開心香港街市

ほいさむほんこんがいしぃ
~気づけば在住6年目。香港のおいしいもの、おもしろいこと、ときどき…。在ホンコン的趣味生活~

低音で「ガンバレー」、徳昌魚蛋粉の魚皮餃河

2007年07月03日 | 香港食記
1カ月くらい前なのですが、MTR旺角(モンコック)の駅内で、インタビューに協力して欲しいと声をかけられました。主旨を聞いたところ「ラジオがどーたらこーたら」と早口の広東語で説明され、なんだかよくわからなかったものの、「こんなところで声をかけるくらいだから、低予算のだれも聞かないような番組なんだろうなぁ」と、勝手ながら少々哀れに思い協力することにしました。

そばに立っている、黒いシャツに黒ネクタイ、胸に『喪Do男』と刺繍の入った白いスーツを着た男性を指さし、「彼をどう思う?」と問われたので、素直に「黒社会の人みたいね」と答えると、インタビュアーのおにーちゃんはニタニタ笑顔。当たり障りのない質問をいくつかされたあと、「最後にこのマイクに向かって『ガンバレー』と日本語で言ってくれ」といわれました。はいはい、と地味~な声で3回「ガンバレー」をリテイクし、「はいOK」で解放されました。

そんなことはすっかり忘れて日々を過ごしていましたが、先日ふと思い出して同僚たちにその話をしたところ、「その『喪Do男』って知ってる!」と。「結構人気があるよ!」と。
え。誰も聞かないような穴埋め番組的なもんじゃなかったの?? ってことは、番組の合間かなにかに、私の「ガンバレー」が流れたりしたのか?? おそろしー! あんな低い声で言わないで、もっと可愛い声を出せばよかった。もしかしたたらDJとか声優とかのスカウトが来たかもしれないのにぃー!(←夢見がちでどーも)

もちろんボツになった可能性も高いですが、何かのはずみで、私の「ガンバレー」を聞いちゃったみなさん、あんなドスコイ声ですみません! あー。もう恥ずかしいなぁー。
で、結局『喪Do男』ってなに??





一食一食に魂コメテ行くべし!と、今日は、徳昌魚蛋粉麺へ行ってきました。香港に来てすぐに知り、最近は通うペースが落ちているものの常に心にある店。このブログにも何度となく登場しているお店です。




ここに来たら絶対にコレ!の魚皮餃河。一体いままでに何杯食べたかなぁ。
魚のすり身を、これまた魚のすり身を練り込んだ皮で包んだ、中も外もプリプリの魚皮餃は最高です! 中も外も材料は魚のすり身なのに、プリプリ加減が微妙に違うので、ダブルの食感が楽しめます。熱いので噛んだあとハヒハヒしながらも、そのプリプリ感だけは逃すまい!と神経を集中して味わうその時が幸せでした。

店の名前にもなっている魚蛋も、かなり弾力が強くて他の店よりも味がいいと思います。でも、その差は魚皮餃のそれと比べると小さなものかもしれません。プロフィールにも書いていますが、魚皮餃好きなわたしが、どこのものより愛しているのがココの魚皮餃です。



この魚皮餃にお米でできた幅広麺、河(ホー)を組み合わせて、さらにソコへ魚の河をパリパリに揚げた炸魚皮を浸しつつ食べ、その合間に芥蘭(ガイラン)を食べつつ、飲み物にレモンスライスたっぷりの凍檸茶をいただくのが、私の『徳昌シアワセのフルコース』なのです。

芥蘭の軸のボリボリとした食感好きなんだなぁ。でも、日本にはない野菜だから間もなく食べられなくなっちゃうんだなぁ…(泣)
日本のレモンティーってレモン一切れしか浮いていないもんね。例え農薬もどっちゃりミックスされちゃおうとも、5~6枚投入されたレモンをガシガシ潰してこそのレモンティーだよね…(泣)

 

香港生活の中で、おそらく、というか絶対いちばん通った店。そして毎回食べた魚皮餃河。
抜群においしい!とか、ほかに類を見ない!とかそういうノリではないのだけれど、ふと思い出したならば食べずにはいられなくなる、そんな味。潜在意識になにやら深く刻まれてしまったようです。
日本に戻ったら、事あるごとに思い出して「食べたーい!」って暴れるにちがいない。ドメスティックバイオレンスならぬダッチョンバイオレンス。略してTV。周囲の皆様、どうぞご注意ください。


魚皮餃皮 HKD17(約255円)/炸魚皮 HKD12(約180円)
油菜(芥蘭) HKD13(約195円)/凍檸茶 HKD14(約210円)

徳昌魚蛋粉 天后電器道75 ℡2510-8783 7:00am~11:00pm


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