シャボン玉の詩

前へ前へと進んできたつもりでしたが、
今では過去の思い出に浸る時間も大切にしなければ、
と思っています。

有難う、お嬢さん

2017-08-26 09:41:17 | Weblog
眠気眼で障子を開けたら、ちらりと君の姿が見えた。
と思ったら、突然窓ガラスをすり抜けて飛び込んできた。
いきなりだもの、びっくりしたよ。
まさかこんなにも美しい衣装付けて現れるなんて思いもよらなかったもの。
あっ、僕の顔見て微笑んでいる。
何かを伝えようとしている。
優しいんだね。
こんな泥臭い病人に寄り添ってくれるなんて。

嬉しくてね。
それから僕は色んなお話をさせてもらったよ。
時々君は顔ゆらゆらさせて声立てて笑うんだね。
それがとても可愛いい。
濃紺の紫色が曇り空にぴったりで、凄く綺麗だよ。
まるで天使みたい。

きっと今日はいいことがあるような気がする。
多分君がそれを届けに来たんだね。
何だか最早体調が良くなってきているようだよ。
有難う朝顔のお嬢さん。

夕方にはお別れだろうけれど。
束の間のことであったと涙するかもしれないけれど。
それでいいんだよ。

待ちますよ。
いつか必ず会えることを信じて待ちます。

それはそれとしてとに角、
折角頂いた心地良い1日を精一杯頑張らなきゃ。
何から手を付けて行こうかな。





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