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懐かしの歌謡曲(13) 雨のバラード

2007-10-20 20:03:38 | 音楽:歌謡曲
 このカテゴリーは久々です~(^^ゞ


湯原昌幸 昭和46年4月1日 発売
作詞:こうじはるか 作曲:植田嘉靖 編曲:玉木宏樹

 このブログでは古い方の部類に入る歌です。私はリアルタイムで好きだったわけではありませんが、いつの間にか知っていた歌です。「また逢う日まで」「さらば恋人」「おふくろさん」「17才」と同時期の歌なので、けっこう歌謡曲の番組を見始めていたからかもしれません。
 それよりも、このきれいなメロディはインストルメンタルでの演奏で耳にしたことが多かったかも。イージーリスニング向きのメロディですよネ。

 作詞のこうじはるかさんと作曲の植田嘉靖さんは同一人物で、湯原昌幸さんがボーカルを勤めていたスウィング・ウェストというGSグループのリード・ギターの方だそうです。そして、この「雨のバラード」という歌は、そのスウィング・ウェストのレパートリーだったようです。しかし、この歌のボーカルは梁瀬トオルさん(リズム・ギター)が担当されていたようです。(原曲は全く知りません‥‥(^^ゞ)
 湯原さんはこの歌を歌いたかったんでしょうネ。そして、見事オリコン1位で60万枚以上を売り上げる大ヒット曲にしてリベンジを果たしました(^o^)/

 編曲の玉木宏樹さんは、こちらのブログの特撮系の読者の方なら、『怪奇大作戦』の音楽担当として有名でしょう。

 ストリングスによるイントロはバイオリニストの玉木さんらしく、劇的で派手です。どこか「ツィゴイネルワイゼン」を彷彿させます。

 八分音符で刻むピアノとグロッケンがメロディとの相性がよく、この歌を印象的なものに昇華しています。
 Aメロの最初のバースでの低いストリングスは、控えめですが雰囲気があります。2回目のバースはちょっと派手過ぎかも‥‥。そしてここでのブラスは不要なように感じます。
 直前までのメロディは全く同じながら、1回目のバースの最後が「♪淋しそうで‥‥」で続きそうに終わり、2回目は「♪雨に煙る街角~」と完全終止で一旦完結します。
 少しハスキーな湯原さんの歌い方はムード歌謡のようで、ロック調のアレンジとの違和感が良い雰囲気になり、「歌謡曲らしさ」を生み出しています。

 Bメロは完全に歌謡曲のノリ!(^o^)/ これぞ歌謡曲! 湯原さんのダブルトラッキングによるハモりがカッコいい! ブラスもストリングスもハデハデ! この時代特有の動き回るベースもイイですネェ。

 最後がメジャー・コードで終わるのが清々しいです。


雨のバラード 湯原昌幸

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2 コメント

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雨の日の定番? (北国の人)
2007-10-21 23:52:30
今でもラジオでたまに聞くことがあります。心なしか、雨の日によくかかるような(^_^;)。

湯原さんといえばこの歌のほかにも、せんだみつおさんと一緒にテレビのバラエティ番組に出ていた印象があります。いずれにしても、かなり昔のことですね。

昭和46年4月1日発売・・・、私が生まれる11日前だ。(私は4月12日生まれです。計算合ってるかしら?f^_^;)

昭和46年のヒット曲、他には「わたしの城下町」「よこはま・たそがれ」「知床旅情」「さらば涙と言おう」「空に太陽があるかぎり」などもありました。(CD「青春歌年鑑」によると)

「雨のバラード」こちらは「続・青春歌年鑑」に収録されているようです。
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定番ですネ (get_better4uまたは自由人大佐)
2007-10-22 21:34:22
 歌詞だけでなく、メロディも曲全体の雰囲気も雨らしいです。(サビはかなり派手ですが)

 「青春歌年鑑」のシリーズに収められているということは、時代を象徴するヒット曲だということですネ。(ただし、権利関係で収録されにくい歌もありますが‥‥。五木ひろしさんや森進一さんの歌が「続~」から収録されるようになったのもその辺りの事情でしょう。)

>湯原さんといえばこの歌のほかにも、せんだみつおさんと一緒にテレビのバラエティ番組に出ていた印象があります。

 『せんみつ・ゆはらの~』という番組名やコーナー名がよくありましたネ。
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