ライオンズのスカウトがアマチュア選手2人に対して現金供与を行なっていた問題は、連日の様に続報が流されている。発覚した当初、当ブログでもこの問題を取り上げようかとも思ったのだが、他のブログでも散々取り上げるだろうし、何よりも当事者達のコメントを耳にする度に「情けないし、アホらしい。」といった思いが自分の中で増大して行き、記事にするのを敢えて控えていた。しかし、ルパート・ジョーンズ様のブログ「にわか日ハムファンのブログ」の記事「収賄は犯罪です:裏金問題続報」を拝読し、「当ブログでスポーツ関連の記事、それもプロ野球関連の記事を多くアップしている以上、この問題に関して私見をきちんと書かないのはフェアではないだろう。」という思いが強くなって来た。そこで今日は、この問題に付いての私見を詳らかにしたい。
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現在早稲田大学3年生のA選手(21歳)は、彼が中学生の頃からライオンズのスカウトに注目されていて、高校卒業後に「うちに来ないか。」とドラフト指名を打診された。しかし彼の父親の「野球を辞めた時の事を考えると、大学進学した方が良い。」という考えから、学費が免除になる特待制度を利用しての私立大学進学の道をA選手は選択。ところがその後、選択肢には無かった早大野球部からA選手が誘いを受けた事で彼の父親はライオンズに相談した所、「うちが御金を出しましょう。」と言われ、「4年後にライオンズと入団契約した時に供与した額を契約金から天引きする。」という契約になったと。入学時から入学金と学費として毎月20万円ずつ、そして2005年10月には纏めて500万円をと総額で約1,000万円の供与を受けたが、今年1月下旬にライオンズから連絡が在り、球団のスカウト部長と面談。部長からは「社長が交代して方針が変わった。息子さんを獲得出来なくなった。こちらの契約違反なので、返金して貰わなくて良い。」と謝罪されたそうだ。A選手は「今回の報道が為される迄、現金供与の事実を全く知らなかった。」としている。
そしてもう一人のB選手(21歳)は現在、東京ガスの野球部に籍を置いている。ライオンズからの現金供与は、彼が高校3年だった2004年1月から始まったという。毎月30万円が彼の母親(2004年10月死去。)の口座に振り込まれたり、母親に直接手渡しされていた。その後、現金供与の事実を知ったA選手は同年6月に監督を通じてライオンズに対し、「現金供与を止める様に。」との申し入れを行なうも同年9月迄供与は続き、その総額は約270万円に上った。尚、B選手は昨秋のドラフト会議でベイスターズから3巡目で指名を受けるも、入団を拒否している。
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以上が今回の問題の概略だ。先ず最初に言いたいのは、「マスメディアもファンもライオンズ叩きに汲々とするのではなく、こういった”裏金問題”を生み出し得ないシステム構築の為に世論を盛り上げろ。」という事。プロ野球の世界では大昔から、裏金が”栄養費”なる呼称でゴッソリと動いていたのは暗黙の了解事項だろう。プロ野球界の慣習、否プロ野球界の悪しき文化とも言える。
その悪しき文化が白日の下に晒されたのが、2004年8月に発覚した”一場事件”。この事件により一場投手に現金供与していた3球団のトップは辞任を余儀無くされ、「二度とこういった不祥事が起こらない様に。」と対策が打たれた筈だった。今回の2選手への現金供与がこの一場事件以降にも続いていたという事で、その対策が甘かったという謗りは免れないだろう。だからこそライオンズだけを叩くのでは無く、今こそ全球団に対して同様の事が行なわれていなかったかを徹底的に調査&発表す可きだと思う。完全に膿を出し切った上で、再発を生み出し得ないシステム作りを行なって欲しい。現金供与が発覚しようものなら、二度とその球団が立ち直れない位の厳罰化が必要だろう。但し調査はあくまでも”一場事件”発覚以降とす可き。やれ「20年前には何処其処の球団がやっていた。」、いや「何処其処の球団は、それ以前にもっと大金を動かしていた。」等というのは、今になって「豊臣秀吉による朝鮮出兵の被害補償を行なえ!」と主張される程不毛極まりない事と思うからだ。
そして今回の問題で一番言いたいのは「恥を知れ!」、「盗人猛々しいぞ!」という事。B選手は実名を晒された上で会見引っ張り出され、「いけない事とは凄く判っていたが、家計がきつい状況と聞いていましたから・・・。(3年後にライオンズに)入団する事を名目にした御金だと思った。自分の中で悩みましたが、母親が少しでも喜んでくれるならと親を思う気持ちの方が強かった。球団に全額を返却したい。」と事実を認めた上で謝罪していた。
一方でA選手の父親は「奨学金のつもりで受け取った。西武と(入団)契約したら、契約金から返す約束だった。こんな事になって子供が可哀想だ。西武に怒りを感じる。」、「一場選手とは御金の意味が違う。あくまで借りたつもりだった。別の私立大学に行っておけば、こんな事にならなかった。」とコメント。
又、早大野球部監督も「事実を知りません。寝耳に水で意味が判らない。西武の糞馬鹿たれは何て事に巻き込んでくれるんだ。冗談じゃない。社長が此処(沖縄)に来て土下座しても許さない!」、「(裏金)を止めようという話になってからも続けていたんだから、西武は球団を持つ資格がない。西武は球団を辞めなさい!」とコメントする等、A選手側は「然も自分達は被害者に過ぎないのだ。」といった逆切れのスタンスに終始している。肝心のA選手は「今回の報道が為される迄、現金供与に関して全く知らなかった。」と語っている様だ。
”一場事件”があれ程大々的に報道され社会問題になったというのに、それ以降1年余にも渡ってライオンズから現金を受領していたA家。1千万円余の御金を「奨学金と思っていたし、何れは返すつもりだった。」としているA選手の父親だが、”一場事件”以前なら未だしも、あれだけの騒動以降もそう思っていたというのは、「電気代も水道代も公費で負担している議員会館を事務所としていながら、年間500万円前後の光熱費を終始報告書に計上し、その事を追求されると『ナントカ還元水等でそれだけ掛かった。」と平然と言い放った松岡利勝農林水産大臣。」と同じ位苦し過ぎる言い訳ではないか。大体、本当に奨学金と思い、且つ返金する意思が在ったのならば、この父親が息子にその事を話さなかった理由を聞いてみたい。返金するのは息子の契約金からというので在れば、尚更話さなかったというのは不自然ではないか?
A選手は「全く知らなかった。」と語っている様だが、これも非常に疑問を感じる。1千万円余という大金が実家に入りながら、これ迄の約3年間全くその事を知らなかったというのは、親子のコミュニケーションが全くゼロだったという事なのか?万が一知らなかったというのが事実ならば、「父親ががめようとしていたのではないか。」とすら思ってしまう。
B選手の神妙な会見に付いて、「森進一氏が川内康範氏宅を謝罪で訪れた時の様な、泣き落としの茶番劇。」と感じる人が居るかもしれない。事実を全て認め謝罪した所で、裏金を受領し続けていたという面ではA選手もB選手も同罪だと思っている自分だが、しかしながらB選手の言動には正直同情を覚えている面も在る。実名を晒された上で謝罪会見に引っ張り出されたというのも、彼に同情を覚えてしまう要因の一つだ。
一方で実名は伏せられ、会見に臨むでも無く、弁明は全て他人任せとも思えるB選手。同じ年齢で在りながら、この違いは一体何なのだろうか?そしてB選手の側から聞こえて来るのは、被害者面をした逆切れコメントばかり。昔「粗にして野だが卑ではない」タイトルの本がベストセラーとなったが、差し詰めB選手側の人達に対しては「粗だか野だかは知らないが、卑で在る事は間違いない。」という思いしかない。
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現在早稲田大学3年生のA選手(21歳)は、彼が中学生の頃からライオンズのスカウトに注目されていて、高校卒業後に「うちに来ないか。」とドラフト指名を打診された。しかし彼の父親の「野球を辞めた時の事を考えると、大学進学した方が良い。」という考えから、学費が免除になる特待制度を利用しての私立大学進学の道をA選手は選択。ところがその後、選択肢には無かった早大野球部からA選手が誘いを受けた事で彼の父親はライオンズに相談した所、「うちが御金を出しましょう。」と言われ、「4年後にライオンズと入団契約した時に供与した額を契約金から天引きする。」という契約になったと。入学時から入学金と学費として毎月20万円ずつ、そして2005年10月には纏めて500万円をと総額で約1,000万円の供与を受けたが、今年1月下旬にライオンズから連絡が在り、球団のスカウト部長と面談。部長からは「社長が交代して方針が変わった。息子さんを獲得出来なくなった。こちらの契約違反なので、返金して貰わなくて良い。」と謝罪されたそうだ。A選手は「今回の報道が為される迄、現金供与の事実を全く知らなかった。」としている。
そしてもう一人のB選手(21歳)は現在、東京ガスの野球部に籍を置いている。ライオンズからの現金供与は、彼が高校3年だった2004年1月から始まったという。毎月30万円が彼の母親(2004年10月死去。)の口座に振り込まれたり、母親に直接手渡しされていた。その後、現金供与の事実を知ったA選手は同年6月に監督を通じてライオンズに対し、「現金供与を止める様に。」との申し入れを行なうも同年9月迄供与は続き、その総額は約270万円に上った。尚、B選手は昨秋のドラフト会議でベイスターズから3巡目で指名を受けるも、入団を拒否している。
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以上が今回の問題の概略だ。先ず最初に言いたいのは、「マスメディアもファンもライオンズ叩きに汲々とするのではなく、こういった”裏金問題”を生み出し得ないシステム構築の為に世論を盛り上げろ。」という事。プロ野球の世界では大昔から、裏金が”栄養費”なる呼称でゴッソリと動いていたのは暗黙の了解事項だろう。プロ野球界の慣習、否プロ野球界の悪しき文化とも言える。
その悪しき文化が白日の下に晒されたのが、2004年8月に発覚した”一場事件”。この事件により一場投手に現金供与していた3球団のトップは辞任を余儀無くされ、「二度とこういった不祥事が起こらない様に。」と対策が打たれた筈だった。今回の2選手への現金供与がこの一場事件以降にも続いていたという事で、その対策が甘かったという謗りは免れないだろう。だからこそライオンズだけを叩くのでは無く、今こそ全球団に対して同様の事が行なわれていなかったかを徹底的に調査&発表す可きだと思う。完全に膿を出し切った上で、再発を生み出し得ないシステム作りを行なって欲しい。現金供与が発覚しようものなら、二度とその球団が立ち直れない位の厳罰化が必要だろう。但し調査はあくまでも”一場事件”発覚以降とす可き。やれ「20年前には何処其処の球団がやっていた。」、いや「何処其処の球団は、それ以前にもっと大金を動かしていた。」等というのは、今になって「豊臣秀吉による朝鮮出兵の被害補償を行なえ!」と主張される程不毛極まりない事と思うからだ。
そして今回の問題で一番言いたいのは「恥を知れ!」、「盗人猛々しいぞ!」という事。B選手は実名を晒された上で会見引っ張り出され、「いけない事とは凄く判っていたが、家計がきつい状況と聞いていましたから・・・。(3年後にライオンズに)入団する事を名目にした御金だと思った。自分の中で悩みましたが、母親が少しでも喜んでくれるならと親を思う気持ちの方が強かった。球団に全額を返却したい。」と事実を認めた上で謝罪していた。
一方でA選手の父親は「奨学金のつもりで受け取った。西武と(入団)契約したら、契約金から返す約束だった。こんな事になって子供が可哀想だ。西武に怒りを感じる。」、「一場選手とは御金の意味が違う。あくまで借りたつもりだった。別の私立大学に行っておけば、こんな事にならなかった。」とコメント。
又、早大野球部監督も「事実を知りません。寝耳に水で意味が判らない。西武の糞馬鹿たれは何て事に巻き込んでくれるんだ。冗談じゃない。社長が此処(沖縄)に来て土下座しても許さない!」、「(裏金)を止めようという話になってからも続けていたんだから、西武は球団を持つ資格がない。西武は球団を辞めなさい!」とコメントする等、A選手側は「然も自分達は被害者に過ぎないのだ。」といった逆切れのスタンスに終始している。肝心のA選手は「今回の報道が為される迄、現金供与に関して全く知らなかった。」と語っている様だ。
”一場事件”があれ程大々的に報道され社会問題になったというのに、それ以降1年余にも渡ってライオンズから現金を受領していたA家。1千万円余の御金を「奨学金と思っていたし、何れは返すつもりだった。」としているA選手の父親だが、”一場事件”以前なら未だしも、あれだけの騒動以降もそう思っていたというのは、「電気代も水道代も公費で負担している議員会館を事務所としていながら、年間500万円前後の光熱費を終始報告書に計上し、その事を追求されると『ナントカ還元水等でそれだけ掛かった。」と平然と言い放った松岡利勝農林水産大臣。」と同じ位苦し過ぎる言い訳ではないか。大体、本当に奨学金と思い、且つ返金する意思が在ったのならば、この父親が息子にその事を話さなかった理由を聞いてみたい。返金するのは息子の契約金からというので在れば、尚更話さなかったというのは不自然ではないか?
A選手は「全く知らなかった。」と語っている様だが、これも非常に疑問を感じる。1千万円余という大金が実家に入りながら、これ迄の約3年間全くその事を知らなかったというのは、親子のコミュニケーションが全くゼロだったという事なのか?万が一知らなかったというのが事実ならば、「父親ががめようとしていたのではないか。」とすら思ってしまう。
B選手の神妙な会見に付いて、「森進一氏が川内康範氏宅を謝罪で訪れた時の様な、泣き落としの茶番劇。」と感じる人が居るかもしれない。事実を全て認め謝罪した所で、裏金を受領し続けていたという面ではA選手もB選手も同罪だと思っている自分だが、しかしながらB選手の言動には正直同情を覚えている面も在る。実名を晒された上で謝罪会見に引っ張り出されたというのも、彼に同情を覚えてしまう要因の一つだ。
一方で実名は伏せられ、会見に臨むでも無く、弁明は全て他人任せとも思えるB選手。同じ年齢で在りながら、この違いは一体何なのだろうか?そしてB選手の側から聞こえて来るのは、被害者面をした逆切れコメントばかり。昔「粗にして野だが卑ではない」タイトルの本がベストセラーとなったが、差し詰めB選手側の人達に対しては「粗だか野だかは知らないが、卑で在る事は間違いない。」という思いしかない。
これがOKなら、池永元投手の永久追放ってなんだったんでしょう?彼も金を受け取ったことそのものがダメとされて処分されました。
プロ側は金で囲い込む。アマ側はタカリ体質が当たり前。
アマ球界=清廉潔白だなんて言い切れるのですかね?応武監督のキレっぷりを見ると、逆に疑わしく見えます。たかり体質だから憲章が生まれたんじゃないか?って気もするんで。
当に利権談合共産主義国家と呼ぶに相応しいです。
目をつけているアマ選手の周辺で金銭に困っている様子を見つけたら「しめたっ!」「これで囲える!」とか思うんですかね。
受け取るアマ側、たかるのは論外として、「皆貰ってるし」「バレなきゃいいか」と何かと理由をつけて貰うのでしょうね。そのくせ、バレたら「渡す側のプロの方が悪い」と責任の押し付け。言わずとも、そういうアマ側の姿勢が伝わってくる。
今回の問題で特に思うのは、
1.プロ側(西武)が、未成年者(高校生)に対して金銭の授受を打診したとすると、さらに酷い。
2.両選手ともに金銭の授受に親が関与していること。並びに、アマ側の対応。
社会人の選手には同情の余地もあり、会見を見た印象もあいまって擁護する方もいるし、私にも多少なりともその気持ちはありますが、ただ、プロ側の甘い誘いに社会人になってからも“乗り続けた”ことは確か。途中で西武側にやめるように社会人チーム側から要請した後も続けて受け取っていた。また、発覚するまで金銭を返金せずにここまできている(西武に入団したら返金すると言うのだろうが)。
大学生の選手の場合は、選手の親・早大監督の言動を見て「あぁ~アマチュア側の人って、発覚したのに悪びれる“そぶり”すらしない、こんな言い草するような人たちなんだ」と多くの人が感じたのではないでしょうか。そのことが、対立するのではなくプロ・アマ一体となった改善策が出されるきっかけに少しでもなれば、まだ気も沈まるでしょうね。
渡すプロ側も受け取るアマ側も、見ている人間を失望させていることには変わりないわけです。アマも選手会も主張していますが、果たしてドラフト制度を変えただけで劇的に変わるのか?どうにせよ、ドロドロとした欲望がハッキリと透けて見えていては、スポーツを見る気が失せます。
今でも西武に入団したいと会見で言っていた社会人の選手はどうなるんでしょうね…。
長文失礼しました。
>アマも選手会も ドラフト制度改革を 主張していますが、果たしてドラフト制度を変えただけで劇的に変わるのか?
言葉が抜けてしまいました。補足します。
プロ側が選手の家庭の経済状態に付け込み、大金を積み上げて囲い込むというのは正直「遣り方が汚いなあ。」という思いが在ります。唯、一昔前ならばそういった遣り方も、「優秀な選手を獲得する為の企業努力」なんて公然とでは無いにしても、球界では言われていたんでしょうね。
又、今回のケースがそうだったか否かは別にして、選手側の人間(選手本人やその家族、監督等の取り巻き連中等。)がプロ側から金を毟り取っていたなんて話も良く見聞する所で、悪い意味でプロ側&選手側に持ちつ持たれつの関係が出来上がっていたという面も在るでしょう。
プロ側が大学生&社会人には所謂”逆指名権”を与え、高校生以下には与えなかった理由の一つに、「社会的に未成熟な選手に逆指名権を与えてしまうと、結果的にその取り巻き連中が逆指名権を”餌”にプロ側に”見返り”を要求する事に繋がりかねず、教育上宜しくない。」といったものが在ったと思います。でも、こんなのは選手が幾つだろうがシステム(罰則)が不備だったら幾らでも起こり得る話で在って、余りにも本音と建前の乖離が過ぎるのではないかという気がずっとしております。
今回のA選手&B選手共に違法な現金供与を受け続けていた、それも”一場事件”が発覚した後にも受け続けていたという意味に於いて同罪なのは言う迄も在りません。唯、A選手の側の人間達に非常に不快感&嫌悪感を覚えるのは、やはり然も自分達は被害者に過ぎないのだという発言を繰り返す”面の皮の厚さ”に対してなのでしょうね(苦笑)。
星野仙一氏が「”ハンカチ王子”をオリンピック代表チームに参加させたい。」といった発言をした所、早稲田の監督が「どういった趣旨で参加を要請しているのか良く判らないし、顔見世興行として参加させられるので在れば彼だけでは無く野球ファンに対しても失礼だと思うので、彼を参加させるつもりは無い。」といった趣旨の発言で拒否の姿勢を見せました。それに対して星野氏が、「あの人(早稲田の監督)はプロに進みたかったが結果的に進めなかった事で、それを恨みに思っているのではないか。」といった発言を講演会の席でしたとか。嘗て「ジャイアンツの遣り方はどうしようもない。そしてそんなジャイアンツを応援しているファンもアホだ。」といった発言で、”ジャイアンツの現状に批判的なジャイアンツ・ファン”ですらも他チームの心無い一部のファンからのバッシングに晒させた”前科”の在る星野氏らしい、底意地の悪い発言に辟易とさせられ(笑)、この点に於いては早稲田の監督に擁護の念を覚えた自分ですが、今回の問題での一連の彼(早稲田の監督)の言動には全く反意を覚えます。
今回の問題で懸念される事はドロップ様も書かれている様に、長年の断絶状態から徐々に雪解け傾向に在ったプロ&アマの関係が、これで再び”冷戦状態”にならなければ良いがという事。不毛な対立は野球という文化にとって、そしてそれに関る人間達にとって決してプラスな物を生み出しはしませんからね。
何か脈絡の無い文章になってしまって申し訳在りません。
五輪監督にボロクソ言われて
腹立ちだったのかも知れませんが、
知らないとは考えにくいですねえ・・
防止策は
「発覚したら、とてつもなく重大なペナルティ」か
「金を渡すのが無意味にする」
倫理観に期待できない以上、
この二つしかありません。
そう、談合防止と同じです・・
今日の報道によると、「A選手の”高校時代の”指導者が、ライオンズからの金銭授受に関する書類にサインしていた。」という事が明らかになりました。決して個人攻撃をしたい訳では在りませんが、高校時代の指導者”迄もが”裏金”を知っていながら、それでもA選手自身は全く知らなかったというのでしょうか?これだけの情報化社会、嘘を付いたとしても必ずやバレます。妙に言い繕わずに、やった事はやったとハッキリ言わないと、どんどん自分が追い込まれて行くだけなのに・・・。
記事の中でも触れましたが、この問題は金額の多寡がどうこうじゃなく、規則に反した裏金の授受が在ったか否かで在って、受け取っていれば同罪なのは言う迄も在りません。
又、仰る様にライオンズだけバッシングして事を終わらせるのでは無く、球界全体で悪しき文化を浄化して貰いたいものです。
今後とも何卒宜しく御願い致します。
「球界の膿を出し切る。」そうなってくれれば嬉しいのですが、何と言ってもこの発言をした何にもせん御仁こそが、球界の膿という話も在りますが(苦笑)。