですが、この見晴台に上がったのは初めてなので、思いがけない眺望絶佳に感動でした。








細い山道を下って、再びエンジン音や工事音が聞こえてくると、1時間半のトレッキングは終了です。じんわりと額と背中に汗をかいて、いい感じに代謝ができた模様。いい気分転換にもなったし、やっぱり自然っていいものですねー。

心地いい日の豆腐花 PCぶっ飛び編

2007年04月19日 | 香港食記
香港にこんな気候があったとは~!って驚くぐらい、昨日今日とさわやか。
ときおり髪が揺れるくらいの風も吹いていて、とっても気持ちいい。

こんな日は仕事がはかどりそうね~。まずアレを片づけて、アレを用意して、アレをやっておくと来週少しラクができるかな…。
シュミレーションはばっちり! 気候がいいと、朝からちゃんと頭が回るものなのね。




「おっはよーございます!」 
あいさつもさわやかに、PCオン! まずはメールチェック。

ピッ! ぷぅ~ん…。


一瞬にして全部消えたと思ったら、画面真っ青! 
大変! 血の気を失ってるわっ! 

白い文字でPCが訴えることには、

「コノ システムハ ダメージヲ ウケマシタ」

まぁ。なにヘコんでるのかしらこのPC。こんなにいい天気の日に…。
立ち上げただけでまだ何もしていない私にそんな訴え方するなんて、重傷ね。
でも、申し訳ないけれど、私にあなたを奮起させる知識なんてないのよぅ。


あーあ。なんにもできなくなっちゃった…。
だけどまぁ、天気もいいし、気にしなーい。


PCだって慰められるなら若い子のほうがいいよね~。
と、カワイイオトコノコに復旧を任せて、とりあえずコーヒーでも買いに行こーっと。



あ。やっぱり冷たい豆腐花にしよ。こんなにいい天気なんだもん。
でも、持って帰ってぬるまっちゃうより、その場で食べたほうが絶対においしい!
だから、勤務時間中だけどちょっと失礼~。




ふわふわにやわらかくてなめらかな豆腐に、甘味を抑えたおしるこがとろり。小豆もふっくらやわらかでいい食感。シンプルな組み合わせだけに、手抜きができない味よね~。
程よい冷たさがまたいい! 冷えすぎちゃってると、お豆腐のうまみがよくわからないもんね。




開けっ放しになっている店のドアから、時折さわさわと心地いい風が入ってくるし、豆腐花はおいしいし、ちょっと幸せ。
PC飛んじゃっても、なんだか余裕の今日。


さて、と。戻るとするか。
PCのご機嫌直ってるかな? たった30分で直るわけないか~。
大事な写真がてんこ盛られてるPCだけど、天気がいいと焦る気持ちも起こらないものなのね。ま、なんとかなるでしょ。


紅豆沙豆腐花 HKD15(約225円)


人和荳品廠 堅拿道西15號地下10G號舖 ℡28342393 
11:00am~10:00pm



私が「なんとかなるでしょ」といって、なんとかなったためしは、ないっ!!

客家(ハッカ)風ヤムチャ

2007年04月18日 | 香港食記
秦の始皇帝の中国統一以来、内乱や王朝交代の折りに中国北部から南下して各地へ散らばった漢民族の末裔を指して客家(ハッカ)と呼ぶそうです。衣食住において独特の風習があるそうで、香港にも客家の人々がまとまって暮らす「客家村」がいくつか存在します。観光コースでその客家村を訪れるものもあるようですが、残念ながらまだ私は行ったことがありません。

その客家料理を取り入れた飲茶があると情報をいただき、早速その情報主に連れて行ってもらいました。



客家料理専門店は経験ありですが、客家風飲茶とは初耳です。まぁ、「飲茶」って段階でかなり香港風にアレンジされたものであることが容易に想像できちゃうけれど、ものは試しっていうもんね。試さにゃ損そん。

点心メニューは約70種と今日の(今週の?)おすすめ約15種。ところどころに他店ではみたことのない品名や頭に「客家」の文字のついた名前のものなどが並んでいるところに期待が高まります~。






「客家」の文字の入ったデザインのおわんや湯飲み。お皿には箸をのせることができる切り込みがはいっていました。箸がころがることなく置いておけるので便利です! 切り込み入りどんぶりは持っているけれど、お皿とは珍しい。これ、欲しい!!

まずやって来たのは、マンゴーとエビの春巻き「香芒鮮杏巻」。海鮮物に果物という異色の組み合わせは、意外にも揚げたことでマンゴーの酸味が立ってきていて、あっさりさっぱりで美味しい! 皮に着いているアーモンドスライスが香ばしさをプラスしています。
そして、お野菜系メニューではめずらしい、小白菜をXO醤炒めた「XO醤娃娃菜」は、シャキシャキ感と葉っぱの部分の柔らかさがいいコンビネーション。ちょっと後味に唐辛子の辛みがあるのがいい!




こちらは「百花玉子豆腐」。イカの団子にカニ子が添えられ玉子豆腐にのっています。プリプリとプチプチの食感が、なめらかなあっさりあんに包まれてつるん♪といった感じで口にはいって行く上、玉子豆腐はフルフル。これはおいしい~! 今日の飲茶で一番のヒットでした!




 

笹の葉に包まれているのは、「客家咸茶粿」。柔らかいお餅の中に、挽き肉やみじん切りの竹の子など百合根かな?シャキシャキした食感のものが、甘しょっぱく煮込まれた餡がはいっていました。お餅の中に同じような餡を包んで揚げた、ポピュラーな飲茶メニュー「咸水角」のあっさりバージョンって感じです。お餅の柔らかさがとっても良くて、即ホレのひと品でした。
お饅頭は「客家扣肉包」。具が細切り肉と竹の子が、チャーシュー餡のようなこれまた甘しょっぱい味付けになって生地に包まれていました。竹の子がはいっているからでしょうか、叉焼飽よりもさっぱりとした後味です。


 

デザートは、擂沙湯圓と楊枝甘露。
擂沙湯圓のお餅がおどろくほど柔らかで、ふわーっと伸びるんです! これは感激でした。マシュマロのようなやわらかさで、でもしっかりお餅の弾力あり。その中にたっぷりの黒ごま餡がとろーり。まわりのきなこも香ばしくて、これはひとり一皿いけちゃいそうです!
楊枝甘露は、見た目ごく普通なのですが、シロップにパイナップルが混ざっていたようです。マンゴーピューレの濃厚さとパイナップルの酸味がとってもよく合います。お腹いっぱい点心を食べた後でも、この味ならデザートまで無問題でたべられると思います。

どこまでが客家料理でどこからがアレンジなのか、知識もなくタダ食べるばかりの私には線引きができないので、その辺の専門的なことはちょっとパスさせていただいて、と。
他店では見たことのない点心の数々に対面できて、それがまたおいしくて大満足でした! 字すら読めなくてどんな物かも想像できないメニューもまだまだたくさんあったので、食の冒険をいとわない友を誘って、またぜひ行ってみたいと思います!

しかもこのお店、月曜から土曜は、午後12時15分までにお会計をすると、全点心半額! どうりで早い時間から混んでいるはずだわー。
次回冒険は半額で! 半額ならば相当な冒険できそうだもの♪

(今回は、6人で約350ドル=約5250円でした。)


客家好機(Hak Ka Hut) 銅鑼灣波斯富街99號利舞台廣場21樓
℡2881-8578 10:30am~11:00pm

えっ? フェデラーが!?

2007年04月13日 | 香港雑記
すっごい下らない話で申し訳ないのですが…


スポーツショップの前で「JUST DO IT.」している、世界ランキング1位のテニスプレイヤー、ロジャー・フェデラー。気まぐれに試合中継を見る程度の私でも彼の名前と顔はすぐに一致します。




本日、一致した瞬間 へ??? って目を丸くしちゃいました。
だって、フェデラーってば……





パンツ を被っていたんだもん!





ナイキのロゴ入りブリーフでは……………………… ない。

ってことに気づくまで、たっぷり5秒は見つめてしまいました。


端正なお顔でパンツ被り。んなこたぁ、ある訳がない。

でも、「ナイキ、なにやらすねん!」って思わずツッコミたくなるビジュアルだと思いませんか~???



え?あたしだけ? そんな勘違いしたの、あたしだけなのぉぉ??



4月1日から5日間、こんなん食べましたけど…

2007年04月11日 | 香港食記
最高気温28度、その翌日は最高気温14度。その差14度。Tシャツ1枚でも「暑い~っ!」って言っていた翌日には、ジャケットにマフラー巻いても「寒い~っ!」。身体おかしくなっちゃうってー! っていう気候の中、両親が来港。一足先に来ていた妹たちと合流して団体様いっちょできあがり!

家族旅行ですら、「何年ぶり?」って記憶をさかのぼれないほどなのに、こんな地で一家勢揃いしちゃうとは、いとおかし。

しかもこの一家。よく食べる!
まぁ、私と血がつながっているのだから当然といえば当然なのだけれど~。妹の食べたいものと親の食べたいもの、リクエストが食い違っても「両方食べればいいじゃない~」っていうんだからいい度胸しているっていうか、いい胃腸してるっていうか~

香港アテンド記というよりは、食日記。こんなもの食べました!の記録ご覧ください~。







前回「さいくん!」との熱いリクエストにお応えしたところ、よっぽどうれしかったのか、再度熱烈希望の旨を述べてきました。基本ビビりな甥っ子(6才)がどういう反応を見せるのかも興味深いし、じゃぁ、行ってみますかってことで、到着早々に西貢(サイクン)へGO! 日曜日ということもあってすごい人出。水槽の魚介類を冷やかしつつ歩いていると、道の真ん中にカブトガニが~!! これかー!噂に聞いたカブトガニの放し飼い(?)は!! なぜか1匹だけ裏返しにされていて、その足の作りがちょいと気持ち悪い~。

 

 

全記海鮮菜館の分店にて、蒸したエビやホタテのガーリック蒸し、シャコの唐揚げなどオーソドックスなメニューにマテ貝のオイスターソース炒めをプラスして、今回も豪快に海鮮をいただきました! 



南翔饅頭店(銅鑼湾)にて小籠包。



セイロを4つ積み上げてご満悦。皮のふっくらモチモチ度が他店より高いところがウケていました。このほか酸辣湯やもち米の焼売や中国の餅料理「年糕」や炒め野菜やらがテーブルにのりきらないほど。もちろん全てお腹におさめました!



美心皇宮(中環大會堂)にて飲茶。



 

やってくるワゴンひとつひとつをのぞき込み、あれもこれもと食べまくり。最大のヒットは「なすの蒸しもの」と以前ご紹介したこともある「揚げ牛乳プリン」。甘い物よりビールが好きなはずの妹が「これおいしー」とハートマークを飛ばしまくり、軽く二皿たいらげましたよ~。



太興焼味(銅鑼湾謝斐道店)にてローストご飯。



これは私が食べた「5つ星」と冠の付く「焼肉飯」です。皮をパリパリに焼き上げた豚肉を大胆にカットして、ご飯にのせています。皮はパリパリ身はしっとりの食感もボリュームも大満足の一品なのに、たったの28ドル(約420円)。このほか、チャーシューと切鶏(チッガイ)というローストチキンをダブルでのせたご飯が好評でした。チープなものも楽しめる一家でよかったわい。



乗り物好きの甥っ子のために、ゴンピン360へ。

 ←コレは10カ月の姪っ子

私が以前行ったときは霧が立ちこめて途中から何も見えなくなってしまいましたが、この日はなんとケーブルカーに乗り込んだとたんに雨~。ああーん、残念。と思ったら、意外にも景色はちゃんと見えて、遠くに大仏を望みながら、山頂付近の石のミステリーサークル(←勝手に命名)もちゃんと見ることもできました。

 

雨降りの中、大仏まで連れて行くのはかわいそうなので、姪っ子は乳母(私)とゴンピン村のお茶室でお留守番。やれやれと席に座ってメニューを見てびっくり! 「お茶1杯いくら」ではなく、茶葉を購求して淹れてもらうというシステムなのだけれど、一番安いお茶でも120ドル(約1800円)。驚きの高価格。さすが観光地。それだけ支払うのだから当然といえば当然だけれど、ちゃんとタイミングを見てお茶を注いでくれたりとサービスは行き届いていましたよ。
私のだっこでもご機嫌の姪っ子。えらいえらいちゃんと私も「ごはんをくれる人」として認識しているのね、と思ったおったら、店のねーちゃんにもお愛想ふりまくり。ちっ!誰もいいんかいっ!!(乳母スネまくり)



羅富記粥麺専家(中環徳輔道)にて朝粥。



朝から中環(セントラル)までタクシーをとばしてお粥を食べに行きました。いいお出しでとろとろに煮込まれたお粥はやっぱりおいしい。定番の「皮蛋痩肉粥」(ピータンとブタの赤身の細切り肉入り粥)は18ドル(約270円)。こういう値段でおいしく食べられるものがあるってことに感動の一家なのでした。



チープなご飯も良いけれど、やっぱり食べてみたい!というリクエストで魚翅城酒店(時代広場店)でフカヒレにご対面!



姿煮なんて初めて食べますよ…。というか、見るのも初めてですよ…。妙に緊張しちゃいますよ…。
コリコリとした食感が印象的なフカヒレですけれど、それは姿煮ではあり得ないことなんだそうです。高品質のフカヒレを丁寧に下処理してじっくり煮込んであると、口のなかでとろけてしまうとか。なにせ食べたことがないので、いままでそんな説明にも「へー」としか言ったことがなかったのだけれど、これからは違いますよ。大きな声で同調します。「そうですよの。本当に口の中でなくなってしまってよ! おっほっほ~」


このほか写真を撮る間もなく「いっただきまーす」状態だった四川料理や鼎泰豐(ディンタイフォン)の小籠包などなど。さらには許留山のドリンクやロードストーズベーカリーのエッグタルト、満屋のマンゴープリン&マンゴーパンケーキetc.を「くるしい~!もう入らない~!」を繰り返しながらも、モノを目の前にすると元気に食らいつくパワーを見せて、短い時間ながら食の都を満喫して一家は帰国の途についたのでした。

一方残されたこのアタクシ。アテンドとはいえ、しっかりばっちり同じだけの量を食べまくったおかげですっかり胃が大きくなってしまったようで…。過食が止まらず困った事態に陥っています~~

マンダリンオリエンタル香港のクロワッサン

2007年04月10日 | 香港食記
浜崎あゆみの香港公演の一連騒動も昨日の帰国でようやく落ち着いたようです。
香港に到着した日から、ショッピングや遊園地でアトラクションを楽しむ様などを積極的に公開して、公演前から香港ファンを盛り上げていました。テレビ画面に次々と映し出されるそれらの様子が、なんだか「必死」な感じがして、痛々しく思えてしまったのは私だけでしょうか。ちょっと前ならローカルメディアなんて相手にもしなかったでしょうに…。

その歩姐は、今回はマンダリンオリエンタル香港にご宿泊でしたね。通りかかったときに出待ちをしている子たちをみかけました。前回ご宿泊のペニンシュラホテルからは今回宿泊を拒否されたそうですから、マンダリンもドキドキのご提供だったでしょうね…。





そのマンダリンオリエンタルで最近、目からウロコ。考えを改める出会いをしてしまったのでした。

「食事パンはシンプルイズベスト」。食事として食べるならベーグルやバゲットのようなシンプルなパンが一番! クロワッサンなどもってのほか! こってりとバターの味がするパンなんて、おかずがまずくなる~!! って今まで思い込んでいました。

そんな偏見を抱いていたのは、どうやら今までおいしいクロワッサンを食べたことがなかったからだったようです。マンダリンの全面改装に伴って2階に移転したケーキショップ&ベーカリー「THE MANDARIN cake shop」で、深い考えもなしになんとなく買ってしまったクロワッサンが、何とも言えないおいしさですっかり魅了されてしまったのでしたー!



パイの層がふっくらとしていて、軽く触る程度ではへこまないしっかりとした固さがあります。2つに割ったらパイがポロポロとこぼれてしまいそうなので、ちょっとお行儀が悪くかぶりつきます。すると、手で触ったときには固いと感じたものが、サクッと軽い歯触りで割れるんです! パイの層が崩れながら口の中にはほんのりバターの風味が広がっていきます。決してくどくなく、でもちゃんと味わいはあるところが使用しているバターの質の良さ現していますよね~。

一緒に食べたのは、オイルを使わずあっさり目に作った野菜のスープ。クロワッサンのバター風味に負けちゃうかな?なんて思ったけれど、そんなこともなく、メリハリの利いた味わいとなっていい感じでした。

噛むとヘニャーとしてジュワーと油が口に広がるアレは一体なんだったのでしょう? 今まで何を食べていたんだ私??

前日の午後に購入して、食べたのは翌朝。それだけ時間が経ってしまってもしっかりそのおいしさを保っていたんです。…ん?ってことは、もしかしてすぐ食べたらもっともっとおいしいってこと?? とすっかりの虜になった私は近くを通りかかるたび、ふら~っと引き寄せられるようにマンダリンオリエンタルの2階へと向かってしまうのでありました。

でも、1コ10ドル(約150円)。お腹いっぱい食べるわけにはいかないお値段が、カロリー摂取のセーブにもなっているのが、うれしいんだかせつないんだか~~。


THE MANDARIN cake shop  ℡2825-4008
月~金 8:00am~9:00pm 土・日・祝日 8:00am~7:00pm

ジャンク船「ダック・リン号」でビクトリア湾クルーズ

2007年04月08日 | 香港雑記
ゴチャゴチャと小舟が浮かぶその真ん中に赤い帆の古い船…なーんて、景色を絵はがきで見たことはありませんか?

よく香港の象徴的な風景の一部として利用されることのあるその帆船は、ジャンク船と呼ばれる中国古来の木造帆船。昔は貿易や漁業の足として多くの海を航海していたものですが、19世紀に蒸気船が登場して以来数が減り始め、現在は観光用に時折姿を見せるだけになってしまいました。



その、昔ながらのジャンク船に乗り、ビクトリア湾をクルーズできるというツアーがあるんです。しかも、なんと無料!! 「おお!乗ってみたい!!」と思いつつも、私ひとりでは願いを叶えることができません。というのも、このクルーズ。香港を訪れた観光客向けに香港政府観光局が主催しているものなのです。

乗船には事前の申し込みが必要で、その際にはパスポートの提示をしなくてはなりません。まぁ、私のパスポートは「日本国」のものですから、何喰わぬ顔で提示してしまうという手もありますが、うっかりビザのページを見られたら即OUT!ですもんね…。

そんな私にジャンク船乗船のチャンスがやって来ましたよ~
3月末から妹+甥っ子姪っ子が来港し、乗り物大好きな甥っ子のためにダック・リン号クルーズを手配したところ、「観光客の付き添いならば在住者も乗船可能」との朗報が~! わーい!!




そんなわけで3月31日、午前11時に中環(セントラル)の皇后碼頭(クイーンズピア)からジャンク船「ダック・リン号」に乗船。約1時間、ビクトリア湾をクルーズしてきました。

 

10時からの乗客と入れ違いに乗船すると、すぐに埠頭を離れます。埠頭近くではまだ帆は畳んだままで、エンジンのみでゆるゆると進んでいきます。

遊覧ルートに乗ったころあいを見計らって、船員のおじさんたちがおもむろに屋根に乗り、力一杯ロープを引き帆を張っていきます!

 

帆船に乗ったのは生まれて初めて。ぐんぐんと広がっていく帆の大きさを「ほえ~」と口を開けて見上げつつ、帆を支える軸が竹であることに気づき、さらにビックリしたりして。
竹ってすばらしい! パンダのゴハンのみならず、工事現場でも、ジャンク船でも竹大活躍。さすがだ! 竹バンザイ!





中環のビル群を背にして、まずは香港島側の景色を楽しみます。香港会議展覧中心(香港コンベンション&エキシビジョンセンター)、銅鑼湾(コーズウェイベイ)のボートピア、北角(ノースポイント)のマンション郡などを眺めると、ぐぐっと旋回。今度は九龍半島側の景色を眺めるようにクルーズします。残念ながら、九龍サイドのクルーズコースは工事中のところが多くて、現在の景観はいまいちでした~。

 

両先端がぐいっと持ち上がった三日月型の船なので、船底の平らな部分が狭く、わずかな波でも揺れを大きく感じます。乗り物酔いしやすい人は、外に出ずに、中の平らな部分にとどまっていた方がいいようですよ。



尖沙咀(チムサーチョイ)のプロムナードからは、ジャンク船の姿を写真に納めようと、たくさんのカメラがこちらに向けられています。あら、やだ。化粧もロクにしていないのに~(←勘違いもはなはだしい!)

香港文化中心(文化センター)前の埠頭に停泊して、1時間のクルーズは終了です。12時からのクルーズは、尖沙咀スタートなので、乗った場所とは港をはさんで反対側に到着したのでした。

気温も高く、陽射しが痛いほどの好天の中のクルーズは、とっても気持ちのいいものでした。普段スターフェリーで横断するだけのいわば交通ルートでしかなかったビクトリア湾ですが、観光目線で見てみると、観光地あり、生活地あり、工事中あり、停泊中の豪華客船ありと、ひととおりの景色を駆け足ながらも見物できて、なかなかにお得感がありました。

このクルーズの催行日時は定期的に変わるようです。香港政府観光局のカウンターならどこでも申し込めるそうですので、興味のある方は香港に到着したらすぐに空港のカウンターで日時を確認して申し込みするといいかもしれないですね。人気のあるクルーズな上、船の定員が30人程度と少ないので、早めに予約したほうがいいみたいですよ~。


乗船前から盛り上がっていた甥っ子ですが、船尾に陣取り、波の大きな揺れにキャイキャイしていたのもつかの間、後半はその揺れにすっかり酔ってしまい、グッタリモードで下船。以来、ジャンク船型のグッズを見るだけで「うー」と低いうなり声を上げておりました…。