Takの秘密の木

誰にもいえない気持ちは、誰もしらない秘密の木の洞に、こっそり語って蓋をするんだって。@2046

ボストン(デトロイト?)の弁護士さん1

2012-09-02 | ドラマ・映画・舞台の感想
アリー・my・ラブS4E1の初登場時のラリー・ポールなRDJ。当時36歳ぐらいかな。


ロバート・ダウニー・Jr.がこれまで演じた役柄の中では、かなりクールでシビアなキャラクターかも。「追跡者」のロイスほどではないけど、わりとSキャラ。今と比べると目元も少しキツい印象がありますね。
有能で仕事がデキる男ではあるんですが、堪らなくキュートな面ももちろんあります。(笑)コミュニケーション能力が半端ないというか。
それがもう悪魔のように魅力的なんですよねー・・・・。
普段はメガネをかけていますが、近くでじぃっと相手の目を見つめて話したいときはメガネを外す感じ。・・・ほんと、ずるいんですよね。
ちなみに、メガネは度が入っているので、RDJは本当に視力が悪いようです。

ラリーはやり手弁護士で、しかも大手弁護士事務所に所属しているのではなく、独立した個人で仕事をしているという設定です。
弁護士は芸能人と似ていて、知名度や実績がなければ大口の仕事は簡単には舞い込んで来ません。だから皆、最初は有名な大手事務所(ファーム)に属して上から仕事を割り振ってもらい、経験を積み、事務所内で段々と出世をしていくものですが、才覚があれば、自分の個人名(名指し)で顧客が付くようになります。(稼ぎ頭の所属弁護士をレイン・メーカーといいます。ちなみにアリーはフィッシュ&ケイジ法律事務所のアソシエイト)
要するに、ラリーは若くして個人名で看板掲げて一人でやっていけるぐらいの、相当に優秀な敏腕弁護士ということになりますね。


どうもついったとか見ていると、アリーのRDJを見ている人が少ないような気がするので、もったいないなー・・・と。
まあ、もう10年以上も前の作品だし、シーズン1~3もチェックしなきゃならないとしたらめんどくさいし、RDJはS4にしか出ていないし・・・というのもあるんでしょうね。
しかもそのS4ですら、いろいろと問題があって(苦笑)、RDJがほとんど姿を現さない回もあります。
でもこのラリー役でRDJはゴールデングローブを受賞しているので、当時の評判の高さは推して知るべしでしょう。

そんなわけで、アリー・my・ラブシリーズのざっくりとした紹介と、S4のエピソード毎簡単レビューなんかをつらつらと書いていってみようかと思います。
S1~3を見てなくても、ラリーの魅力は十分に伝わると思うんで、RDJファンはぜひS4を見てほしいんですけどねー・・・。

私はアリーに関してはS1からリアルタイム(日本での放送)で楽しんで見ていた口なので、S4にRDJが出演すると聞いた時は、めちゃくちゃ嬉しかったです。でも一方で、すごく残念なようなとても複雑な気持ちにもなりました。
その当時、RDJはすでに何回か問題を起こしてて映画の仕事の話はまったく聞こえて来ず、テレビ俳優に格下げになるのは仕方がないことという雰囲気でした。
映画とテレビドラマではかなりの格差があった時代です。
映画俳優がテレビドラマに出るのは都落ち、という印象が強く、この格差がかなり縮まったのは「ER」や「24」の成功があった後です。(きっかけはもしかしたらアリーのRDJの功績もあったかも・・・)
一度都落ちしたら、映画界に復帰するのは難しいような空気もありましたから、RDJの今後を思うと当時はとても悲しかった。
でも、アリー・シリーズのそれまでの流れからすると、ラリー・ポールはとても重要な役柄で、テレビタレントに格下げになったとはいえ高視聴率ドラマのヒロインの相手役、それなりのポジションは用意してもらっていたといえるかな?

アリーはいわゆる一話完結のリーガルものですが、アリーの恋愛遍歴もメイン要素の一つです。
S1~3まで、アリーは一貫してビリーという幼馴染の男性をひたすら愛していて、彼こそが運命の人だと思ってました。
S1で高卒以来(?)に再会したビリーは既婚者で、にも関わらず同じ弁護士事務所に入ることになり、優しくいい男だけどはっきした態度はとらないのらくらビリーを相手に、アリーは辛く苦しく、またドタバタ笑える恋愛を繰り広げるのがS4までの3シーズン。
S3で、そこまで一心に想ってきたビリーを突然亡くしますが、脳腫瘍で言動がおかしくなってた彼は、倒れる直前にアリーを自分の妻だと思い込んでいたような発言をして、アリーを狂乱状態に陥れます。(苦笑)
「私こそがビリーの運命の人なんでしょ?」とずっと自分とビリーに問い続けていたアリーに、その最期の言葉は酷ですよねー・・・・。ただでさえ初恋引きずってるのに、ますます引きずっちゃうというか。・・・
もう誰も愛することができないのではないかというアリーの前にS4で現れるのが、大本命となるラリー・ポールです。当初はアリーと結婚する設定だったそうです。(RDJの問題でストーリーが急遽変更された)
長年想い続けた運命の人以上に、アリーが愛してしまう人でなければならず、S1~3までアリーの恋を見守ってきた視聴者を納得させるだけの魅力を感じさせなければならない役柄。
視聴者に思い入れも馴染みもないS4からのぽっと出登場人物だから、意外と難しい役割ですよね。

S4のエピソード1で、アリーはなじみのセラピストのオフィスに訪れたつもりが、彼女はいつの間にか移転していて、その貸事務所に新しく入居して来たラリーと出会います。ほとんど一目ぼれのようにラリーに恋をするんですが、まあRDJの説得力ときたら・・・。(笑)
姿を見かけるだけで有頂天になれる、毎日でも会いたい、話をしたい、声が聴きたい、会えないとさびしくて死んでしまいそうな気分になる・・・・なんていう恋のメロメロ状態を、それはそれは見事にしかけてくれちゃいます。(笑)
だからジュード・ロウがRDJに会いたくて夜中に電話したという話は、あながち冗談でもないんじゃないかなー・・・と思います。(笑)
素のRDJも、傍にいると楽しくてわくわくした気持ちにさせてくれるような魅力溢れる人なんでしょうね。もうそれがないといられなくなってしまうぐらいに。・・・
最初はアリーのセラピスト代わりを務めるラリーで、アリーは別の人と付き合っています。
E2では、ラリーはワンシーンしか出てきません。遠くから、アリーの恋愛のめちゃくちゃな行状(笑)を眺めている様子があるだけです。

アリー・my・ラブは高視聴率の人気シリーズでしたので、当時、ネットで座談会のような企画記事がよく載っていましたが、男性キャラクター人気投票でラリーは常にぶっちぎりの1位でしたね。
今でもそうですが、海外のRDJファンの人は大抵、「彼は夢の男。探したってその辺になんて絶対にいない。みんなそれはわかってる。」というようなことを言う人は多いですね。(笑)
私もそう思います。
"夢の男"ってどういうものなのか、人それぞれに定義はあると思いますが、大多数が納得できるキャラクターを造り上げられるRDJは、かなりとんでもない人だと言えるのではないでしょうか。(笑)

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