”遊山乞食” 山と温泉と

"yusankotujiki" 軽自動車(スバルサンバー)に車中泊ぶらり旅 ~カテゴリー【索引】にリンク付一覧~

白樺峠→野麦峠

2015年11月01日 | 花鳥風月
恒例の紅葉見物峠ルートをドライブし帰宅する事に。スーパー林道A区間に入り白樺峠に向かう、山全体がカラマツの黄葉、道には茶色い粉を撒いたようにカラマツの葉が落ちている。白樺峠では鷹見の広場まで登って見た。鷹の渡りのピークは過ぎているが観察の人が10名程双眼鏡を覗いていた。野麦峠からの下りで、Googleストリートビュー撮影車風の軽自動車とすれ違ったが、車上取り付けカメラが球形と違っていた。またGoogleのはたいていがプリウスだがなぜか軽で車種未確認、個人マニアの撮影車だったのかもしれない。

・一ノ瀬園地


・白樺峠の白樺は本当に奇麗




・鷹見の広場は絶好の展望台だ




・観察・休憩・避難小屋?


・乗鞍岳遠望




・奈川から野麦峠に向かう


・野麦峠には観光客多し、峠を越え、高根町に下る


広葉樹は葉を落とし、木肌の色合いに、カラマツはまだ黄葉を残している今頃の山を眺めると、常緑の針葉樹帯とあいまってパッチワークのようなモザイクになっていて面白い。カラマツの黄色の境界がはっきり線に成っているので人が植えた人工林なのだろう。最近読んだ若山牧水の紀行文に大正10年10月15日の上高地温泉では、「家には玄關からして一杯に落葉松からまつの松毬まつかさが積み込まれてあつた・・・これを碎いて中のこまかな種子を取れば一升四圓とかの値段で賣れるのださうである。そのために二三人の男が宿屋の庭で默々と働いてゐた」・・・とある。種の利用目的は苗を作る事だろうから、このころから種苗育成し、植林に使っていたのかもしれない。上高地周辺のカラマツ林は今も奇麗だが、昔から自然に生えていたのだろうか。広大な山々の稜線にまで延々と黄色葉を見せているカラマツだが、誰かが何時か手で植えたのだと思ったら、人の自然を変える力には驚くばかりだ。

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