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「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く18 その4 「空港内のスタンプラリー完了です!!」

2015年08月30日 | 大洗巡礼記

 澤梓は、「AIRPORT PLAZA」の脇の通路に居ました。「AIRPORT PLAZA」は茨城空港からの就航地の名産品および韓国の製品などを販売しています。


 空港内に設置されているウサギさんチームのパネルは、6人とも新たにデザインされたもので、大洗でも二代目パネルとして配置されています。旧パネルに比べるとやや若い感じに見えます。


 「AIRPORT PLAZA」と吹き抜けをはさんで反対側にある「SKY ARENA」の脇には大野あやが居ました。「SKY ARENA」は、茨城空港の所在地である小美玉市をはじめとする茨城県の特産物などを販売しています。干し芋、納豆、乳製品などが人気だそうです。


 スタンプを押して次へ移動しようと外側を見た途端に、アンドー氏が近づいてくるのが見えました。そういえば外の轟音も止んでいて、自衛隊機の訓練飛行が一段落したようでした。それでアンドー氏もスタンプラリーに移行して楽しんでいるのでしょうが、問題は何やら歌いながらスタンプ設置場所を回っていることでした。近づいてくるので、歌詞がだんだん聞こえてきました。歌手の伊藤久男のファンですから、歌い方も伊藤久男風でした。

「・・・よーくにかがやく、ひのまると、むーねにえがきし、あかわしの、しるしーはー・・・」
「なんで加藤隼戦闘隊を歌ってるわけですか・・・」
「聞いて驚くな、加藤建夫率いる飛行第64戦隊は、ここ百里飛行場を基地としていたんやで」
「えっ、それは初めて聞きました・・・」
「そりゃそうやろ、今のはほんのジョークやからな」
「・・・・」


 次のスタンプ設置場所へ移動する際に、アンドー氏が上図右の「海のもしもは118番」のポスターを指して言いました。
「これやな、前に星野がブログで書いてたのは」
「そうです。海上保安庁のポスターですね」
「ガルパンのキャラクターは、戦車だけでなく船にも乗るんだねえ」
「いや、これは単なるイベント用のコラボポスターなんで、実際に劇中で巡視船に乗ったということではないんで・・・」
「この巡視船は、もしかして、実在するのか?」
「ええ、時々大洗港に停泊していますんで、自分も何度か見たことがありますよ」
「俺は昨日は大洗の港にも行ったけど、それらしい船はおらんかったぞ。なんて名前の船や?」
「あかぎ、です」
「すると隣には加賀、蒼龍、飛龍もいるわけやな」
「いるわけないでしょうが」
「蒼かったなあ、ミッドウェーの海と空は・・・」
「・・・・」


 最後の丸山紗希は、「亀じるし」の隣の「茨城県PRコーナー」に居ました。
「これが、薬莢捨てるとこ、の子やな」
「そうです」
「この右手は何を表しているんかね?」
「知りませんよ・・・」
「分からないことは、ただちに辞書を紐解いて調べるんや。広辞苑はどこにある?」
「・・・・」(丸山紗希状態)


 私のスタンプラリーはここで完了しました。アンドー氏の方はあと2人分が残っているということで、一階へ降りていきました。再び加藤隼戦闘隊を歌いながらでした。
 エスカレーターで氏とすれ違った若い女性三人組が驚いて身を引き、そのまま振り返って見下ろして、それから指差し合って何事か囁き合い、そしてクスクス笑っているのでした。一緒に行動していなくて幸いでした。


 今回のスタンプラリーにおいては、空港で貰ったパスポート風台紙の他に、以前から使用している大洗スタンプノートも持参し、これにも押して回りました。ウサギさんチームの6人のスタンプを一つのページに並べると面白いかも、と考えたのですが、時折見かけた二、三人のガルパン巡礼も同じことを考えているようで、同じスタンプノートを持っていました。ガルパンファンの考えることは一緒だな、と納得しました。


 大洗スタンプノートは大きいので、予想通りにウサギさんチームの6人のスタンプが全て一ページにおさまりました。空港で貰ったパスポート風台紙のほうは、一ページに1人ずつのスタンプを押しましたから、こうして6人全部を一目で見られません。
 ともあれ、茨城空港与沢ターミナル内でのスタンプは全て押しました。が、スタンプラリー自体はまだ完了していません。あと1個のスタンプを、大洗のリゾートアウトレット内のガルパンギャラリーで押して、それで完了となります。


 二階の送迎デッキに出てみました。時刻は10時を回っていて、札幌発の便が滑走路から乗降停機エリアにゆっくりと入ってくるところでした。送迎デッキには既に多くの出迎え人または見物人が居て、子供たちも沢山居ました。何人かが飛行機に向けて手を振っていました。


 ガルパンPOPの所へ移動し、そこから飛行機の停機作業をしばらく見物していました。まもなくアンドー氏もやってきて、スタンプラリーが完了したぞ、と上機嫌でした。歌が好きで、機嫌が良い時はよく唄いだす氏ですが、今回も例外ではなく、「アーホイヨー」と十八番の「イヨマンテの夜」を謳いだすのでした。が、私には「アホやよー」としか聞こえませんでした。

 近くの人々が呆れて見ているのも構わずに「もえろ、ひとよるを、ああー、わがむーねにー」と熱唱するアンドー氏でした。模型サークルの飲み会などで必ずこれを歌い、その意外な上手さと激唱ぶりから「戦慄のイヨマンテA」とあだ名されている氏ですが、本人は「どこが戦慄なんや、感激のイヨマンテAというのが正しい」と威張って言うのでした。

 氏が歌い終わると、意外なことに、近くのベンチに居た老夫婦がパチパチと両手を鳴らしました。それに向かって深々と頭を下げるアンドー氏に、老人が「あなた、歌が上手ですな、伊藤久男の真似も良かった。いや懐かしい・・・」と話しかけました。
「伊藤久男は、やっぱりいいですなあ、「イヨマンテの夜」もそうだが、「オロチョンの火祭り」もなかなかの味わいがある。知ってますか」
「もちろんですとも」
 大きく頷いて、それを歌いだそうとするアンドー氏を「時間がありません」と引っ張り、老夫婦に丁重に会釈しつつ、施設内のエスカレーターまで引きずりました。

「なんやなんや、ええところやったのに・・・」
「伊藤久男歌謡ショーやってる場合じゃないでしょうが」
「星野には歌が難しすぎたかな、分かりやすいやつでドラゴンズの歌はどうや?」
「結構です・・・」
「ジャジャン、ジャンジャン、いざ勝てわれらのドラゴンズ・・・」
「結構です、って言ってるでしょうが・・・。戦闘機を見るんじゃないんですか?」
「おおっ、そうやった、心のファントムが俺を呼んでいるんや・・・!!」
 一気に伊藤久男から一介の飛行機マニアに立ちかえったアンドー氏でした。  (続く)

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2 コメント

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Unknown (おかあき)
2015-08-31 09:20:21
とんだ熊祭りでしたねw
一緒に居なくて、本当によかったですね。(^_^;)
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熊祭り (ホシノ)
2015-08-31 21:09:45
いやー、アンドー氏の熊祭りは気合が入り過ぎてるので、近くにいると延焼の危険があります。(苦笑)
周りに人が居ようがお構いなしで、どこでもリサイタルステージになってしまいます。大洗でも歌ったんですか、と聞きましたら、マリンタワーと大洗海岸で歌ったそうです。そっちの方が、一緒に居なくて幸いでした・・・。
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