衛星映像:トンガ海底火山噴火 噴煙は高さ約20キロ
トンガ近海の大噴火、破局噴火の可能性も!噴煙で世界的に気温が低下か 半径260キロで関東地方を丸ごと飲み込む規模
2022年1月16日 情報速報ドットコム
1月16日に南太平洋のトンガ近海で発生した大噴火が破局噴火である可能性が浮上しています。
破局噴火とは地下のマグマが大量に噴出する壊滅的な大噴火のことで、過去100年間で観測されたことは一度もありません。
今回の噴火では噴煙の高さが2万メートル近くまで上昇しており、半径260キロの範囲に噴煙が広がっています。この影響でオーストラリアやニュージーランドの上空に大量の噴煙が立ち込め、気象衛星でも一気に空が黒く染まる様子が観測されました。
半径260キロは日本の関東地方を丸ごと飲み込むほどの規模で、想定されている富士山噴火の数倍から数十倍に匹敵する規模です。
(私見)
2022年1/16のトンガの海底火山噴火は1991年に発生したピナツボ火山噴火の時と同様に噴煙によって世界中の気温低下が起きる可能性が高そうです。それにより農産物の生産量が低下し、、、世界的食糧危機など、、、。
大量の溶岩と火山灰を噴出した大噴火によって、成層圏に大量のエアロゾルと塵埃が放出された。成層圏で酸化した二酸化硫黄が作り出す硫酸エアロゾルは、噴火から一年をかけて成層圏をゆっくりと拡散していった。成層圏へのエアロゾル注入は、1883年のクラカタウの噴火以来の規模で、二酸化硫黄の量は約1700万トンと見積もられている。現代の観測機器で測定された中では最大の量である。
成層圏へのエアロゾルの大量放出の結果、地表に達する太陽光が最大で5%減少した。北半球の平均気温が0.5から0.6℃下がり、地球全体で約0.4℃下がった。同時に、エアロゾルが輻射を吸収して成層圏の温度が通常より数℃上昇した。噴火で作られた成層圏の雲は、3年間も大気中に残存した。