最近、飲食店で目立つのが、「学生割引」を掲げている所。「幼児割引」や「女性割引」、「シニア割引」を掲げる所は以前から結構存在したけれど、「学生割引」となると学生街以外では、余り見掛けなかった様に思う。
「飲食店の淘汰が激化している。」という話を良く見聞するし、そういう流れの中で「少しでも客を呼び込みたい。」という事から、「学生割引」を掲げる飲食店が増えているのだろう。
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「月額5,980円で毎日ランチを食べられる、定額制ランチ『always LUNCH』が渋谷でスタート」(11月30日、ねとらぼ)
月額定額制でランチが食べられる「always LUNCH」と、同じく月額定額制でドリンクが飲める「always DRINK」が、12月2日から東京・渋谷区で開始します。
「always LUNCH」は月額5,980円(税別)で、提携店舗で毎日ランチを食べる事が出来、「always DRINK」は月額3,480円(税別)で提携店舗で毎日ドリンクを飲む事が出来る、定額制のサーヴィス。2019年10月から開始し、京都や福岡、大阪の一部地区にて提供されています。
今回サーヴィス開始となる渋谷区エリアでは、32店舗が開始時から利用可能で、提携店舗は継続的に増やして行くとの事。尚、ユーザーは全国の提携店舗で利用出来るので、出張や旅行等で他エリアに行った際にも、提携店舗なら利用出来ます。
サーヴィスは、各登録頁から会員登録とカード情報を入力し購入。サーヴィスの解約は、1ヶ月単位で可能です。
更に12月2日~12月31日の期間、「always LUNCH」ユーザー向けのクリスマス・キャンペーンを実施。通常は1日1回のランチですが、期間中限定で利用回数制限が無くなります(※不正利用防止の為、30分毎に1回迄。)。キャンペーン詳細や利用可能エリアは、各サイトで確認出来ます。
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渋谷区で勤務しているサラリーマンが「always LUNCH」を、1ヶ月に(土日、祭日を除いた)「22日間」利用したとする。料金は月額6,578円(税込み)なので、299円/1日という計算になる。1コインどころでは無い、激安価格だ。「運営者サイドが提携店舗に対して、何れだけ支払うのか?」が気になるけれど、そんなに多くは無いだろう。「利用客が、新たな客を呼び込んでくれる為の宣伝費。」という考えなのだろうけれど、生き残りに必死な飲食店の姿が窺える。
問題は、「魅力の在るランチを提供出来る提携店舗を、何れだけ拡大出来るか?」だろう。幾ら安くても、“安かろう悪かろう”では、客は離れる。又、昼休み時間が限られているサラリーマンの場合、そう遠出は出来無い。昼休み時間内に足を運べる提携店舗が少なければ、結局は同じ店許りを利用する事になり、そうなるとサーヴィス自体に魅力を感じなくなるだろう。