俺(AKIRA)は中学を中退してバンド活動をするようになってから、メジャーデビューすることを第一の目標に頑張ってきた。
しかし、市川CLUB GIOにYOSHIKIさんが来て、その日のうちに、「今度から一緒にやっていこうよ」と契約に似た確約をすると、メンバー全員がエクスタシー・レコードの指示で動くことになった。
しかし俺の心の中では、「なにか違う。これは違うんじゃないか」という気 . . . 本文を読む
デビュー曲『RAIN』のレコーディングをロスでするというのは、1994年早々に知らされた。恵比寿のよくメンバーが使っていた居酒屋に5人で集まることになった。
「今日は、メンバーにとっても大切な話があるんだ」 TAKUROがそう切り出した。
●ロスでレコーディング
それは、エクスタシー・レコードが、GLAYのデビューアルバム「灰とダイヤモンド」のリリースと同時に、メジャーレーベ . . . 本文を読む
空虚な日が続いた。何もする気が起こらない。2週間ほどすると、HISASHIから電話がかかってきた。
「今、レコーディングを終えてロスから帰ってきたんだよ。ちょっと話ししたいんだけど」 HISASHIやJIROにロスのレコーディングのことも聞いてみたかった。断る理由もない。「いいよ。いつでもいいよ」
●メンバーとの話し合い
HISASHIが言った。「AKIRAが辞めるっていう . . . 本文を読む
メンバーの中で「恋人いない歴」は、TAKUROくんが一番長かった。
しかし、私の記憶では、93年の暮れくらいにTAKUROくんの理想の人が現れた。それはTAKUROぐんと同い年くらいの女性だった。その女性は、毎回GLAYのライブに足を運んでいた。
●メンバー公認の仲
その女性についてTAKUROくんは、「なかなかチャーミングで話の合いそうな人だよね」 なんてことを言ったことがあ . . . 本文を読む
94年の3月20日くらいだった。TAKUROから、僕の家に電話が入った。
「オバちゃん、GLAYのドラム、やってくれないかなぁ」 その頃のGLAYのドラムはAKIRAだったので、僕はこの時、TAKUROが何を言い始めたのかわからなかった。
●幼なじみのAKIRA
偶然にも、僕とAKIRAとは小学校、中学校と同じ学校に通っていた。家も歩いて4、5分のところにあった。1歳年下のA . . . 本文を読む
何の音沙汰もなく、1カ月ほどが過ぎた。
その間、TAKUROが何人かのドラマ-に当たって、GLAYのドラムを探しているということも聞いた。西川貴教がボーカルをしていたルイ・マリーのドラムなど、色々なバンドのドラマーをオーディションしたようだ。
●JIROからの電話
1カ月ほどすると、今度はJIROから電話がかかってきた。「オバちゃん(NOBUMASA)、頼むよ。やってよ。俺た . . . 本文を読む
一通りメンバーの紹介が終わった後、TAKUROが僕に聞いてきた。
「オバちゃん、俺たちと一緒にやってくれるよね。頼むよ」 僕は、メンバーの一人ひとりが滅多に口に出さないであろう、自分の家庭環境や生活環境などを語ってくれたことに感激した。
●一緒にやらせてよ
「僕を信頼してるからこそ、みんな、こういった話をしてくれたんだ。こんなに素直で、そして自分をさらけ出すメンバーだったら、 . . . 本文を読む