本日は代休でお休み(^o^) 「人間は続けて働くと疲れる」ということを実感しております。(←ブログ更新が滞っている言い訳か?)
私は休みの日なのに、子どもたちは学校に行っているので、特にどこにも出掛けずにノンビリしております。
午前中からダラダラとTVを見ておりますが、どこのチャンネルも似たような情報バラエティばかりですネ。世の有閑マダムたちはこういう毎日を過ごしているのでしょうか^^;
番組本編はつまらないのですが、CMはなかなか興味深いです。午前中にはこんなにも多くの通販のCMが流れているとは! ドイツ製のナベやら、布団圧縮袋だとか、ダイエット食品だとか、コンピューターやら‥‥エトセトラ、エトセトラ‥‥。
そろそろシーズン到来ということなのか、風邪薬のCMが増えましたネ。
「1980年、すでに人類は地球防衛組織『SHADO』を結成していた。SHADOの本部はイギリスのとある映画会社の地下深く秘密裏に作られ、沈着冷静なストレイカー最高司令官の下、日夜謎の円盤UFOに敢然と挑戦していた。
『S.I.D.』。コンピューター衛星。このS.I.D.がUFO侵入をキャッチすると、直ちにSHADO全ステーションに急報。
『スカイダイバー』。それはSHADOの海底部隊。世界で最も進んだ潜水艦である。その前部には『スカイワン』と呼ばれるジェット機が装備され、海上を超スピードで進み敵を撃破する。
人間の最高頭脳を結集して作られたSHADOのメカニック。
『ムーンベース』は月面基地。ここにはミサイル邀撃機『インターセプター』が非常事態に備えている。
UFO撃退の準備はできた。」
という『謎の円盤UFO』(日本放映:昭和45('70)年)で特撮ファンにはお馴染みの矢島正明さんの声がCMによく流れることが気になりました。特撮好きの方には『宇宙大作戦(原題:Star Trek)』(日本発放映:昭和44('69)年)の「カーク船長」の吹替えもお馴染みですネ。『クイズ タイムショック』や『ベルトクイズ Q&Q』の出題の声としても昭和世代には懐かしいと思います。
ちょっと前まではジブリ作品のCMもありましたし、最近は「明治チョコレート」のCMのナレーションもされています。大正製薬の「リポビタンD」や「パブロンゴールド」は30年間変わらぬ力強さ! この「変わらぬ」というところが非常に重要で、私たちは30年前と全く同じ感覚で聞くことができます。
同様に変わらないお声としては、
「奥様の名前はサマンサ。そして、旦那様の名前はダーリン。ごく普通の2人はごく普通の恋をし、ごく普通の結婚をしました。
でもただ1つ違っていたのは、奥様は魔女だったのです。」
でお馴染みの『奥様は魔女』(日本放映:昭和41('66)年)のOPナレーションやTV版『チャーリーズ・エンジェル』(日本放映昭和51('76)年)の「チャーリー」の吹替えの中村正さん。中村さんは元々ソフトな語り口で、お歳を召してもイメージが変わりませんネ。
「『仮面ライダー=本郷猛』は改造人間である。彼を改造した『ショッカー』は、世界制覇を企む悪の秘密結社である。
仮面ライダーは人間の自由のためにショッカーと闘うのだ!」
という『仮面ライダー』(昭和46('71)年)のナレーションで有名な中江真司さんはここのところ大活躍で、いったいいくつのCMや番組のナレーションをされているのでしょう。『学校へ行こう』や『トリビアの泉』のナレーションで若い人にもお馴染みのお声ですが、オールド特撮ファンの方々は最近「メトロン星人」の声でパチンコのCMをされていてニヤっとしていることでしょう(^o^)
ところが中江さんの声の張りに衰えを感じ、私は寂しく思っております。クールで感情を抑えた語り口はいつまでも続くものと思っていましたが、だれでも歳はとるものだということを痛感します。
「今日もまた、地球のあらゆる所に陰謀、裏切り、暴動が渦巻く。その渦中に飛び込む彼ら。恋も夢も望みも捨てて、至上の掟に命を懸ける。
彼らの求めるものは自由。願うものは平和。彼らはこう呼ばれた。」
「ハードボイルド、Gメン'75。熱い心を強い意志で包んだ人間たち。」
「昔むかし、この世に人間が現れる遥か前、世界は天も地も1つで、ドロドロと溶岩のように漂い流れておりました。
やがてそれが少しずつ固まり、4つの大陸ができました。その中の1つ、東勝神洲の一部に山がありました。その名を花果山といいます。
その後、何万年経ったことでしょう。この花果山に不思議な石が生まれました。石から生まれたこの卵は、まるで霊魂でも宿っているかのようでした。そして、ある嵐の夜‥‥」
などなど、印象的なナレーションを数多く語られた芥川隆之さんがお亡くなりになって久しいですが、30年以上も続き今も聴くことのできるナレーションがいつまでもあるわけではないことを、何となく思いました‥‥。
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かつては「これを聴かなきゃ始まらない」的な名ナレーションが多くありましたが、最近はなかなか聴かれなくなりました。
「名文・名調子」のナレーションは、番組の顔であり財産。今でも全文、思い出せるナレーションは数多くあります。
自分でも番組のナレ原稿を考える時は、かつての名ナレをもじる時があるんですよ(笑)。
でもさすが大佐様。こんなに早く記事を上げられていたんですね。感服しました(笑)。
拙ブログでも、これからナレーションに関する妄想をアップしていきます。また呆れず、お付き合い下さい。
毎回オープニングを飾るナレーションのうち、私がかなり印象に残っているものを4人のナレーターの方に限定して書いた記事でした。この記事を書いた時には、中江真司さんはまだご存命でした‥‥。
毎回聞いていただけあって、ほとんどソラで言えてしまうほど覚えています。(さすがに『西遊記』は長過ぎるし難しいですが。)番組の設定を毎回再確認できるのと同時に、途中から見る視聴者にも親切なものでした。上記の番組が「一話完結」のものばかりなのも、途中から見ても楽しめる要素でした。
今年はパブロンのナレーションは、そっくりなトーンですが矢島さんではないようです‥‥。ちょっと残念‥‥。