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懐かしの歌謡曲(7) この愛のときめき

2007-02-13 21:57:44 | 音楽:歌謡曲
西城秀樹 昭和50年2月25日 発売
作詞:安井かずみ 作曲・編曲:あかのたちお

 またまた作詞はZUZUです。恋に対して臆病で、繊細な気持ちがウマく表現されていますネ。
 「♪そっと手を伸ばせば 綺麗な体に触れられるのに」
なんてドキっとする表現は、子どもの頃には歌うのに照れてしまいました(*^o^*)
 (私は当時9歳‥‥(^^ゞ)

 作・編曲のあかのたちおさんは「やつらの足音のバラード」(『はじめ人間ギャートルズ』)や「サウルスくん」(『クムクム』)などの、アニメソングの中でも私の大好きなEDテーマを編曲された方です。

 イントロには、サビと同じ歌詞(「♪どんな風に」)とAメロの2バース目のコード進行を使い、両方のイメージを喚起させるようになっています。しかし、この「コーラス隊による歌詞の歌唱」はあまり好きではありません。ここが弦楽隊での演奏だったら、もっと気に入った歌になっていたかもしれません。

 Aメロでは
  A♭  C7  Fm  B♭  D♭  B♭m  E♭7  E♭7
  A♭  C7  Fm  B♭  D♭  E♭  A♭  E♭7
という半音で滑らかな、ロマンチックな進行(今、ギターで拾ったもので、かなり大雑把なコードです(^^ゞ)に、透き通った音色のリード・ギターが絡んできます。最初の長3度上がる進行が切ない響きです。
 ベースはルート(コードの根音)ではない音を鳴らし、実はメロディカルなプレイを聴かしてくれています。

 サビの「♪どんな風に」からは
  A♭  B♭  D♭/D♭m  E♭7
  A♭  B♭  D♭/D♭m  A♭
と、最初に長2度上がる進行が明るさを感じさせます。これは私が大好きな「Eight Days A Week」(ビートルズ)と同じ進行です。
 私はこのサビの引っ掛かるようなリズム・アレンジが好きではありません。16ビートのすっきりしたアレンジの方が魅力が増すと思うのですが‥‥。ただし、イントロ(それと同じ間奏も)とのメリハリをつけるための多少の工夫は必要になります。バスドラムやラテン・パーカッション、またはハイハットなどでの違いで充分に表現できるでしょう。

 最後のサビのリフレインでは半音上がる転調で、さらに高揚する気持ちが表現されているようです。

 「イントロのコーラス隊」と「サビのリズム・アレンジ」の分を差し引いても、大変魅力的な歌です(^o^)/

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2 コメント

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ヤングマンだけじゃないですよね。 (rosyblue)
2007-02-13 23:01:16
自由人大佐さま

私の西城秀樹さんの好きな曲べスト3はこの「この愛のときめき」と
「恋の暴走」と「ラストシーン」なので、
ドキドキしながら読ませていただきました。

最初のコーラスはそれまでの絶叫型の曲とイメージをかえるために
意識的に作られたのでは・・・と思います。

コードを載せていただいたので早速ピアノで弾き語りしてみました。
やっぱり半音がゾクゾクするほどかっこいい曲ですね。
西城さんの歌い方も大人っぽくてステキです。

サビは自由人大佐さんのご意見に大賛成!
ラテンっぽい16ビートのアレンジが絶対似合うと思います♪
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ドキドキさせちゃいました? (get_better4uまたは自由人大佐)
2007-02-14 19:00:01
 とんでもない記事を書きそうで?(笑)いえいえ、冗談です。

 細かいテンション・コードは無視していますが、大体の線で合っていますよネ? 第1バースのリード・ギターや第2バースのコーラスが、コードの半音進行の美味しいラインをなぞっていることがよくわかります。

 私は「♪触れられるのに」から張りのある声に変わるところがお気に入りです。西城さんって、声のニュアンスをいろいろ持っていて、素晴らしいボーカリストだと思います。

>サビは自由人大佐さんのご意見に大賛成!

 そう言っていただけると安心します。ちょっとタンバリンやコンガを加えるだけでも良かったかもしれませんネ。
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