カラスの鳴き声で目覚めた。まだ夢うつつの中で聞いていたせいか、確かにカラスが『〜ぼんじ〜そわか』と鳴いたのだ、いや、そう鳴いたと聞こえたのだ。「ええっ?何だって?〜ぼんじ〜そわか?何だぁ?おい!その〜ぼんじ〜そわかの前は何だぁ?頼むから、もう一度、鳴いてくれよ。第一、〜ぼんじ〜そわか、なんてご真言が実際にあるのかどうか?」そんなことを考えながら、ついに目が覚めた。今のは、実際に聞いたことなのか、はたまた夢だったのか、それ以降、肝心のカラスはもう鳴かなかった。
すっかり目覚めたので、起き上がって、その文句を忘れないうちにパソコンに向かって「ごしんごん」と打って、変換する。瞬時に画面が切り替わる。それらしい項目をクリックする。マウスを下に動かして、すべてのご真言をチェックしたが「〜ぼんじ〜そわか」は見つからなかった。
「〜ぼんじ〜そわか」ではなく、もっと別の言葉だったのか?そう聞こえたのか?あるいは朝方に見た夢なのか?最早、わからないが、想像は膨らむ。喋る鳥も何種類かいるのだから、賢いとされるカラスが、喋らないとも限らない。喋るなら、ご真言の一つも、習わぬ経の類いで、覚えるかも知れない。中には間違って覚えていて、平然と人に、いやカラスに吹聴するのもいるのだろう。
それって、まるで自分のことを言っているんじゃないの?
すっかり目覚めたので、起き上がって、その文句を忘れないうちにパソコンに向かって「ごしんごん」と打って、変換する。瞬時に画面が切り替わる。それらしい項目をクリックする。マウスを下に動かして、すべてのご真言をチェックしたが「〜ぼんじ〜そわか」は見つからなかった。
「〜ぼんじ〜そわか」ではなく、もっと別の言葉だったのか?そう聞こえたのか?あるいは朝方に見た夢なのか?最早、わからないが、想像は膨らむ。喋る鳥も何種類かいるのだから、賢いとされるカラスが、喋らないとも限らない。喋るなら、ご真言の一つも、習わぬ経の類いで、覚えるかも知れない。中には間違って覚えていて、平然と人に、いやカラスに吹聴するのもいるのだろう。
それって、まるで自分のことを言っているんじゃないの?