イラン製の新型ドローン、米軍施設への攻撃相次ぐ 監視を回避
CNN 2021.06.30 Wed posted at 06:42 JST
米軍、武装勢力に空爆 シリア
ワシントン(CNN) バイデン米大統領は27日、イランの支援を受けるイラク・シリア国境の民兵組織への空爆を指示したが、これに先立ちイラクでは、イラン製の新型ドローン(無人機)による米軍施設への攻撃が相次いでいた。米当局者はこのドローンについて、米国の監視と防衛網をかいくぐることが可能との見方を示している。(記事抜粋)
新たなドローン技術(以下記事抜粋)
新型ドローンのサイズはさまざまで、米軍当局者の1人によると、翼幅は約1.5メートルから3.6~4.5メートル程度までと幅がある。爆発物を大量搭載しており、大型のものになると最大30キロを搭載できる。
新型ドローンの追跡を担う当局者にとって重要なのは、その多くが目標探知にGPSを利用しており、防御が格段に難しくなっていることだ。
元情報当局者はCNNに「以前は操縦者と航空機をつなぐリンクを電波妨害するか、それをのっとれば良かった」「今もそれを試みているが、今や情報はGPSに送られている。リンクはなく、電波妨害する対象ものっとる対象もない」と語る。
(私見)
CNNの記事ではGPSを使っていて電波妨害や乗っ取りが困難になって攻撃型ドローンを防ぐのが難しい時代なったと書いてありますが、時代は既にAI搭載型の攻撃型ドローンが登場しています。
まるで「ターミネーターの世界」のような話ですが、既に現実なったいるのです。AI搭載型攻撃型ドローンは遠隔操作ではなく、無線とか操縦ではないのです。自分で敵を探して敵を倒していくという事です。以下の記事がミリタリーニュースに載っていました。
ドローン・AIが初めて自律的に人間を攻撃したことが明らかになりました
2021-05-31 2021-05-31 ドローン・ロボット兵器, ニュース
ドローン・AIが初めて自律的に人間を攻撃したことが明らかになりました
Photo STM
映画『ターミネーター』の世界のようなAIロボットが人間を殺める時代はもう訪れているのかもしれません。国連(UN)の報告によると、トルコ製の軍用ドローンが戦闘において人間による操作ではなく、自律的、且つ積極的に人間を追跡、攻撃したことが示されました。これはドローンが人間を自律的に攻撃を行った初めてのケースになるかもしれません。
報告書を入手したNewScientistの報道によるとリビアに関する国連安全保障理事会の専門家グループは、今年3月に報告書を発表し、軍用ドローンが人間を自律に攻撃した可能性を明らかにしました。報告書によると、攻撃に関与したのはトルコの軍需企業 STM が製造した Kargu-2 UAVになります、この UAV は 2020年3 月に北アフリカのリビア紛争における、国民合意政府(GNA)とハリーファ・ハフタルが指揮する軍事組織「リビア国民軍」との戦闘の間で展開されました。GNAはトルコが支援しており、使用したのはGNA側かと思われます。(抜粋終了)