気分はガルパン

ここの記事は、みんなの想いを込めた記事・・・。心に響くは、バンツァー・リート !! (大笑)

「倉野川」の倉吉をゆく シーズン1の7 「水月鏡花のコノテーション」

2016年05月25日 | 倉吉巡礼記
「水月鏡花のコノテーション」(日向美ビタースイーツ) 
  ボーカル 霜月凛(CV:水原薫)、山形まり花(CV:日高里菜)
  収録作品 音楽ゲーム「REFLEC BEAT」「pop'n music」「jubeat」「GITADORA」等
         サウンドトラック「Chocolate Smile Girls!!」 曲はこちら


 大岳院から引き返し、レストラン白壁倶楽部の辻に戻りました。この白亜の擬洋風建築は、明治41年に国立第三銀行倉吉支店として建てられたもので、内装の一部をのぞいて当時のままに伝わっています。明治38年に魚町および堺町一丁目周辺を焼失した大火の後に建てられ、より防火耐火を意識して漆喰が厚く塗られています。山陰地域に現存する土蔵造りの銀行建築としては最も優れた意匠を示し、鳥取県下における国登録有形文化財の第一号に指定されました。


 キャラクターパネルを探しつつ、堺町一丁目の街区を北上しました。この辺りには個性的な店舗も多く、上図の「ミタ写真館」もその一つです。最近に外装を新たにしたようですが、構えはなおも昭和の雰囲気を色濃くただよわせます。外観が絵になるので、撮影していた巡礼者も何人か居ました。


 「ミタ写真館」の近くに、懐かしい鯛焼きのお店「米澤たいやき店」があります。創業は昭和23年、倉吉での食べ歩きの人気スポットの一つで、その人気は20年前から変わっていないようです。
 私も倉吉で遊んだ後にこのお店の鯛焼きを二つほど買って鳥取市へ帰るのが常でした。一枚一枚を焼き型でじっくり焼くため、すぐに食べると熱くて唇をやけどしかねないからでした。また大判焼もあり、小豆あんと白あんの二種があり、買う時に小豆あんを「アカ」、白あんを「シロ」と呼んだりしていました。
 また、店内で休憩をかねて食べる場合は、いつもタコ焼きをいただきました。今回、20年ぶりにそのタコ焼きを食べましたが、味は全く変わっていませんでした。思わず、目頭が熱くなりました。

 ひなビタのファンや巡礼者にはあまり知られていませんが、倉吉のソウルフードとしては、牛骨ラーメンと並べてここの鯛焼きを私は必ず挙げます。自分が子供だった頃の味というか、昭和の味覚が素のままに味わえるからです。
 今回、タコ焼きを食べながら店主さんに話をうかがいました。それによるとここの鯛焼きは、戦後間もない頃の、卵が貴重品だった時期に始めたので、卵を使う事が出来ずに仕上がりも白い感じになり、そのまま続けているとのことでした。生地の材料は小麦粉、膨らし粉、水だけで、味付けもせず、皮も薄いので、中の餡の色と旨味が染み出てくる、それをそのまま生かしてのシンプルなものです、ということでした。

 要するに、敗戦直後の貧しかった日本の、素朴なおやつのスタイルであるわけです。年配の観光客の方々の中には食べながら昔を思い出すのか、泣いておられる人もいると聞きました。
 「米澤たいやき店」の紹介情報はこちら


 北の記念道路(倉吉銀座通り)まで行ってもキャラクターパネルが見当たりませんでしたので、バス停「赤瓦・白壁土蔵」の横から魚町の旧街路まで戻りました。


 児童公園の南側から東の玉川沿いに続く古民家の列の景観は、これも「ひなビタ」のワンシーンに登場するので聖地の一つになっています。ストーリー内では、確か日向美高校の近くの「たちばな美観地区」の一画、となっていたと思います。


 白壁土蔵群の代表的な景観スポットが、この界隈です。魚町のほぼ中心にあたり、玉川が東西に流れるのに沿って土蔵が建ち並びます。倉吉市の市報5月号の表紙を飾る、ひなビタ倉野川市との提携記念の画像の景色もこの場所です。


 その中央に位置する「赤瓦一号館」の出入り口に、やっと次のキャラクターパネルを発見しました。この日の14枚目でした。


 わーい、久領堤纒さんだー、纒お姉さまじゃー!!(アホかお前は)

 普段は倉吉市役所の三階のデスクに常駐、ということになっていますが、この期間のみ「街中を巡回」ということでこちらに移動していたもののようです。すると次はどこへ「巡回」するのかが問題になりますが、観光課のタウンマネージャーであることを考えますと、「赤瓦一号館」のような観光定番スポットであろう、と予想されます。
 倉吉の「ひなビタ」キャラクターパネルは時期ごとに位置を変えますので、そのたびにパネル探し、街中巡りの需要が喚起されます。大洗のガルパンキャラクターパネルが「一度見たら終わり」であるのとは違って、最大限に有効な使用法が模索されていると言えましょう。


 玉川沿いにさらに西へ進んで、新町の大蓮寺に至りました。赤提灯を提げる木造の山門は、江戸期まで打吹山の東隣の華到山の麓にあった旧大蓮寺の地から移築されたものとされています。その地は、現在の米田町のダイソー付近にあたります。


 昭和30年に再建された、現在の本堂です。倉吉では最初の鉄筋擬コンクリート建築として知られ、当時は近畿以西では初の「赤蓮華僧伽藍」などと銘打っていたそうで、実際に建物の上部に本尊仏をシンボライズする「赤蓮華」のレリーフがしつらえてあります。

 赤蓮華は、正式には紅蓮華 (ぐれんげ)と呼びます。インドで「パドマ(padma)」と呼ぶのを漢訳した語です。実際に存在する植物で昼に咲きます。仏教では仏陀のいる場所をあらわし、彫刻や絵画では「蓮華座」として造形されます。またヒンドゥー教では、ビシュヌ神とその妃ラクシュミーの象徴とされます。


 大蓮寺の山門前から西側、「赤瓦一号館」の方角をみた景色です。この辺りの散策で口ずさむならば、冒頭の「水月鏡花のコノテーション」あたりが相応しいかな、と思いました。


 次に倉吉博物館に向かいました。途中の観光バス駐車場の周囲には、ひなビタ倉野川市との提携記念の幟が並んで風にはためいていました。


 倉吉博物館では特別展示「北斎」を開催中でしたが、葛飾北斎の浮世絵作品は以前に色々観ておりますので、今回は常設展示の歴史的資料の方だけをさらりと見物しました。
 倉吉博物館の案内情報はこちら


 倉吉博物館は、市の施設ですので、ガイダンスコーナーには市の刊行物や配布物もあります。当然ながら市報も配布していますので、一冊貰ってきました。

 御覧のように、5月号の表紙はひなビタ倉野川市との提携記念の画像の景色となっており、「ひなビタ♪」にならって「くらよし」も「くらよし♪」になっています。ガルパンの大洗でもここまで町報をコラボ表紙にしませんでしたから、行政サイドのノリノリ感は倉吉市がはるかに勝っています。

 なにしろ、「ひなビタ♪」とのコラボ企画は、単なるファンイベントではなく、市の正式な観光振興策として議会の承認を得ています。だから市の観光交流課が窓口となって事業の全てを担い、そのための予算もきちんと計上されています。そのうえで、この4月を起点として三年計画で「ひなビタ♪」とのコラボによる「地域創生」プロジェクトを展開する旨を、広報や新聞などで正式に発表しています。

 それを受けての「くらよし桜まつりひなビタバージョン」の実施であり、周知のように全国から6000人のファンを集めて大成功に終わりました。なにしろ、国内でも稀な伝存度を誇る古民家建築集中地域として国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている打吹玉川地区の街並みを舞台にしていますから、観光の面でみたインパクトの大きさは、ガルパン大洗とは比較になりません。
 しかも、国の文化財指定エリアをひとつの範囲に含めて観光施策として実施するあたり、どう考えても文化庁の指導および承認を得ているはずです。ただでさえ制限規約の多い重要伝統的建造物群保存地区でやるのですから、相当の「特別措置」もしくは「黙認」が図られていると思われますが、それはおそらくガルパン大洗では不可能な案件ばかりだろうと想像されます。大洗では行政側が主導しての動きがまったくありませんから、その意味でも対照的なケースと言えます。

 端的に言うならば、重要伝統的建造物群保存地区にてアニメ等のコラボイベントを公式に大々的に開催するというのは、普通は有り得ないのです。有り得ないと言うよりも、文化財保護および歴史的景観保護の観点から言うと無謀、無茶な試みになります。まっさきに反対や反論が挙がって当局は非難をあびるのが普通でしょう。それ以前に、文化庁が苦虫をかみつぶしたような対応に終始するはずです。
 それを、どうやってクリアしたものか、議会の可決承認というこれまた有り得ない手続きまで踏んで、倉吉市は正式観光計画に据えたわけです。しかもグッドスマイルカンパニー、コナミの二大企業の完全協力の形で、です。ここまでやるというのは、ある意味凄い、相当の税金も投入されるだろうし、それなりに成果は出る、と予想されました。

 それ以前に、倉吉自体が観光地としては稀なインフラ整備の経緯を誇って観光客の評価もトップクラスであります。山陰屈指の保養地として名高い三朝温泉をバックグラウンドにひかえて観光客動員数もかなりのレベルに達しています。
 つまり、イベントを立ち上げてもそれなりに採算が成立するだけの、いわゆる「潜在的観光資源力」というのが、倉吉は目立って大きいのです。鳥取や米子よりは確実に大きいですし、島根県のメインの松江に匹敵するかもしれません。ガルパンの大洗との決定的な差はこの辺りにあるんじゃないかなあ、と私なりには感じています。20年前に自身が魅せられて何度も通ったこと、そして今再び巡礼に熱中し出していることも、倉吉の街の魅力、観光地としてのグランドパワーが地味に大きいからだろう、と解釈している次第です。

 なので、私も、以前からこの「くらよし桜まつりひなビタバージョン」イベントは成功する可能性が高い、とみていました。アニメ等に絡めた「地域起こし」の試みが軒並み不調となるなか、東のガルパン大洗に匹敵する少ない成功例となるだろう、と予想していました。私が最も大好きな場所である倉吉が舞台になるのですから、大感激以外の何物でもなく、ガルパン劇場版を倉吉でも上映したのを一つの契機として、倉吉への巡礼も計画的に取り組んでみることにしました。

 だから、そのスターティングポイントにもふさわしい、4月17、18日の「くらよし桜まつりひなビタバージョン」にはどうしても行きたかったのですが、機会を得ませんでした。いまでもものすごく残念に思っています。
 そこで、次のスペシャルイベントである夏の「倉吉打吹まつり」に期待しています。まだ詳細情報は公表されていませんが、これもおそらくひなビタバージョンになるものと予想しています。今年は8月6、7日に決まっていますので、なんとか休みをとって繰り出したいものです。
 「倉吉打吹まつり」の公式サイトはこちら。 (続く)
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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く24 その7 「ガルパン絵馬と狛犬です!!」

2016年05月24日 | 大洗巡礼記

 大洗磯前神社境内地の内外には、まだ桜が咲いていました。とくに本殿脇のそれが見事な満開状態でした。西日本ではもう散っているところが殆どでしたので、気候の違いがよく分かります。


 参拝後は、ガルパン絵馬の数々を見物しました。上図は葉来緑という同人系漫画家が奉納されたものです。戦車戦のオンラインゲーム「World of Tanks」の公式にて「はじめての戦車道」なるガルパンのコラボ漫画を執筆されている方だそうです。
 私は若い頃ゲームをよくやりまして、数年前までは音楽ゲームにも相当ハマリましたが、「World of Tanks」には全く縁がありません。と言うより、興味が無いです。


 黒騎士シリーズ等のコミックでお馴染みの小林源文さんの絵馬です。模型が趣味の人でこの方を知らない人はまず居ないでしょう。私が参加している模型サークルのメンバーも、皆が知っています。模型雑誌などでドイツ軍関連の連載を長くされていましたから、ドイツ軍ファンには神様のような存在でしょう。


 何枚も絵馬を奉納されている同人系漫画家高永浩平さんの絵馬です。アヒルさんチームの八九式中戦車甲型の車内に、なぜかペパロニが乗り込んでいます。全国大会の二回戦で八九式中戦車甲型の射撃に何度も転がされたことからの意趣返しなのでしょうか。


 佐々木あけびの声を演じている中村桜さんの絵馬です。模型誌にもよく登場し、写真集も出しているので、本職が本当に声優なのかよく分からなくなってきています。

 ちなみに私はガルパンの声優さんに関しては誰のファンでもありません。ずっと昔から五十嵐裕美さんのファンなので、日向美ビタースイーツとの縁もそこから始まりました。五十嵐裕美さんは日向美ビタースイーツの芽兎めうの声を演じており、歌もこなします。


 近藤妙子およびアンチョビの声を演じている吉岡麻耶さんの絵馬です。この人もすっかり有名になりましたね。ガルパンの声優さんは多くがそんな感じです。ガルパンが無かったら、いまも声優として活動しているかどうか、といった感じですね。


 中村桜さんは、イベント絡みよりもプライベートでの訪問の機会が多いようです。御本人がタグチに買い物に来たのに、店主の田口さんが全然気づかず、そのまま中村さんも普通に退出してゆくので、周囲の人々が慌てて教えてあげた、というエピソードを聞いたことがあります。


 私の絵馬もまだありました。奉納してからもう二年になるのですね・・・・。


 随神門を出て、鹿島灘を望みました。


 随神門前の左右に屹立する狛犬です。まぎれも無く備前焼の逸品です。少し前に岡山県備前市の伊部へ行きまして、各地の備前焼の狛犬を見学してまいりましたが、それらと同じ造形表現、仕上がり、雰囲気をもっています。水戸藩が注文して造らせたものでしょう。


 阿形のほうです。陶製なので細部に破損や欠落などが生じていますが、全体として保存状態は良いほうです。東日本震災の揺れにも耐えたようですが、多少のヒビが入っているようなので、いずれ修理が必要になるものと思われます。


 吽形のほうです。こちらが上半身の保存状態は良好です。水戸藩主徳川光圀が備前焼を愛好して同時期の備前焼の大家と交流があった経緯を、何かの歴史書で読んだ覚えがあります。備前焼は六古陶の一種で、成立も鎌倉期と古く、ルーツは古代の須恵器に遡ります。大日本史を編纂して伝統的技術への理解も深かった徳川光圀が備前焼に注目したのも当然でしょう。 (続く)
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ガルパン戦車プラモデル製作の今

2016年05月23日 | 模型制作記
 2016年5月現在、私のガルパン戦車プラモデル制作は、第21作目の聖グロリアーナ女学院チームマチルダ兇鮑遒蟒えたところです。


 現時点で、購入し積み上げてあるガルパン戦車プラモデルキットの一部です。公式キットおよび適応キットで、模型サークルの仲間に頂いたものもあります。


 別の所に積み上げてあるガルパン戦車プラモデルキットです。主にプラッツの公式キット等、箱が大きなサイズであるものを積んでいます。

 一番上に、最近に購入した黒森峰女学園チームマウスのキットがあります。マウスはあまり作る気がしなくて従来は制作計画に入れていませんでしたが、昨今の公式キット群の品薄ぶりを見て、とりあえず確保しておいたほうが良いかもしれない、と考え直して買っておきました。

 プラッツからは、夏にプラウダ高校チームのT34/76が公式キットにて発売予定であるほか、5月の静岡ホビーショーにて黒森峰女学園チームのヤークトパンターの公式キットが紹介されていますので、これらも購入予定です。


 それ以外に、模型サークル仲間からの頂き物、これまでの製作において部品を転用した余りキット等が十数輌分あります。転用等でパーツが無くなったからといって作らずに放置するのももったいないので、ガルパン戦車とは別に、暇つぶし用のプラモデルとして楽しんで活用しています。

 とりあえず、マチルダ兇隆粟後に、続けて上図のように狭羸鐚屐淵織潺筺法▲薀鵐亜淵織潺箋貳如法↓弦羸鐚屐淵織潺筺法△了壱劼鮟腓冒箸瀘て、さらにヘッツアー(タミヤ)を組み立て中です。転用で無くなったパーツ類はジャンクなどから適当に補って、いちおう形にしました。後は塗装を残すのみとなっています。その塗装を、どのようにやろうかな、と思案中です。
 戦車のプラモデルは、時にはガルパンを離れて気ままに作ってゆくのも楽しいですね。


 新発売のガルパンデカールセットVol.4です。モデルカステンのオンラインストアで二枚を購入し、一昨日の21日に手元に届きました。内容的には微妙な品ぞろえですが、これでプラウダ高校チームの劇場版仕様、継続高校チームのBT-42が制作可能となりました。聖グロリアーナ女学院チームと大学選抜チームも必要数が揃いましたが、優勝旗とサンダースのギャラクシー用のは、個人的には使い道が無さそうです。

 今後の計画としては、余りキットの幾つかを組み立てる、模型サークルの知人にリクエストされている「アンツィオ高校チームのいずれか」、読者の方からの要望コメントとして継続高校チームのBT-42、の順になりそうです。
 あと数日で劇場版のDVDが出ますし、6月初めには待望のガルパンアハトゥンク2が発売されますので、劇場版登場車輛の仕様や詳細を、ようやく検証し把握することが出来ます。
 そして、前掲の画像にある積みキットのうちの幾つかは、キット自体が劇場版仕様に近いため、劇場版仕様で作る予定です。劇場版のDVDをチェックし、ガルパンアハトゥンク2を精読しながら取り組む積りです。

 かようなわけで、おそらく今年の夏は、ガルパン戦車プラモデルの製作を主にして過ごしそうな気がします。
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「倉野川」の倉吉をゆく シーズン1の6 「ぽかぽかレトロード」

2016年05月22日 | 倉吉巡礼記
「ぽかぽかレトロード」(日向美ビタースイーツ) 
  ボーカル 山形まり花(CV:日高里菜)
  収録作品 音楽ゲーム「REFLEC BEAT」「pop'n music」「jubeat」「GITADORA」等に隠し曲として収録
         ソロシングル「Five Drops 01 -sunny orange- 山形まり花」 曲はこちら


 倉吉の打吹玉川地区の街並みは、20年前と余り変わっていないところが殆どです。かつての駅前通りであった打吹公園通りに面する店舗の多くが、昔ながらの営業を続けており、山形まり花のパネルを置いているパン屋「エルハイナー永田」も外装を新たにしたのみでした。まり花が歌う「ぽかぽかレトロード」の歌詞「いつもと同じ道 落ち着くあの場所 大好きな場所」は、私にとっては倉吉そのものです。


 この山形まり花のパネルは、前回の訪問時には赤瓦一号館のグッドスマイルカンパニー出張所に置いてありました。定期的に場所を替えているのでしょう。


 このお店の開業は64年前ですので、倉吉では老舗に属します。久し振りにカツカレーパンとメロンパンを購入し、イートインコーナーでコーヒーも追加してお店の方と少し話をしたところ、四年ほど休業して今年の1月から営業再開している、と教えられました。外装を新たにしているのもそのためだそうです。
 ともあれ、懐かしい味でした。次の機会には、既に完売していた、人気一位の「なすミネストローネ」を食べてみたいです。


 「エルハイナー永田」の斜め向かいには、これまた懐かしい昔ながらのお店があります。一階は民芸品店の「民芸TAKAKI」で、二階が蕎麦処の「土蔵そば」になっています。
 この蕎麦屋の始まりは、地元の写真作家または美術家であった高木啓太郎氏が、芸術家たちの集いの場としてオープンしたサロンです。窓からの眺めも良く、室内は芸術家好みの民芸調に整えられ、今ではお孫さんが意思を継いで店を開き、当時のままの空間と景色と雰囲気で楽しませてくれます。蕎麦処は昼のみの営業なので、私はよく昼食をとったものです。
 今回は入る機会がありませんでしたが、味はおそらく昔のままでしょう。いずれ機会をみて立ち寄ってみたいです。


 「土蔵そば」の前から南へ、打吹山を見ながら歩きました。20年前の景色のままなので、若い頃の自分に舞い戻った気がしました。
 あの頃は、何でもかんでも見るもの感じるもの学ぶもの全てが面白く、興味深くて仕方がありませんでした。貪欲に勉強して歴史や文化財の深遠なる真実を必死で追いかけたものです。


 打吹山の城跡にも、いつか久しぶりに登ってみたいです。かつては大陸に通じて国際色豊かな文化を育てた古代伯耆国の歴史、および伯耆守護職山名氏や守護代南条氏が織り成した中世戦国史の隠れたロマンに憧れ、自身を「伯耆守」と称するようになったのは、平成5年からのことでした。奈良に長く住んでいても「大和守」などとは称しませんでしたから、いかに自身がこの地に魅せられていたかが思い起こされます。


 打吹公園通りから左の路地に入って、赤瓦一号館の裏口に回りました。


 グッドスマイルカンパニー出張所の店舗に行きました。前回の訪問時に購入し忘れた「桜ミク」を買うためでした。倉吉楽月工場生産ねんどろいど第一号、という輝かしき記念碑的存在である「桜ミク」を買わないでは「伯耆守」の名がすたります。


 おや、こんなところに、と12枚目のパネルを発見しました。霜月凛と和泉一舞のコンビです。同じ高校生でありながら、ガルパンキャラクターには絶対に出てこない妖しい雰囲気がグッドです。
 何と言うか、もう素晴らしいですな、日向美ビタースイーツの面々は。全国に数個師団を数えるといわれる「ちくわ軍」「倉野川市民」は、彼女たちの曲と歌声に最上の幸福を感じてゆくのです。


 気に入っている景色の一つがここです。打吹山と街並みの石州瓦の波が独特の調和をみせて倉吉ならばでの深い情調ある景観を形成しています。玉川がかつての総構の外郭防御線であったことが伺える景色でもあります。


 まちかどレストラン&カフェ「白壁倶楽部」の、この日のランチメニューです。昔はカレーやパスタやオムレツなどが人気定番の洋食屋さんだったのですが、いまでは高級レストランに近くなっていて、価格も高そうな感じになっています。ですが、実際にはリーズナブルな価格で本格的な洋食が楽しめるお店です。
 「白壁倶楽部」の公式サイトはこちら


 近くの景観保全区域の古民家の一軒も、倉吉では知られたグルメの名所です。暖簾に「清水庵」とあるのが店名です。


 「清水庵」は餅しゃぶのお店として有名です。お肉ならぬお餅を湯に浸けて柔らかくしていただくという、元は餅屋であったお店ならばでのメニューが、観光客の好奇心と興味をそそっています。昼時に行くと、いつも満席です。
 なので、まだこのお店で食事をしたことがありません。20年前はまだ餅屋さんでしたし。
 「清水庵」の公式サイトはこちら


 「清水庵」の東には、街並み景観保全地区の東側を占める大岳院があります。安房里見氏ゆかりの古刹で、里見氏最後の当主と家来たちの墓所もあります。


 そして本堂の軒下には、山形まり花のパネルがありました。古い街並みの中のお寺で、彼女が歌うならば、間違いなく「ぽかぽかレトロード」です。歌詞も雰囲気も、ピッタシです。


 「あの雲も 時間さえも 今だって流れてく」
 「空の色はころころ変わるけど いつまでもこのまちは変わらないよ ぽかぽか」
 いいですなあ、ひなビタ最高!倉野川は最高!倉吉はいいぞ!倉吉は最高!ちくわ軍万歳!イエーイ!! (アホかお前は)


 山形まり花の歌声を、境内の片隅に眠る安房守里見忠義主従の御霊も、きっと聴いておられることと存じます。倉吉に新たな可能性を呼ぶであろう、新コンテンツの行く末を、優しく見守って下さっておられるものと思いたいです。 (続く)
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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く24 その6 「大洗磯前神社の籠彫です!!」

2016年05月21日 | 大洗巡礼記

 劇場版にも登場した、お馴染みの赤い橋を渡りました。大洗磯前神社への連絡路の一つです。


 いつも鹿島灘が望まれる景色を撮っていたので、反対側の東光台方面の景色は、今回初めて撮りました。


 大洗磯前神社の門前です。


 ガルパン大絵馬も、装いを新たにして劇場版ポスターの図柄に合わせてありました。


 神社本来の大絵馬です。今年は申年です。


 今回は、この神社の籠彫を観察してみました。上図は拝殿の向背下の部分で、彩色が施されています。色を塗れば美麗にはなりますが、彫刻本来の立体感は薄れます。彫刻の各所に出る影や陰影などが、彩色のおかげで目立たなくなるからです。


 こちらは随神門の木鼻の籠彫です。彩色はなされず、白木のまま仕上げた状態ですが、こちらの方が彫刻らしい立体感に溢れています。


 波涛の中を滑空して飛びぬける水鳥二匹を表現している籠彫です。


 随神門の出入り口の上の欄間部分が、とくに見応えがあります。外回りの木鼻の大半が波や水面を表して海の姿を切り取る意匠であるのに対し、こちらは松を並べた海岸の陸地を表しています。


 松の間を降下するように飛ぶ鷲です。片翼を捻って羽ばたく瞬間をよく捉えています。


 松の部分です。形はやや抽象的に造ってあるものの、松だと分かる造形の一線だけは崩していません。


 外回りの木鼻の籠彫のなかで、面白いなと思ったのが上図の作品です。波間を飛ぶ水鳥の向きが、この作品においてのみ内側へと表されています。外へ飛び出すのではなく、波間の水面に今まさに飛び込もうとしているような姿です。泳ぐ魚を捕捉して一気に捕えようとしているかのようです。

 これらの籠彫が、前回の訪問時に那珂湊の四郎介稲荷神社で見学した籠彫と同時期の、同じ作家の作になるのかどうか、が今回のテーマでしたが、結論としては、時期も作者も異なる、と考えます。ただ、造形表現に近似性がみられますので、系譜上は同系の作家であろう、と推定されます。 (続く)
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